goo blog サービス終了のお知らせ 

マッハの貴公子 C1Runner の熱~い日記でつ(¬_,¬)b フフフ・・・

マッハの貴公子 天才タケスィが熱~く語るでつ( ̄ω ̄)ムフ~

火力発電ボイラ向け専焼バーナの「アンモニア火炎」可視化

2023-10-24 07:10:29 | ガスタービン
火炉内では目視確認できないアンモニア火炎の状態について、特殊なカメラとフィルタを使用して撮影し、
可視化に成功したと発表。

アンモニア燃焼技術開発の加速・高度化において、火炎の形状や動作などを正確に把握することは
極めて重要となるでつ。
今回、これを、新たなアンモニア供給設備の導入により試験能力を拡充した大型燃焼試験設備で確認。

カーボンニュートラル化に向け、アンモニアの製造、貯蔵、輸送、利用にわたるバリューチェーンの早期構築に向けて、
技術開発や国内外のパートナーとの提携を進めているでつ。

利用に関しては、火力発電用ボイラにて燃料アンモニア50%以上の燃焼適用技術の確立とその実機実証に取り組むほか、
燃料アンモニア100%適用を目指した専焼バーナの開発。

このバーナの開発では、小型の燃焼試験設備において有害物質を抑制した状態での燃焼に成功。
さらに実際の発電所規模を想定した大型炉での詳細な評価を実施するため、燃料アンモニアの供給量を従来設備の10倍にした、
大規模アンモニア供給設備を2022年9月に建設し、同年11月より大型燃焼試験設備での専焼試験を開始しているでつ。

今回、火炎の可視化に成功したことで、詳細な燃焼状態の確認や計測結果の妥当性評価が可能となり、
より信頼性の高いバーナの開発、実用化に取り組むでつ。

バーナーもキー技術。
アンモニアの特性をしっかり把握して、最適のバーナー開発を進めていくでつ。

石炭火力発電排ガスから、固体吸収法でCO2分離・回収

2023-10-14 07:10:29 | ガスタービン
国内で初めて、石炭火力発電所の燃焼排ガスから固体吸収材を用いてCO2を分離・回収する省エネルギー型試験設備の
運転を開始。

同試験設備は、関西電力の協力を得て、同社石炭火力舞鶴発電所内に建設したもの。
こりは…
開発・製造した固体吸収材を循環させてCO2を分離・回収するでつ。

この試験装置で利用する固体吸収法は、従来の技術と比べて、CO2分離・回収に要するエネルギーを
大幅に低減できる先進的な技術として期待されているでつ。
今後、同試験装置で舞鶴発電所の燃焼排ガスからCO2を分離・回収する試験を本格的に実施する予定。

同試験装置による運用性と経済性の評価等に基づき、将来の社会実装を見据えたプラントの
更なる大型化や信頼性向上等を研究していくでつ。
同試験設備は、新エネルギー・産業技術総合開発機構のカーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発を推進する研究開発事業として
2020年に採択を受けて、舞鶴発電所内に建設されたパイロットスケールプラント。
試験規模は40トン-CO2/1日。

このプラントでは、多孔体にアミンを担持した固定吸収材を用いるとともに、CO2回収技術のひとつ、移動層システムを採用。
移動層システムでは、吸収材は、吸着塔、再生塔、乾燥塔を循環し、連続的にCO2の吸脱着を行うでつ。
これにより、連続回収を行い、大規模プラントにも適用可能としているでつ。

NEDOの研究評価委員会では、この研究開発について、CO2分離・回収コストを現行技術より低減できる固体吸収材移動層システムについて、
実ガス試験の実施につなげることができたと評価しているでつ。
二酸化炭素回収技術、特に石炭火力は早く実用化しないと地球の熱はなかなか冷えないでつ。

ごみ焼却工場排ガスからCO2回収・メタネーション 実証開始

2023-10-12 07:10:29 | ガスタービン
ごみ焼却工場の排ガスから分離・回収したCO2を異なる需要場所に輸送しメタネーションに利用する、
国内初となる地域連携でのCCU共同実証を開始するでつ。

