
先日、篠山プチツーリングの帰りに走行中エンストしてしまったプレスくんだが帰宅後、何度キックをしてもエンジンはかからず。
仕方が無いんで翌日、バイク屋さんへ押して持って行く…が、ココで問題発生!
定休日でもないのにシャッターが降りているんでおかしいなあとシャッターに貼られた紙を観ると「店主、急病のため~云々」。
なんでも正月明けまで療養のため店は休むとの事。
う~ん、どこまでツイてないんだ、ワタクシは(苦笑)
でも、考え様によってはコレは「お前が自分で直せよ!」と言う試練なのかもしれん…あと、故障に関してちょっと思い当たるトコがあるんで、やるだけやってみようかと。
そんな訳で家に向け、再びプレスくんを押すワタクシであった。
ココで少し話は遡って先月末頃、エンジン音の中に「カチカチ」と言う音が紛れ込んでいる事に気が付いた。
で、Webで調べたところ、そのカチカチ音はタペット調整をやれば静かになるらしい。
そんな訳で、調整に必要なシックネスゲージとタペットアジャスターレンチを購入し挑んでみた。
しかし、イマイチ理解力の無いワタクシはシックネスゲージを入れる隙間がどこか分からずWebを徘徊しどっかのブログの写真を観てロックナットとロッカーアームの間にシックネスゲージを挟み隙間を作るのだと勘違いしてしまったのだ。
で、ロックナットもアジャストスクリューも緩めたり締めたりしまくったんで勿論、デタラメな位置になってしまう…結果、何度キックしてもエンジンがかからなくなってしまった。
いやいや、こん時は焦ったねえ。
その後、数日かけてWebを調べ回った結果、ワタクシが思い込んでいたタペット調整がデタラメだった事に気が付いた。
で、改めてアジャストスクリューとバルブステムの間にシックネスゲージを挟んで調整し無事、エンジン復活(苦笑)
そんな訳で今回もタペット付近が怪しいんじゃないかなあ?と思っていたんだが、ひとつ気になるのは今回は走行中に突然エンストしたって事なんだよなあ。
とは言え、他に打開策があるわけでもないのでとりあえず吸気側のタペットカバーを開けてみた。
すると、↑の様にロックナットもアジャストスクリューも弛んでいてロッカーアームがゆるゆる状態…嗚呼、ロッカーアームとバルブステムの間がもはや隙間と言うか空間になっておりますよ(苦笑)
う~む、やはり前のタペット調整の時にきちんとロックナットを締めてなかったんだろうか?
で、朝から殆ど全開走行だったんでナットが徐々に弛み、それに伴いアジャストスクリューもどんどん弛んでしまい↑の様になったのかもしれないねえ。
そんな訳で改めてタペット調整をしてみる事に。

で、作業がしやすい様にブロックの上にセンタースタンドを立てリアを下げる。
いやいや、ウィリー状態ですなあ(苦笑)

そしてクランクケースカバーを外し、フライホイールのTマークとクランクケースの切り欠き部分を合わせて圧縮上死点を出す。
が、なかなかTマークが止まってくんないんで↑の様に割りばしを挟み固定。

で、アジャストスクリューをシックネスゲージが挟めるトコまで下げ調整開始。
ココで↑の様にタペットアジャストレンチを使ってアジャストスクリューの位置を維持したままロックナットを締める。
勿論、ナットの方はビシッと締めときましたよ(苦笑)

で、↑は排気側なんだがコチラは0.04mmのゲージが何とか入るくらいの隙間だったんで特に触らず終了。
その後、エンジンをかけようとキックを降ろすと「ブル~ン!」と1発始動!
おお~、動いた♪
いやいや、一時はどうなる事か思ったがこうして再びプレスくんのエンジン音を聞けて良かったよ。
とは言え「ナットを締める」事の重要さをまだ理解出来てないとは…スイングアームの時に学習した筈なのにねえ、反省。


管理人のガトーと申します。
いつも観て頂いているとの事ありがとうございます…いやいや、こっそりじゃなく胸張って堂々と観て頂ける様、頑張ります(苦笑)
仰る様にタペット調整のシックネスゲージを挿す場所は分かり難いですねえ。また、写真も撮りにくいトコなんでWebでも検索するもなかなか分かりやすい写真がなく困りました。