普通の日々

ごく普通の日々の事

不要リフォーム

2005-05-07 22:09:32 | ニュース関連
認知症の高齢姉妹相手にリフォーム工事繰り返し 埼玉 (朝日新聞) - goo ニュース
認知症の高齢姉妹宅、不要リフォーム3600万 (読売新聞) - goo ニュース
リフォーム:認知症の老姉妹、全財産奪われた 不要な工事で5千万円--埼玉・富士見 (毎日新聞)
【埼玉県富士見市に住む80歳と78歳の姉妹が、複数の訪問業者に勧められるまま、この3年間で数千万円分のリフォーム工事を繰り返し、全財産を失った。姉妹は認知症で身寄りもなく、家が競売に掛けられて、初めて近所の人が気付いた。調査した建築士によると大半が不要な工事で、判断能力のない老姉妹が食い物にされた形だ。連絡を受けた市が裁判所に競売の中止を申し立て、業者側に対しては、近く債権放棄を求める方針】
【市の調べでは、姉妹に群がった業者と工事額は、契約書などから判明しただけで計14社・約5000万円。姉妹には少なくとも4000万円前後の貯蓄があったとみられるが、全額が引き出され、さらに約700万円が不足したため家が担保となり競売に掛けられた。競売は市からの申し立てで、入札締め切り当日、一時中止になった。
 業者の中には、わずか11日間で5回・計673万円分の「シロアリ駆除」や「床下調湿」などの契約を結んだ会社もあり、最も多い業者は1社で2500万円分の工事をしていた。住宅のバリアフリー普及に取り組むNPO(非営利組織)「ピュアライフ・ネットワーク」が、市からの依頼で姉妹宅を調べたところ、ほとんどが不必要で過剰な工事だった】
【また、契約書の中には、業者名が違っても担当者名が同じものがあり、同一業者が名義を変えて契約を繰り返したケースもあるとみられる。高齢者や障害者の権利擁護団体「宮城福祉オンブズネット エール」代表の荒中(あらただし)弁護士は「業者間で顧客名簿を売買し、特定の被害者に業者が集まる『次々販売』の典型例。骨までしゃぶり尽くす構図になっている」という。
 しかし、姉妹は家が競売にかかっていることも理解できない状態で、市が依頼した医師に認知症と診断された。近所の住民が食料などを差し入れて暮らしているが、年金支給日には、今も業者が集金に現れるという】

 酷いというレベルを遥かに超えた事件。
 マスコミよ、JR西への重箱の隅を突付くようなバッシングはもういいから、今度はこちらを相手に思う存分にやってくれ。特に悪徳業者と思える連中にならどれ程のバッシングだろうと世間は批判しないだろう。

 ところで今後この様な事件・トラブルを防止する為にも訪問販売やシロアリ駆除・リフォームの訪問提案型の商売を厳しく規制した方がいいんじゃないのか。その方が成年後見人制度を充実させるよりも早いと思うんだけどな。

 【酷いというレベルを遥かに超えた事件】この部分をどうしようか悩んだ末に事件にしたんだが、実は未だ事件にはなっていないらしい。何しろ御本人達が被害を認識していないので未だ事件にはなっていないのだそうだ。で、事件になっていないので実名報道はないし、バッシングにもなっていない。実に消化不良の状態。(05/09/2005追記)

学校内の安全

2005-05-07 20:43:14 | ニュース関連
「答えられない生徒は切ります」 授業中に教諭がナイフ (朝日新聞) - goo ニュース
【鹿児島県開聞町の町立開聞中学校(福元隆志校長、203人)で4月中旬、男性教諭(39)が授業中、質問に答えられなかった1年の男子生徒の顔にカッターナイフを突きつけていたことが、7日分かった。女子生徒2人にもナイフを取り出して見せており、教諭は質問する前に「答えられない生徒は切ります」と話していたという。生徒にけがはなかった。教諭は「緊張感を持って授業に臨んでもらいたかった」と話しているという】
生徒に「答えられないと切る」とカッター…鹿児島 (読売新聞) - goo ニュース
【同中によると、教諭は4月13日、1年生の美術の授業で、生徒約30人に色の種類を質問。教材のこん包を解くためにポケットに入れていたカッターナイフを、男子生徒の顔の約20~30センチまで近づけたという。
 また、女子生徒2人にも離れたところから、刃を出したカッターナイフを見せながら質問した】

 こういう馬鹿な教師には今回の事故で有名になったJR西日本の日勤教育みたいな再教育を受けさせりゃあいいんです。技量の問題ではないのだからああいった再教育で、自分が何をしたのかという事を十二分に理解させてやればいい。
 で、この記事を読んで最初に考えた事は学校の安全性です。近年の学校で起きた事件を受けて学校に部外者は簡単には入れなくなってきました。私にはまだまだ穴があるように見えますが、一応警備の形は出来てきた。ただ、学校関係者はどうなんだろうなと思ったんです。
 この前のハンマー殴打事件の少年。彼と同じ様な考えを持った生徒が学校での犯行を計画したら・・・彼と同じ様な考えを持った教師が学校での犯行を計画したら・・・誰がどうやってそれを阻止するんでしょうか?