この実証では、横浜市資源循環局鶴見工場の排ガスか開発した装置により分離・回収したCO2を、東京ガス横浜テクノステーションの
メタネーション実証設備に輸送し、メタネーションの原料として利用するでつ。
地域連携での実証を通じ、CCU技術の向上や利用拡大、e-methaneの実用化に取り組んでいくでつ

また、同実証試験のメタネーション施設は、横浜市のごみ焼却工場で発電時に創出された非化石証書を活用し、
再生可能エネルギー100%で運用しているでつ。

今後メタネーション施設以外へのCO2の活用を目指すとともに、回収量や輸送先など、CO2の流通可視化に向けた検討も進めていくでつ。
鶴見工場の排ガス中に含まれるCO2を分離・回収した後に資源として利用するCCUの確立に向けた実証試験の準備を進めてきたでつ。

今回、すべての機器の試運転が完了。
鶴見工場の排ガスからCO2を回収しメタネーションに利用する実証を開始。
鶴見工場と東京ガス横浜テクノステーションの所在する鶴見区末広町には、様々な生産機能や研究開発拠点が集積。

メタネーションで生成されるe-methaneや、水素の地産地消モデルの構築など様々な先進的な脱炭素の取組実施を通じて、
横浜臨海部における脱炭素イノベーション創出のモデル地区形成を目指しているでつ。

2022年1月に締結した協定に基づき、環境創造局北部下水道センターからの再生水と消化ガスつまり下水汚泥を処理する過程で発生するバイオガスを
メタネーションに利用する取組についても検証を進めている。
横浜テクノステーションのメタネーション施設にて実証試験を開始。

メタネーションは、CO2と水素の反応により都市ガスの主成分となるメタンを合成する技術。
取り組むメタネーションの技術開発では、原料の水素も、再生可能エネルギー由来の電力で水を電気分解してつくることで、
製造過程でもCO2を排出させることなく作るグリーン水素を用いるでつ。

e-メタンはグリーン水素等の非化石エネルギー源を原料として製造された合成メタンをいうでつ。
このメタネーション実証試験は、再生可能エネルギー由来の電力調達から合成メタンの製造・利用までの一連の
技術・ノウハウの獲得、各装置の実力値や課題の把握、システム全体での効率等の知見獲得を目的に行っているでつ。

こりをスーパ-ごみ発電に結び付けてほしいとこでつ。

水素・アンモニア利用拡大へ分解システム共同開発するでつ。

2023-09-27 07:10:29 | ガスタービン
水素・アンモニアサプライチェーンの導入と大量輸送の本格化を見据え、アンモニアを分解して水素を
取り出すシステムの共同開発契約を締結したと発表。

知見を生かし、アンモニア熱分解触媒を用いた最適なシステムを共同開発。
早期実用化を目指し開発を推進していくでつ。
水素は燃焼してもCO2を排出しないゼロエミッション燃料。

アンモニアは、水素を安全かつ大量に長距離輸送・貯蔵することが可能な水素キャリアの1つとして注目されているでつ。
アンモニア分解技術は、アンモニアから水素を取り出すために不可欠であり、サプライチェーン構築の実現において
重要な役割を担うでつ。

今回の共同開発において、アンモニア製造プラントをはじめとした国内外における多数の化学プラント納入実績や、
これまで培ってきたアンモニアや水素のハンドリング技術に関する知見を生かすでつ。

また、アクリル酸触媒をはじめとするプロセス触媒や、自動車触媒、排ガス触媒などの環境触媒を多数開発・実用化してきた
触媒技術の実績と知見を生かすでつ。

2040年のカーボンニュートラル達成に向け、エネルギー供給側で脱炭素化を目指す「エナジートランジション」に戦略的に取り組んでいるでつ。
水素・アンモニアサプライチェーンの構築に寄与するアンモニア分解システムの開発とその事業化を推進することで、脱炭素技術の
早期確立・社会実装を図るでつ。

