普通の日々

ごく普通の日々の事

大きな違いがあるのか?

2008-05-23 23:39:54 | ニュース関連
国内初の空中給油機が損傷 空自小牧基地で点検中 (産経新聞)
【愛知県小牧市の航空自衛隊小牧基地に2月末、国内で初めて配備されたKC767空中給油輸送機が、配備された直後に両翼のエンジンカバーを損傷し飛行できなくなっていたことが21日、分かった。
 基地渉外室によると3月5日、作業員が基地の整備格納庫で同機を点検中、両翼前縁部にある内側スラット(長さ約5メートル、幅約1メートル)が突然下がり、開いていたエンジンカバー(直径2・7メートル、幅1・4メートル)に衝突、カバーの外板がめくれた】

自衛隊の空中給油機、検査中に両翼損傷し飛行不能に(読売新聞) - goo ニュース
【コックピットで油圧ポンプ作動スイッチの電球を交換中、誤ってスイッチが入ってスラットが動き、作業のために開けていたエンジンカバーに衝突したという。
 同広報室では、取り扱い説明書に、こうした構造上の説明が記載されておらず、予期できなかったとしている。メーカー側に部品交換を要請中で、飛行再開のめどはたっていない】

 え~と・・・・如何してこんな事故が発生するんでしょうか?「KC-767J」のベースになったのはボーイング「767-200ER」。この機体は運用開始から約10年となる、空自の早期警戒管制機「E-767」のベースにもなっている。機種が違うとはいえベースが同じ機体なんだから、基本的な点検・整備方法にも大きな違いがあるとは思えない。それなのにどうして・・・・「KC-767J」と「E-767」にはそのスラット部分とかに何か大きな違いでもあるんだろうか?

 画像はTOPが「KC-767J」、下が「E-767」。そんなに大きな違いがあるとは思えないんですけどねぇ・・・・。


珍しいツーショット

2008-05-23 22:58:15 | ニュース関連
2大巨鳥、奇跡のツーショット 中部空港でA380とドリームリフター (東京新聞)
【エアバス社の世界最大旅客機A380と米ボーイング社の超大型貨物機「ドリームリフター」のツーショットが20日、中部国際空港(愛知県常滑市)で実現。空港内に大きなどよめきが起きた】
【世界の航空機業界でしのぎを削る両雄それぞれ自慢の2機の奇跡的な出会いに、デッキでカメラを構える航空ファンらは興奮気味。「納入や生産の遅れが懸念されるA380とB787だが、今度は両機のツーショットを見たい」と思いをはせていた】

 記事にそのツーショットの画像が載っています。まあ、奇跡という表現が正しいのかどうかは分かりませんが、そう表現したくなる位非常に珍しい光景なのは確かですね。現在「A380」はシンガポールとシドニー・ロンドン・東京への路線にしか投入されていないし、「ドリームリフター」も通常はアメリカ国内と日本・イタリアにしか飛ばない筈ですから。
 でも、そこから考えるとこのツーショットが実現するのは日本位しかないかもしれませんね。アメリカ国内とイタリアは場所的に「A380」が降りる可能性は低いだろうし、「A380」は兎も角「ドリームリフター」はエアショーに参加する可能性が低いだろうし・・・・中部国際空港への路線に「A380」が投入されれば日常的に見られる様になるんでしょうけど。

 TOP画像がシンガポール航空の「A380」、下の画像が「ドリームリフター」。「ドリームリフター」はボーイング社の所有機で、アメリカ国内・日本・イタリアで製造される新型旅客機「B-787」の主翼や胴体といった大型部品を、分解せずに最終組立工場に直接輸送する為に「B-747」を改造した貨物機です。


 ちなみにエアバス社も同じ目的の為の貨物機を製造、関連企業がその機体を運用しています。こちらがその貨物機「ベルーガ」。


 「ベルーガ」はこの様に貨物の搬入・搬出を機首側から行いますが、「ドリームリフター」は機体後部を折り曲げて搬入・搬出を行う様になっています。