 別に学校だけに限った話じゃないんだけど、学校が外からの守りを固めている現状を見ると、今後はその固められた内側が問題になってくるんだろうなと思う。教師のセクハラや生徒間のいじめ、学力問題等とはまったく違う心の中の闇の問題。学校内だけで対応する問題じゃないし、画一的な解決策が用意できる問題でもない。でも何らかのアプローチを考えておかなければならないと思う。

 既にアメリカではこの種の悲劇は起きている。日本でも今後この種の悲劇が起きないという保証は無い。

バッシングより他の事に力を注げ

2005-05-07 02:06:54 | ニュース関連
脱線後にゴルフ、宴会、旅行…JR西185人参加 (読売新聞) - goo ニュース
【JR西日本は6日、福知山線の脱線事故があった4月25日から同30日にかけての間、駅長などの所属長8人を含む延べ185人の社員が、ゴルフや飲み会、旅行など不適切な行事に参加していたとする内部調査結果を発表した】
 時代劇を見た後そのままNHKを見てたらこのニュースをやってましたね。その後直ぐに風呂に入ったんで詳しい事は知りませんが、報ステの古館君はさぞかし噛み付いてくれたんでしょう。
 で、その内容なんですけどねぇ、兵庫県のゴルフは一寸拙いだろう。「神戸支社長杯」なんて冠の付いたコンペ、しかも事故を知った後もプレーを続けていたのは拙い。事故が同県内で起きた事を考えれば批判されても仕方が無い。
 ただねぇ、広島だの北陸派出所まで批判する必要は無いだろう。JR西日本には東京本部もあれば福岡支社もあるんだぞ。事故現場から離れた所のJR西日本社員の行動までバッシングする必要は無いだろう。

 ブログを見ていると現在の行き過ぎたJR西日本バッシングを批判している人は多いですね。おそらくブログを持っていない人にも同様の考えを持っている人は多いと思う。それなのに何故マスコミはああまでバッシングして騒ぐんですかね。もっと他に追求する事はあるだろうに。
 例えばこれ。
事故当日、社内放送で死者に触れず…JR西の情報混乱 (読売新聞) - goo ニュース
【JR福知山線の脱線事故で、JR西日本が、阪神大震災以来の最高レベル「第1種A」という危機管理体制をとりながら、本社、支社、現場間の情報交換が、スムーズに行われていなかった実態が6日、わかった】
【垣内剛社長はじめ常勤役員7人のうち6人は本社内におり、この時、事故を知らされた。その後、1両目に乗り合わせ、肋骨(ろっこつ)骨折の重傷を負った社員(関連会社に出向中)から、本社に「ひどいことになっている」「けが人多数」と惨状を知らせる携帯電話が入った】
【ところが、1両目の社員の証言はなぜか、大阪支社には伝わらなかった。支社の部署の一つ「尼崎電車区」の区長が同55分ごろ、約1キロ離れた事故現場を見て初めて、現状を認識。連絡を受けた大阪支社は10時10分、独自の現地対策本部を設置した】

 例の2人の運転士の上司も電話連絡を受けながらまともな対応をしていない。何処から事故情報が入ってどう伝わったのか、そしてどう対応したのか。何故事故情報が伝わらない所がでたのか。
 そして最近頻発しているオーバーランを含めたミス。脱線事故の報道でオーバーランが注目を集めた所為なのか事故後のオーバーラン報道は多い。事故の前後でオーバーランの件数はどう変化しているのか。事故後に増加しているとしたらその原因はなんなのか。ボウリングやゴルフのバッシングはもういいから、こういう事の方にもっと突っ込んだ取材をして欲しいんだけどねぇ。

駅前商店、スーパー閑散 JR脱線事故 (産経新聞) - goo ニュース
【兵庫県尼崎市のJR福知山線の脱線事故で、同線の宝塚-尼崎駅間は事故発生以来、不通となっており、復旧のめどは立っていない。不通区間内にある六駅では駅前の人通りがめっきり減り、商店やスーパーにも客の姿はまばら。沿線に住む住民らは「本当に不便。確かに安全性は重要だが、できるだけ早く復旧してくれたら…」と複雑な表情を浮かべる。また、沿線の学校では、教職員や生徒らの通勤通学にも影響が出始めている】
【駅構内の改札付近にあるコンビニエンスストア店長の安松太郎さん(42)によると、不通後は一日の売り上げが通常の二割程度にまで激減。「おにぎりやサンドイッチといった商品の廃棄量がものすごく増えている。このまま赤字が続くぐらいなら、復旧までの間、一時的に閉店した方がいいのかもしれない…」】
【川西池田駅近くに住む会社員、前田勇さん(61)は「やっぱり不便。本来なら、大阪の職場にはJR一本で行けるので、不通になってからは乗り換えのため、通勤時間が四十分近く増えた。走る速度はゆっくりでいいから、できるだけ早く復旧してほしい」と話す。本格的な通勤、通学が始まる連休明けには混雑が起きそうだ】

 まあ、こういう話が出てくるのは当然ですよね。利用者にしてみれば不便だし、人の流れと行動パターンが変わっているから販売店関係者には大問題。こういう人達にJR西日本が何か補償してくれる訳じゃないから早期運転再開を望む声がでてくるのは当たり前。
 だからさ、ATS-Pの設置が復旧・運転再開までの期間に大きく影響するなら、ATS-Pの設置を運転再開の前提条件にしない方がいいんじゃないの?ATS-Pを設置したからって完全な安全運行ができる訳じゃないんだから。
 逆に過密ダイヤの見直しとか今回の事故の間接原因とされる部分の対策の方をJRにさせるべきでしょ。事故当時の社員の行動を調査・追及させるよりそちらの方が余程建設的なんだけどねぇ、政治屋にマスゴミさん。