普通の日々

ごく普通の日々の事

証拠隠滅の為に・・・

2006-09-05 20:55:41 | ニュース関連
水飲まして飲酒運転隠す RV転落事故で2人逮捕 (西日本新聞)
【福岡市で多目的レジャー車(RV)が追突され海に転落、幼児3人が死亡した事故で、福岡県警東署は5日、福岡市職員今林大(ふとし)容疑者(22)=業務上過失致死傷容疑などで逮捕=が飲酒していたことを隠すため大量の水を飲ませたとして、証拠隠滅の疑いで福岡市東区三苫、大学生中山勝志容疑者(22)を逮捕した。
 また、今林容疑者の飲酒を知りながら車で自宅まで送らせたとして、道交法違反(飲酒運転ほう助)の疑いで同区奈多、会社員今林健容疑者(32)を逮捕した】

 証拠隠滅・・・そんな事をしていた馬鹿がいたのか・・・。まあ、こんな馬鹿が逮捕されるのは当然、『自宅まで送らせた』馬鹿が逮捕されるのも当然、そして自業自得だね。
 それにしても、この大学生はどうやって事故の情報を得て、何処から駆けつけたのだろうか?警察が到着してからでは『証拠隠滅』は不可能だから、その前に容疑者と合流したと思うのだが・・・。

連日報道される飲酒事故

2006-09-05 20:23:24 | ニュース関連
「飲酒は事故後」と主張 追突事故で逮捕の男 (西日本新聞)
【4日午後7時45分ごろ、北九州市八幡西区町上津役西の国道211号で、軽トラックが乗用車に追突し、乗用車の男性介護士(30)と同僚の女性(21)が軽いけがをした。
 通報を受けた八幡西署員が駆けつける間に、追突した男は近くのコンビニでカップ入り焼酎(220ミリリットル)を購入。酒に酔っていたが、調べに「飲んだのは事故後に買った焼酎」と主張し、飲酒運転を否定した。
 八幡西署は5日、業務上過失傷害の疑いで、軽トラックの同区則松、農業村上充宏容疑者(46)を逮捕。事故前の飲酒を隠すために焼酎を買って飲んだとみて追及する】

泥酔運転?業過容疑で逮捕 「飲酒は追突後」主張 福岡県警八幡西署 (西日本新聞) - goo ニュース
【村上容疑者は事故直後に近くのコンビニでカップ入り焼酎(220ミリリットル)を購入。「事故を起こして腹が立ったので飲んだ」と話し、焼酎は半分ほどなくなっていたという。しかし、呼気1リットル当たり0・7ミリグラムの高濃度のアルコール分を検出したことなどから、同署は事故前に大量に飲酒していた疑いがあるとみて危険運転致傷罪の適用も視野に調べている】
「酒を飲んでいた」ひき逃げ容疑で会社員逮捕…千葉 (読売新聞) - goo ニュース
【調べによると、内山容疑者は4日午後10時50分ごろ、千葉市若葉区大宮町の県道で乗用車を運転し、右折してガソリンスタンドに入ろうとしていた軽乗用車に追突し、運転していた同区の会社員女性(20)と同乗者の計3人の首に軽いけがを負わせ、そのまま逃げた疑い。
 目撃情報から、同署員が約5時間後、自宅に逃げ帰っていた内山容疑者を逮捕した。内山容疑者は「酒を飲んでいたので怖くなって逃げた」と供述しているという】

