普通の日々

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来年も不安

2012-05-31 23:45:38 | ニュース関連
綾瀬はるか主演大河に西田敏行、黒木メイサら出演…大河ドラマ「八重の桜」 (スポーツ報知)
【NHKは30日、綾瀬はるかが主演する来年放送の大河ドラマ「八重の桜」の主な出演者を発表した。
 物語は同志社大の創設者新島襄の妻となる八重が主人公。今回の発表分は、八重が前半生を送った会津藩ゆかりの登場人物16人。八重の兄で「心の師」となる山本覚馬に西島秀俊、戊辰戦争で八重と共に大砲隊を指揮した最初の夫川崎尚之助に長谷川博己を起用。福島県出身の西田敏行が会津藩の家老西郷頼母を演じる。八重のライバルというべき中野竹子は黒木メイサが演じる】

 今から来年のドラマにどうこう言うのも何なんですが、視聴率的には思いっきり不安がありますよね、来年の大河。何せ主人公の知名度的には圧倒している筈の「清盛」がこれですから。
「平清盛」ワースト10・2% 視聴率1桁危機 (スポーツニッポン)
【俳優の松山ケンイチ(27)主演のNHK大河ドラマ「平清盛」(日曜後8・00)の27日の放送回(第21話)の視聴率が今年ワーストの10・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが28日、分かった】
平清盛 ザックジャパンが相手では… (日刊スポーツ)
【「平清盛」の次回放送される6月3日には、同時間帯にテレビ朝日系で「2014サッカーW杯ブラジル大会アジア最終予選・日本×オマーン」が放送されることで、最低記録の更新、初の1ケタ視聴率の危機に立たされている。局内にも「また、下がるのではないか」などの声が漏れている】
 まあ、「篤姫」・「江」も本人の知名度はそんなに無かったがそれなりの数字は残しているから、知名度が視聴率に与える影響はそんなに大きくない感じもするが、来年の大河には「篤姫」・「江」には無かった弱点があるんですよね。それは本人以外の知名度。
 「篤姫」・「江」には歴史上の有名な人物が多数登場した。が、来年の大河には歴史上の有名な人物はそんなに登場しそうにない。幕末~明治が舞台になるけど基本的には新選組も維新三傑も主人公に絡んで登場する要素は無い筈。会津戦争で土方歳三はなんらかの出番があるかもしれませんが。それに時代が大きく動いているとはいえ、主人公はその動きには殆ど関与していない。関与したといえるのは会津戦争だけ。知名度の低い登場人物ばかりで知名度の低い出来事を映像にする・・・・やっぱり、不安しかないですよね、これ。
 前にも書きましたが主人公の功績からすると大河よりも朝の連ドラの方が合っている気がするんですがね。何でこれを大河にする気になったのかなぁ?

NHK“清盛”衰亡する4つの理由!作家・麻生千晶氏が分析 (夕刊フジ)
【まず「『平清盛』という題材選びが間違い。日本人にとって平氏は逆賊、“悪い方の人々”と教科書教育上の織り込みがあり、特に大河視聴者の高齢層にその傾向が強いと思われる」とピシャリ】
 私や私より下の年代だと『逆賊』というイメージはそんなに無いと思うんですがね。そもそも逆賊が駄目というのなら、足利尊氏を描いた「太平記」なんか惨敗している筈ですけど。
【映画やドラマで“演技派”の呼び声が高い松山ケンイチ(27)の主演についても、「間違いなくミスキャスト」とバッサリ】
 彼の演技力については良いと書いてある記事とダメと書いてある記事の両方を読んだ事があるんですよね。果たしてどっちなんだろうか?
【「やはり画面が暗過ぎる。大河ドラマは明るいお茶の間で、高齢者の方までが見るもの。リアリズムや映画的作りを意識したかもしれないが、俯瞰(ふかん)図で逆光のシーンなどでは近景の人がまったく見えない。光を絞り過ぎ、凝り過ぎ」と視聴者の思いを代弁】
 この辺は微妙なポイントですね。私なんかは町の汚さなんかも含めて全く気にしていないんですが・・・・。
【「この時代は非常に複雑で、作家的視点では朝廷、公家、武士の人間模様、身分が違ってもできちゃう男女関係などが題材として面白いが、一般の方はこんな群像劇を見せられ、『え?この人はどちらの方?』の連続。ドラマについていく意欲が消える。大河には向かない」】
 確かに複雑な部分はありますね、それが影響を及ぼしている部分って必ずあると思う。とはいえ、視聴率にそんなに影響があるの、という思いもありますけどね。その複雑さが理解出来ないと全く面白くないという訳じゃないし。
 私としては久し振りに毎回見ている大河ドラマとなっているんですけどね。その久し振りの大河でどうしてこういう状況になっているんだか・・・・。