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「主権者の洗礼を受けるべき」なのは誰か?

2010-04-20 18:36:27 | ニュース関連
阿久根市議会 市長不信任案を否決 議場に怒り渦巻く (西日本新聞)
【鹿児島県阿久根市議会(定数16)は19日、最終本会議で竹原信一市長の不信任決議案を全会一致で否決した。提案した市長派が採決では反対に回った理解に苦しむ事態。議場には「茶番劇」「ばかにするな」と怒りの声が渦巻いた。市長のボイコットに始まった議会の混乱は、最後まで収拾できなかった】
【不信任案でありながら、中身に市長を批判する言葉は皆無。「多くの市民が混乱の原因は(市長ではなく)議会にあると言っている。多数派議員は主権者の洗礼を受けるべきだ」と反市長派を挑発する言葉が並んだ。
 市長派の松元薫久議員は同日朝、「市民に『お遊びが過ぎる』と怒られるかも」と迷う胸の内を明かした。しかし、採決後は「私は多くの市民の支持に基づいて行動している」と開き直った】

 『多くの市民が混乱の原因は(市長ではなく)議会にあると言っている』・・・・阿久根市民じゃないので実際はどういう感じになっているのか分かりませんが、西日本新聞に載ったこの前のアンケート結果から考えると、有権者の半数は市長の方が混乱の主因だと考えていると思うけどね。まあ、市長派としてはそう主張するしかないんでしょうけど。
 『多数派議員は主権者の洗礼を受けるべきだ』・・・・市長も市議も昨年の選挙で当選した訳でしょ?その両者がやり合っての混乱なんだから、市議が『主権者の洗礼を受けるべき』なら、市長の方も『主権者の洗礼を受けるべき』じゃないかな?
 『私は多くの市民の支持に基づいて行動している』・・・・さっきも書いたけど本当に『多くの市民の支持』があるのかどうか疑問なんですけどね?

【一方の反市長派。市議16人全員が市長を“信任”する結果を演出する形となった。反市長派はなぜ自ら不信任案を提案しないのか。
 ある市議は、昨年の出直し市長選を振り返り「竹原市長や市長派は選挙に強い。解散されたら再選できる自信がない」とうつむいた】

 『竹原市長や市長派は選挙に強い。解散されたら再選できる自信がない』・・・・これはどうなんでしょうね?
 確かに2月位に毎日新聞に載った阿久根市政関係の記事で、市長の改革を期待する市民のコメントが載っていたのを見た記憶があるけど、出直し市長選で対立候補との票差はそんなに大きくなかったでしょ?で、現市長は市長選以降は独裁的に振る舞い、各所でトラブルメーカーみたいに問題を起こしている。昨年と今年では状況がかなり変化しているから、今市長選をやったら昨年と逆の結果になる可能性は十分にあると思うし、そういう市長を支持する市長派も選挙になれば危ないと思うんですけどね。この市議達にはそういう感触が全くないと感じているんだろうか?