 今日も今日とて飲酒運転事故の記事が載っています。本当に馬鹿が多いというか自信過剰な酒飲みが多いというか・・・千葉市の事故は酒酔い・酒気帯び運転が適用されるかどうか不明ですけど。
 しかし、検問に引っかかった時にその場で酒を飲むとか、事故後に自宅に戻って酒を飲んで誤魔化すという話は聞いた事があるけど、事故直後に現場で飲酒というのは凄い考えだね。まあ、ひとり自宅で飲酒したのなら話は別だけど、飲食店を利用したのであれば、容疑者の足取りを追っていけば大体の飲酒量は判明するだろうから、無駄な行為、というよりは印象を悪くするだけの行為なんだけどね。
 それにしても福岡の事故が報道されてから約10日間、その間も飲酒運転事故がこんなに発生して報道されている。それはつまり、飲酒運転が減っていない事の証明だと思う。これは厳罰化を推し進めるよりも取り締まりを強化して、飲酒運転常習者と呼ばれるような連中を減らす事の方が先かも。そうしないと厳罰化の話をしている間にも事故が発生し続けるでしょうからね。

何故適用のハードルが高いのか?

2006-09-05 00:14:40 | ニュース関連
最高懲役20年 撲滅の切り札 危険運転罪に高い壁 (西日本新聞) - goo ニュース
【福岡市東区で飲酒運転の車に追突された車が海に転落し、幼児3人が死亡した事故を受けて、悪質な飲酒運転事故の容疑者に厳罰を求める声が高まっている。しかし、最高20年の懲役を科すことができる危険運転致死傷罪は立証が難しく適用のハードルは高い。業務上過失致死傷容疑などで逮捕された福岡市職員の今林大(ふとし)容疑者(22)に対する福岡県警の捜査が注目されている】
【飲酒など悪質な運転による事故を抑止する「切り札」として導入された危険運転致死傷罪。ただ、2005年に全国で摘発された人身事故約85万5000件のうち同罪が適用されたのは0.03%。導入時の02年は322件に適用されたが、05年は約13%減少した。「過失ではなく、故意に危険な運転をした」ことを立証する難しさが原因といわれる。
 「赤信号と知って交差点に進入した」「法定速度の2倍のスピードで走った」―。こうした運転はドライバーの判断を伴うだけに「危険運転の故意」は比較的浮かび上がりやすい。飲酒運転の場合は「酒を飲んで正常な運転ができないと認識したにもかかわらず、運転を継続した」ことが危険運転の故意とされる。
 つまり、容疑者が「酒は飲んだが運転は大丈夫だった」と供述すれば故意を否認したことになる。同罪を適用しようとすれば、捜査当局は蛇行など危険な運転をしていた目撃証言など「運転が大丈夫でなかった」という客観的証拠を補充しなければならない】
【「何をもって正常な運転が困難かを示す文言も数値基準も法律にはない。捜査現場では道交法違反の酒酔い運転の目安となる『呼気1リットル当たり〇・5ミリグラム以上』のアルコール検知が必要とされる」(県警幹部)。今林容疑者の事故直後の検知数値は0.25ミリグラム。歩行検査でも真っすぐ歩き、片足でも立てた。事故の目撃情報も少なく、福岡東署は飲酒運転の検問などを通じて情報収集にあたっている】

 何故飲酒運転自体が『故意に危険な運転をした』という事にならないのでしょうか?
 だって、飲酒運転が危険な運転だからこそ法律で取り締まり厳しい罰があるんでしょ?飲酒運転がそれ程危険ではないというのなら、処罰はスピード違反とか信号無視と同程度で充分ですよ。でも現実はそうじゃない、それは飲酒運転がスピード違反よりも危険な運転と認識されているからですよね。それに飲酒運転は完全に故意でしょう。それはつまり『故意に危険な運転をした』という事になるんじゃないですか?
 大体事故を起こしておきながら、『酒は飲んだが運転は大丈夫だった』と供述・主張するのも理解できないが、供述・主張すれば『故意を否認したことになる』というのも理解できない。飲酒運転が危険な運転である事はマスコミ等が散々情報を流しているんだから、態々『「運転が大丈夫でなかった」という客観的証拠を補充』しなくても、飲酒運転は全て故意で充分だと思うんですがね。
 飲酒運転による死傷事故は全て自動的に危険運転致死傷罪を適用する。今後はそれで良いんじゃないですか?故意じゃない飲酒運転があれば無理でしょうけど。