普通の日々

ごく普通の日々の事

注意喚起しててもこれだ・・・・

2006-09-03 22:46:49 | ニュース関連
大分県職員、酒気帯び運転で逮捕…街灯に衝突し逃走 (読売新聞) - goo ニュース
【大分中央署は3日、大分市荷揚町、大分県土木建築企画課主幹、浜田暁子容疑者(43)を道交法違反(酒気帯び運転、事故不申告など)の疑いで逮捕した。
 調べによると、浜田容疑者は2日夜、別府市内の飲食店で酒を飲んだ後に乗用車を運転して帰宅途中、大分市勢家(せいけ)町の県道で中央分離帯の街灯の柱などに衝突したが、事故を警察署に届けず逃走した疑い】

酒気帯び運転であて逃げ 大分県職員を容疑で逮捕 (朝日新聞) - goo ニュース
【目撃者がナンバーを通報。県警が3日未明、自宅にいた浜田容疑者に事情を聴くと、容疑を認めたという。この時点で呼気1リットルから0.49ミリグラムのアルコール分が検出された。同県別府市内で友人とワインを飲み、帰宅中だったという。
 大分県は、福岡市東区で幼児3人が死亡した事故を受け、8月末に課長らを集めた会議で交通法規の順守を呼びかけたばかり。県は3日午後、事故の詳細と再発防止の徹底を全職員に電話で連絡した。
 広瀬勝貞知事は「気持ちを引き締めるよう注意喚起していた時だけに誠に残念。捜査結果を見極めて厳正に処分する」とのコメントを出した】

 『交通法規の順守を呼びかけたばかり』ね・・・ハハハ、何の効果もないじゃない。一体何の為に呼びかけたのやら・・・・。
 それにしても、その日は未明の一斉取締りの結果が報道されていたから、飲酒運転に対して充分な注意喚起になった筈なんだけどねぇ・・・。
福岡の事故の後なのに 飲酒運転、11人摘発 (大分合同新聞)
【福岡市で一家五人の乗った車が飲酒運転の車に追突され、子ども三人が死亡した事故を受けて、県警は一日夜から二日早朝にかけ、県内一斉に飲酒運転の取り締まりをした。
 十二日から十八日までの一週間を「飲酒運転取り締まり強化週間」とし、飲酒運転の根絶に取り組む。
 県内の十七警察署、県警の交通機動隊、高速道路交通警察隊の警察官計三百四十五人が主要幹線道路や高速道路の出入り口、繁華街など五十三カ所で実施した。
 県警交通指導課のまとめによると、▽飲酒運転 十一人▽無免許運転 五人▽速度違反 六十四人―など合計百二十五人を道交法違反で摘発した】

 まあ、このお馬鹿さんにとって一斉取締りの報道は抑止の効果にはならず、逆に今日は取締りがないだろうと安心させる結果になったという事なんでしょう。おそらく、と言うより確実に飲酒運転をする連中の精神構造って同じなんですよ。道交法も気にしなければ飲酒運事故の報道も気にしない、勿論職場での呼びかけなんな全く気にしない。だから、世の中で何があっても飲酒運転をする。
 やっぱり厳罰化も含めた社会的な包囲網を形成しない限り、飲酒運転を無くす事は無理なんでしょうけど・・・・当分の間は出来ないでしょうね。まだまだ世の中飲酒に対して甘いから。

「貴重な海洋遺産」が沈没2

2006-09-03 19:51:28 | ニュース関連
スカンジナビア号沈没:祝賀ムード暗転 保存する会「信じられない」 /静岡 (毎日新聞)
【ほんの2日前の8月31日、沼津市西浦木負の内浦湾からタグボートにえい航され母国・スウェーデンに向け出航した元客船「スカンジナビア」は2日午前2時ごろ、和歌山県串本町沖約3キロの水深約70メートルの海中に沈んだ。修復作業のため中国・上海に運ばれる途中の事故だった。
 31日には市民やファンら約430人が参加し出航式典が開かれるなど、「スカンジナビアの母国への帰国」を祝っていた地元のムードは、30年以上慣れ親しんだ優美な船体が波間に消えたとの一報を受け暗転、関係者は情報収集に追われた】
【一方、同船周辺でチャーターヨット業を長く営んでいた溜光男さん(58)は「同船は老朽化が激しく船底に穴があるとも聞いていた。上海までえい航できるか不安だった。両社の対応を信じていたのに。起きるべくして起きた事故。腹立たしさを感じる」と興奮気味に話した。船を沼津に残そうと昨年、署名活動を展開した「保存する会」のメンバー、前島希久也さん(66)は「信じられない。こんなことになるなら、何としてでも沼津に残しておけばよかった」と言葉を詰まらせた】

元豪華客船「スカンジナビア号」が沈没 (日刊スポーツ)
【串本海上保安署によると、現場は深さ約72メートル。船体は全長127メートルあり、海底に横たわっているとみられる。同署では「航行中に船体に浸水が始まり、沈没した」とみて原因を調べている。昭英海運関係者は「えい航前の検査では、船底の鉄板の肉厚が本来12~13ミリから腐食して8~9ミリに減っているが大丈夫、と聞いた。しかし、沈没状況から船に穴があいたとしか思えない」と話している。
 保存を求めて署名活動を行っていた地元住民や船舶ジャーナリストでつくる「スカンジナビア号を保存する会」の太田黒敦雄代表は「80年前の設計のため、船底の鉄板は溶接されておらず、リベットでつないであるだけ。70年から1度も陸上での大規模改修もなく、波が当たる喫水面付近の鉄板は非常に薄くなっていたはず。引き船でのえい航は無謀だった」と話した】

スカンジナビア沈没 (読売新聞 静岡版)
【えい航を前に、6月26日に海事検定会社が船体を調査し、同社が同28日に耐航証明を発行した。さらに8月1日から2日にかけて船底数か所の鋼板調査が行われ、スウェーデン側が保険に加入。31日に海事検定会社が引き船の船長にえい航証明書を発行したという。
■波にもまれ破壊か■ 海洋工学が専門の吉田宏一郎東大名誉教授は、「建造されて80年近い船が外洋を渡り、上海までえい航されるような状況は、あまり聞かないケースだ。外洋と駿河湾とでは波の条件も違う。航行中に波にもまれている間に、船体の薄くなっていた部分や弱い部分が破壊された可能性もあるのではないか」と指摘している】

 なんか保険金詐欺ではないかと疑う声も出てきたみたいですね、この事故。何しろ建造から79年、係留されてから36年経っていましたから、今回の上海までの長距離の曳航については、上記記事にもある様に色々と不安視されていたそうですからね。そういう疑う声が出てくるのも当然でしょう。今後はこの海事検定会社が発行した耐航証明が焦点になるんでしょうね、何しろ実際には曳航開始から3日と経たない内に沈没しちゃったんですから。
 しかし、曳航される「スカンジナビア」に誰も乗っていなかったというのが一寸不思議なんですけどねぇ。いや、まあ私は曳航作業に関する知識を全く持っていないんですけど、耐航証明が発行されているとはいえ、不安な部分が全く無い訳じゃない筈だから、「スカンジナビア」の状態監視とか応急作業用の要員が数名乗船していてもおかしくはないと思うんですが・・・・。