普通の日々

ごく普通の日々の事

保守点検ミスが濃厚に?

2006-06-15 20:04:57 | ニュース関連
エレベーター圧死、ブレーキ異常が原因 ディスクに多数の傷 (産経新聞)
【東京都港区のエレベーター圧死事故は、ブレーキ異常が直接の原因だったことが13日、警視庁捜査1課の調べで分かった。鑑定した結果、ブレーキディスクに多数の傷が見つかった。これらの傷で利きが悪くなったとみられる。警視庁は「エス・イー・シーエレベーター」など管理会社側が傷を見落とした疑いもあるとみて、業務上過失致死容疑で関係者から事情を聴く一方、事故の再現実験を行うなど裏づけを急ぐ】
【警視庁でブレーキを分解して鑑定を進めたところ、アーム部分やバネには異常がなく、ブレーキパッドの摩耗も許容範囲内だったが、ディスクに新旧の無数の傷があることが新たに判明。これらの傷がブレーキの利きを甘くしたとみられるという。
 警視庁では管理会社がこれらの重大な傷を見落とした可能性があるとみて捜査するとともに、事故機などがトラブル続きだったことから、ブレーキ異常につながる構造的欠陥の有無について製造元の「シンドラーエレベータ」側から事情を聴いている】

エレベーター事故:ブレーキ不良放置 保守業者 (毎日新聞)
【東京都港区のマンションで都立高2年、市川大輔(ひろすけ)君(16)がエレベーターに挟まれて死亡した事故で、保守点検を請け負っていた「エス・イー・シーエレベーター」(台東区)社員が、警視庁捜査1課の事情聴取に「点検時に、ブレーキの利き具合を調整するナットの位置がおかしいと思ったが、そのままにしていた」と証言していることが分かった。同課は、ブレーキ不良を調整していれば事故を回避できた可能性が高いとみて、さらに捜査を進めている】
【エス社は今年4月にエレベーターの保守点検を受注した。4月13日に初めて点検をした際、この社員は機械室にある巻き上げ機などを目視でチェックする作業にあたったが、「巻き上げ機のブレーキに付いているナットの位置がおかしいと思った。しかしシンドラーエレベータ社製の機械を扱ったことがなかったので、どうしていいか分からず、そのままにしていた」と話している。
 死亡事故は、エス社の初点検から51日後の今月3日に起きた。この間にも3回の保守点検を行っていたが、ブレーキ部品を調整し直す作業は一度もしていなかったという】

保守点検『丸投げ』 か エレベーター事故 (東京新聞)
【東京都港区のマンションで男子高校生(16)が死亡したエレベーター事故で、二〇〇五年度に事故機の保守管理業務を落札した業者が、マンションを管理する区住宅公社との業務委託契約で禁じられている下請けへの「丸投げ」をしていた疑いがあることが十四日、警視庁捜査一課と三田署の調べで分かった】
【警視庁の調べでは、この落札業者は「日本電力サービス」(東京都多摩市)。
 同課などが七日に業務上過失致死容疑で同社を捜索した際、点検業務に関する書類が見当たらなかったことから、点検業務を下請けに出していた疑いが浮上。同課などは十三日、同容疑で豊島区内の下請け業者を家宅捜索し、契約関係書類などを押収した】

 事故原因がブレーキか制御盤かで、一時期情報が錯綜していた感じがありましたけど、どうやらブレーキが原因の可能性が高くなってきたみたいです。しかも、どうも製品の欠陥というよりは、保守点検のミスの可能性が高いみたいですね。
 しかし、『扱ったことがなかったので、どうしていいか分からず』なんて程度の連中が、どうして保守業者の選定の指名競争入札に参加していたのだろうか?この程度の能力しかない連中では、ろくな保守点検作業が出来なかっただろうに。
 それに指名競争入札を実施した港区住宅公社は、入札に参加した保守点検会社の能力をどう考えていたのだろうか?確かに入札に参加したのだから能力を持っているという考え方もあるが、考えが甘すぎるという気がしてならない。

 このまま直接の事故原因がブレーキの保守点検ミスという事になれば、保守点検会社と港区住宅公社が責任追及を受ける事になるだろう。そして『エレベーター産業での事故は主に不適切な管理か利用者の危険な乗り方に起因していることが多い』、という声明を出したシンドラー社は、事故発生当初の対応の悪さは別として、この事故の責任追及をかわして一安心という事になるかもしれない。
 ただ、間接的な責任はどうなるか分からないし、事故機の他のトラブルの問題もある。下の記事にある重大トラブルの原因と対策について詳細な説明が必要だろう。シンドラー社の信用回復はまだまだ遠い。というか、この事故の責任が無くてもかなり難しいだろうな。

シンドラー社の重大事故、90年代から4都県で6件 (読売新聞) - goo ニュース
【東京都港区の区民向け住宅で、高校2年生の男子生徒(16)がエレベーターに挟まれた死亡事故で、事故機の製造元の「シンドラーエレベータ」(江東区)は14日、国土交通省で会見し、今回の事故と同様に、ドアが開いたまま動き出す重大なトラブルが1990年代後半から東京、千葉、愛知、広島の4都県の4基で計6件発生していたことを明らかにした】

弾丸を弾くUSBフラッシュメモリ

2006-06-15 19:19:59 | ニュース関連
Pretec、“世界一丈夫な”防弾/耐水/耐火USBメモリ (PC Watch) - goo ニュース
【米Pretecは、防弾USBフラッシュメモリ「i-Disk BulletProof」を発表した。すでに出荷開始されている。
 2層の保護金属を使用して製造されたUSBフラッシュメモリ。これにより、水や火からのダメージを防ぐだけでなく、弾丸による強い衝撃も防御でき、同社は世界で一番丈夫なUSBフラッシュメモリとしている】

 何故USBメモリに防弾性能まで付加したのだろうか?こんなのジェームス・ボンド以外は必要ないと思うんだが・・・。
 で、その売りの防弾性能はどの程度まで耐えられるんだ?.22LRか?9ミリルガーか?
 .357マグナムは?.45APCは?.223Remington?.308Winchester?.460WeatherbyMagunum?
 英文のニュースリリースを翻訳して読んでみたけど、その辺りの事は何も書いていないらしい。そういうのって載せておくべき情報じゃないの?

韓国紙がヒディンク采配を分析

2006-06-15 01:20:58 | ニュース関連
【W杯】ヒディンク采配を徹底分析 (朝鮮日報)
【2002年のワールドカップ(W杯)のときより白髪は増え、腹も出た。しかし、ヒディンク・マジックはさらにパワーアップして帰ってきた。
 明知(ミョンジ)大学スポーツ記録分析研究センターがオーストラリアと日本の試合を分析した結果によると、「ヒディンク・タイム」と呼ばれる試合終了間際にオーストラリアは驚くべき集中力を見せていた】

 何故に前代表監督の采配分析記事を載せなきゃならんのだ?朝鮮日報。
 もし、前日本代表監督フィリップ・トルシエ・・・じゃなかった、オマール・トルシエが今回のW杯出場国代表監督に就任していても、日本の新聞がこういう記事を書く事は無いだろう。
 記事の内容は問題ないと思うが、この記事を載せる事はどう考えても日本に対する嫌味だろう。違うというのならクロアチア戦とブラジル戦の采配分析記事も載せてくれ、朝鮮日報。