環境対応への変革に、アンモニアや水素のさらなる普及拡大に向けてアンモニア分解触媒の開発と社会実装を進めているでつ。
燃料開発もだけど、燃焼技術も遅れないようにしないといけないでつ。

アンモニア分解

2023-09-21 07:10:29 | ガスタービン
水素製造に向けたアンモニアクラッキング(分解)技術の共同開発を開始。
水素・アンモニアに関連する知見やノウハウを活用し、アンモニア分解技術の実証プラントの建設を検討。

将来的には、同実証試験で得られた知見をもとに、生産プロセスの最適化やスケールアップなどを図り、
商用化に向けたプラントの建設を目指すでつ。
アンモニアは、燃焼時にCO2を排出しない脱炭素燃料であると同時に、分解により水素を取り出せることでつ。

そこで水素エネルギーを長距離かつ大量に輸送するためのキャリアとして期待されているでつ。
また輸送・貯蔵時の水素キャリアとして、アンモニアを活用し、エンドユースにおいて水素をクラッキングための
検討が加速していでつ。

海外から経済性のある水素調達を行うためには、水素キャリアの選定が重要なミッションとなでつ。
今回の実証を通じて、アンモニアに関する多くの知見を世界に先駆けて獲得できることと見込んででつ。

最近は、水素よりアンモニアの開発に力入ってるでつ。
アンモニアタ-ビンの開発への方向転換もありでつなぁ~

ゼロカーボン実現へ向けた注目技術 なり~

2023-09-15 07:10:29 | ガスタービン
そりは、メタネーションとセンシングだなぁ~
水素(H2)と二酸化炭素(CO2)を反応させ、都市ガスの主成分である合成メタンを生成する技術であるメタネーション。

カーボンニュートラル社会の実現に寄与する技術として、研究開発が進められているでつ。
2050年カーボンニュートラルの実現に向けて各産業分野で脱炭素化が進められているでつ。
主に化石燃料由来のエネルギーに対するアプローチが取り沙汰されるが、今注目されているのがメタネーション技術によるガスの脱炭素化。

メタネーションとは水素とCO2を合成してメタンを合成する技術。
メタンは燃焼の際にCO2を排出するが、工場などから回収したCO2を利用することで大気中のCO2は増加せず、
実質カーボンニュートラルとされているでつ。

2050年までにネットゼロカーボン実現を目標に掲げ、ネットゼロ5分野として
設定する水素・アンモニア、CCS・CCUS再エネ、カーボンリサイクル・新分野、森林の領域に積極的に取り組んでいるでつ。

ネットゼロ5分野のうち、カーボンリサイクル・新分野の1つとして力を入れているのがメタネーション。
2030年を目途に、年間6万トン程度の合成メタンを、当社のパイプラインで供給することを目指し、メタネーションの社会実装を推進しているでつ。
再エネ由来の水素などを原料として製造するカーボンニュートラルな合成メタンは、既存の都市ガスインフラを活用して需要家へ供給することも可能。

大きなインフラコストを投入することなく、電化の難しい分野も含めた社会の脱炭素化に寄与できることになるでつ。
メタネーションで生成したグリーンな合成メタンを需要家へ供給するにあたり、重要となるのが計測やセンシング技術。
センシングとはCO2や水素といったガスの濃度を測定する技術。

最終的に製造した合成メタンを既存のパイプラインにのせて需要家へ届けるわけるでつが、入口側の合成メタン濃度・流量等を測ることで、
クリーンガス証書等を付ける必要があるでつ。
製造時や最終的に仕上がったガスについて、CO2や水素、メタンを測る、計測・センシング・モニタリングの技術は必須。

ガス供給に関して需要家様と取り決めた品質から外れたものはもちろん供給できないでつ。
でつので測定を正確に行うということはとても重要になるでつ。

メタネーションの社会実装の推進に向け、2021年からNEDOの助成事業のもと、都市ガスのカーボンニュートラルに向けたCO2-メタネーションシステムの
実用化を目指した技術開発を行っているでつ。

