普通の日々

ごく普通の日々の事

これこそ常習者?

2006-09-27 21:53:12 | ニュース関連
「飲酒」逮捕懲りず、今度は無免許・酒気帯び…鹿児島 (読売新聞)
【鹿児島県警枕崎署は27日、枕崎市岩崎町、団体職員丸儀(まるぎ)敏孝容疑者(47)を道交法違反(無免許、酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。
 丸儀容疑者は8月25日に同法違反(酒酔い運転)の現行犯で逮捕され、今月26日に免許取り消し2年の行政処分を受けたばかりだった】

酒酔い運転で免許取り消し 翌日また飲酒運転 男を逮捕 (朝日新聞) - goo ニュース
【調べでは、27日午前1時20分ごろ、丸儀容疑者の自宅近くの市道で、ふらついている軽ワゴン車を警察官が見つけ、運転していた丸儀容疑者の呼気から1リットルあたり0.15ミリグラム以上のアルコールが検出された。自宅でコップ3杯の焼酎を飲み、知人を迎えに行った帰りだったといい、同署は同乗していた知人からも事情を聴いている。
 丸儀容疑者は8月25日に同法違反(酒酔い運転)の疑いで逮捕され、職場からは3日間の出勤停止の懲戒処分を受けていた】

 凄すぎるよね、もう言葉が出ないよ、この馬鹿には。やっぱり、飲酒運転をした奴からは車を没収した方が良いんじゃないの?
 それにしても『3日間の出勤停止』ね・・・・非常に甘すぎる処分だと思うのだが、この団体がどんなコメントを出すのか聞いてみたい。一体どんなコメントを出すのだろうか?

飲酒運転:空自小牧基地の隊員検挙 仲間らとバーベキュー (毎日新聞)
【航空自衛隊小牧基地(愛知県小牧市)小牧管制隊所属の40代の男性2等空尉が今月15日、道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で検挙されていたことが27日、分かった。小牧基地は隊員を処分する】

時効

2006-09-27 20:45:48 | ニュース関連
28年前の殺人 賠償訴訟 「時効」成立、遺体遺棄のみ  (産経新聞) - goo ニュース
【東京都足立区で平成16年に発覚した28年前の殺人事件で、殺人罪の時効後に犯行を自供した男(70)らに対し、遺族が「時効で逃げ得になるのは納得がいかない」と計約1億8000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が26日、東京地裁であった。提訴は事件から27年後の17年で、「不法行為から20年で損害賠償請求権が消滅する」との民法の時効に当たる「除斥期間」をどう判断するかが争点。永野厚郎裁判長は、遺体を隠し続けたことについてだけ「除斥期間は経過していない」とし、男に計約330万円の支払いを命じた。遺族側は控訴する方針】
【「逃げ切れば自由になるというゴールライン(時効)を国が定めているのはおかしい」
 石川千佳子さん殺害事件の民事訴訟判決は、犯行を自供した男に一部賠償責任を認めたが、肝心の殺人については“時の壁”を理由に訴えを退けた。判決後に会見した石川さんの弟、憲さん(55)と雅敏さん(53)は納得できない心情を吐露した。
 「男に首を絞められ、床下に埋められ、さらにその上に掘りごたつを造られ、26年も踏みつけられていた姉の無念さを分かってほしかった」
 2人は会見で、司法が救済してくれなかった悔しさを語った。
 犯人の男はいまだに遺族に謝罪していないという。民事の法廷にも男は1度も出廷せず、陳述書を出しただけだった】

 昨年の7月に上記の事件も含めた3件の時効を迎えた事件について、「NNNドキュメント」が「時効 法に守られる殺人者」というタイトルで放送していました。1件目がこの女性教師の殺人事件。2件目が確か北陸地域で発生した殺人事件。この事件は目撃者や物証が殆ど無く捜査が難航、容疑者が捜査線上に浮上する事無く時効を迎えてしまった。
 3件目は北海道札幌で発生した男子児童行方不明事件。こちらは事件発生から4年後に男児のものと思われる人骨が発見されたが、当時はこの人骨が男児のものと特定する事が出来なかった。特定されたのは最新のDNA鑑定が行なわれた、事件発生から14年後になってから。この人骨が発見された場所に住んでいた女性は、事件発生当時は男児の自宅近くのアパートに住んでおり、このアパートが男児が最後に目撃された場所でもあった。人骨の特定後、時効2カ月前になって警察はこの女性を逮捕したが、女性は完全黙秘を貫く。それでも検察が殺人罪で起訴したが、自白無・物証無・動機不明・殺害方法不明では、裁判で有罪に出来る訳もなく無罪判決となった。但し、裁判所が無実と認めた訳ではなく、殺人罪が適用できないという判断。何れのケースも時効について考えさせられましたね。

 何故時効があるのか?事実状態の尊重や犯罪による社会的な影響の減少、証拠の散逸が理由になっているそうです。証拠に関しては頷ける部分もあるけど、他の理由については一寸頷けない。実際には2件目のケースが最大の理由なんじゃないかと思うんですよ。つまり、有力な証言や証拠がなく捜査が殆ど進展してしない事件、こういう事件を捜査本部や専任の捜査員を配置して、20年も30年も捜査する事は出来ない。だから、時効という制度で捜査を終らせているんじゃないかと。
 もし、それが理由なら時効を無くす代わりに、捜査に時間的な制限を設けたらどうなのだろうか?例えば殺人事件はこれまでと同様に15年で捜査を終了させ、専任の捜査員は別の事件の捜査を行う。但し、新証拠や新証言が出てきたり自首があった場合には、即座に再捜査を開始して対応する。勿論事件が解決するまでこの状態を続ける。
 これなら1件目と2件目のケースには充分対応できる。3件目のケースは裁判所次第という事になるが、殺人罪ではなく傷害致死罪なら状況証拠の積み重ねで有罪になった可能性があったというから、全ての犯罪の時効が無くなれば対応可能になる。

 記事の事件で自首した男は罪の意識で自首してきた訳ではない。遺体を埋めた自宅が再開発地域になり、このままでは遺体が発見される可能性が高くなったからである。再開発計画がなければおそらく自首はしなかっただろう。又、記事に書いてあるがこの男は遺族に謝罪していない。確実にこの男は殺人をした事をなんとも思っていないのだ。
 これまでに時効を迎えた事件は幾つもある。又、このままでは犯人を捕らえる事が出来ずに時効を迎えそうな事件も幾つかある。日本は時効という制度について考え直すべきではないだろうか?


 北海道の事件の詳細については、こちらを御覧になってください。

北海道男児行方不明事件