2023年6月には、世界最大級となる400Nm3-CO2/hの試験施設の建設を、新潟県長岡市で開始。
2025年度に合成メタンの生産を開始し、ガスパイプラインで需要家に供給する予定。
さらに、豪州などで1万Nm3/h規模の設備を建設し、2030年頃を目途に合成メタンを国内に輸送し、需要家へ供給することを目指すでつ。

メタネーションの社会実装については、技術とともに、使用する方々や製造する方々へのインセンティブ等を含む制度の必要性も大きなポイント。
どうしても足元では化石燃料に比べて割高となってしまうクリーンエネルギーを環境価値と併せてどのように制度設計するか。
そうした政府からの政策支援も重要。

技術・制度、そして携わる人たちの理解といった、あらゆる面を考慮して進めていくことがカーボンニュートラルへの一歩となるでつ。

大阪臨海工業地帯で水素・アンモニア供給網構築

2023-09-14 07:10:29 | ガスタービン
大阪の臨海工業地帯を拠点とした水素・アンモニアのサプライチェーン構築に向けた共同検討を
開始すると発表。

大阪の臨海工業地帯でのアンモニアの受入、貯蔵・供給拠点の整備などに関する検討や、関西・瀬戸内地域での利活用先の
拡大に向けた調査などを開始。
また、利活用先候補の1社であり、電力事業のカーボンニュートラルへの挑戦を表明している神戸製鋼所と協議を開始。

この取り組みを通じて、4社は、各分野での経験・知見を結集し、ゼロカーボン社会の実現に取り組む考え。
水素・アンモニアは、燃焼時にCO2を排出しないなど、カーボンニュートラルの実現に向けたエネルギーの
ひとつとして期待されているでつ。

アンモニアは水素を高密度に含み、扱いやすいため、水素を輸送・貯蔵する水素キャリアとしても注目されているでつ。
また、分解技術により、水素を取り出せるほか、肥料・工業用途向け用途として生産・輸送・貯蔵の技術が確立されていることから、
発電分野での燃料利用や産業分野での熱利用など幅広い分野における活用も期待されているでつ。

水素とアンモニアは次世代エネルギーの主役争いだなぁ~
どちらも扱いには注意が必要だけど、貴重なカーボンフリーになるエネルギー。
クリーンなエネルギーの開発は急を要するので頑張らないとでつ。

メタネーションの現在の動向なり~

2023-09-13 07:10:29 | ガスタービン
調理したりお風呂を沸かしたりするときに使うガスには、都市ガスとLPガスの2種類があるでつ。
そのうち、ガス管を通じて供給される都市ガスの普及率は東京や大阪で高く、80%を超えているでつ。

都市ガスの原料は、メタンを主成分とした天然ガスとLNGが多くを占めているでつ。
いずれのガスも貴重なエネルギー資源でつが、天然ガスに含まれるメタンは、
メタネーションという技術により人工的に合成でき、近年注目を集めているでつ。




メタネーションとは、水素と二酸化炭素を反応させてメタンを合成・製造する技術のこと。
合成したメタンは、空調やキッチン、給湯などの燃料として天然ガスの代わりに利用できるでつ。

その際、二酸化炭素が発生するでつが、これをメタネーションの原料に使用することで、
再び合成メタンを製造できるというメリットがあるでつ。

メタンを合成・製造する技術を開発したのは、フランスの化学者ポール・サバティエ氏。
1911年、水素と二酸化炭素を高温高圧の状態に置いた上でニッケルの触媒を用いると、メタンと水が生成できることを発見。
この化学反応は「サバティエ反応」と呼ばれているでつ。

サバティエ氏はこの功績により、1912年にノーベル化学賞を受賞。
サバティエ氏により製造技術は開発されていたものの、実際にメタンの製造に成功したのは1995年のこと。

メタンをつくる実証プラントを建設。太陽光発電の電力を使い、水を電気分解して取り出した水素を用いて、
世界初の合成メタンを製造。
メタンが燃焼した際に発生した二酸化炭素を装置に戻せば、再生成できる仕組みになっているでつ。

二酸化炭素を回収してから合成メタンの生成、排出されるまでの流れを見ていくと、2つのメリットがあるでつ。
メリット①二酸化炭素の量が増加しない。
メタネーションにおける二酸化炭素に注目して見ると、
発電所や工場から回収された量と、住宅やビル、工場から排出された量が相殺。
その結果、合成メタンを利用しても、全体の二酸化炭素は増加しないでつ。

メリット②環境への負担がない。
メタネーションの原料となる水素は、二酸化炭素を排出しない再生可能エネルギーなどを使って製造できるでつ。
この方法で水素を生成すれば、環境に負担をかけないクリーンなエネルギー生産が可能。

これらの仕組みとメリットから、メタネーションは次世代のエネルギーとして大きな注目を集めているでつ。
メタネーションが必要とされている理由は、日本をはじめ世界において二酸化炭素の排出量をゼロにする「脱炭素化」が
進められていることにあるでつ。

ガスの脱炭素化は比較的実現しやすいと考えられていることが1つ目の理由。
脱炭素化を実現するためには、日本における消費エネルギーの約6割を占める工場や家庭、
業務などから排出される二酸化炭素を抑える必要があるでつ。

工場などでは蒸気加熱、家庭や業務などでは給湯や暖房による排出量が主でつが、これらの場面で多く利用されているのは天然ガス。
そして天然ガスは、石炭や石油に比べて燃焼した際の二酸化炭素の排出量が少ないという特徴があるでつ。
石炭を100とした場合の天然ガスの二酸化炭素排出量は57と、約6割程度…

そのため、工場や家庭、業務などで利用する天然ガスをメタネーションにより供給すれば、
より早く低炭素を実現できるという利点があるでつ。

2つ目は、天然ガスの代わりに合成メタンを利用しても、経済的な負担が少ないこと。
合成・製造したメタンを供給する際には、都市ガスの導管やガス消費機器などの既存のインフラ設備を利用できるでつ。
そのため、費用をかけることなく合成メタンに移行できるメリットがあり、脱炭素化が推進しやすいとされているでつ。

さらに、都市ガスの導管は地下に埋設されていることから、災害時にも安定的な供給が可能。
このことから、メタネーションは「環境適合(Environment)」のほか、「経済効率(Economic Efficiency)」「安定供給(Energy Security)」の
要素があるでつ。

これらは、日本のエネルギー政策の基本方針「3E」に当てはまるでつ。
資源の少ない日本において、メタネーションは有望なエネルギー供給源となるでつ。

3つ目は、メタネーションが地球規模の課題である気候変動問題を解決する手段として期待されていること。
メタネーションは、装置をつくるメーカーやガス業界などで研究開発が積極的に行われているほか、実用化に向けた実証実験も進められているでつ。

2021年度より横浜テクノステーションにてメタネーション実証試験を実施。
再生可能エネルギーから得た電力により水素を製造し、合成メタンの製造・利用を行っているでつ。
CO2ネット・ゼロへの挑戦」を経営ビジョンに掲げ、水素を製造する際のコストを低減するなどの開発を強化。

鉱場内から回収した二酸化炭素を使用して合成メタンを製造する実証実験を、2024年度後半から2025年度にかけて実施すると発表。
製造した合成メタンは、INPEXの都市ガスパイプラインを利用して供給。
この設備の合成メタンの製造能力は、計画段階で約400 Nm3/hであり、現時点では大規模な部類。

基盤技術開発や省エネルギーで合成メタンを製造する触媒技術などを駆使して、本実験を行う予定。
メタネーションは将来有望なエネルギー供給源ですが、デメリットや課題もあるでつ。

1つ目は、メタン製造設備を大型化する必要があること。
メタネーションを商用化するためには、1~6万Nm3/hの製造能力が必要でつが、現時点で世界最大級といわれる装置でも500 Nm3/h。
将来的には、20~100倍の規模に拡大する必要があるでつ。

2つ目は、水素と二酸化炭素を低価格で調達すること。
メタネーションには、設備や運営、生産においてコストがかかるでつ。
現在使われているLNGと同水準の価格にするためには、特に原材料コストを抑える必要があるでつ。

これらの課題の解決に向けて、関係各社や研究機関、学識者、政府が参加する「メタネーション推進官民協議会」が開催。
この協議会では、メタネーションの実現に向けた活発な取り組みが行われているでつ。

政府は2021年、経済と環境の好循環を生み出す産業政策「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」の改訂を行ったでつ。
その中でメタネーションは、次世代熱エネルギー産業として成長が期待される重要分野に位置づけられているでつ。
また、メタネーションの年間導入量と供給コストの目標も定められたでつ。

都市ガスの90%が合成メタンに置き換わるという目標が達成されると、2050年には年間約8,000万トンの二酸化炭素が削減できると試算されているでつ。
これは、日本で排出される二酸化炭素の量の約1割に当たり、脱炭素化への大きな一歩となるでつ。

メタネーションとSDGsの関係。
メタネーションは、これら17の目標のうち、目標7エネルギーをみんなにそしてクリーンにと関係があるでつ。
目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」は、すべての人々が、手頃な価格で信頼性が高く、持続可能且つ現代的なエネルギーを
利用できるようにすることが目標。
またこの目標には、クリーンなエネルギーの研究や技術、投資を促進していくことも含まれているでつ。

メタネーションには、製造能力の規模が小さく、コストがかかるなどの課題があるでつ。
それらが解決できれば、二酸化炭素の排出量を増やさないクリーンなエネルギーとして有効。
また、既存の都市ガスのインフラを利用できるので、より効率的なエネルギー供給が実現。

このことから、メタネーションを推進していくことは、持続可能な社会の実現に貢献できるでつ。
メタネーションは、水素と二酸化炭素を反応させてメタンを合成・製造する技術。

合成されたメタンはエネルギーとして使用できるほか、工場などから排出される二酸化炭素を利用して製造できるメリットがあるでつ。
一方で、設備の規模やコストの面での課題もあるでつ。
今は実証実験の段階でつが、これらの課題を解決できれば、メタネーションの本格的な運用も実現するでつ。

脱炭素やカーボンニュートラルの取り組みが世界的に行われている中、日本においても具体的な目標を定めてメタネーションを導入していく考え。
それは同時に、SDGsの目標エネルギーをみんなにそしてクリーンにへの貢献にもつながるでつ。
メタネーションが新しいエネルギーとして、今後普及していくことが期待されるでつ。

国産合成メタンの大規模製造検討

2023-09-09 07:10:29 | ガスタービン
大阪港湾部において、再エネ由来のグリーン水素を活用した、国内初となる国産の合成メタン「e-メタン」の
大規模製造に関する共同検討を開始したでつ。

大阪港湾部にて、海外から調達したグリーン水素と、近隣の工場などから調達したCO2を
原料にe-メタンの製造メタネーションを実施。
2030年から大阪ガスの都市ガス1%(一般家庭約25万戸相当)に相当。

年6000万m3(1万Nm3/h)の製造を目指すでつ。
製造したe-メタンは、大阪ガスの泉北製造所を通じて、都市ガスを利用の顧客に供給する予定。
なおこの規模のe-メタンを製造するのは、国内では初めての取組。

海外で製造したグリーン水素は、効率的な水素の貯蔵・輸送手段の一種であるメチルシクロヘキサンに
変換して輸送。
MCHは常温常圧の液体で、容積は水素ガスの1/500。貯蔵や輸送など、取り扱いが容易になるなどの特徴。

2023年3月、2030年度にe-メタンを1%(年間6000万m3)導入することを宣言。
日本国内での技術開発・実証に加え、北米・南米・豪州・中東・東南アジアなどにおいて
複数のメタネーションに関する検討を進めているでつ。

今後、周辺の事業者様とも連携することで、産業界のCO2リサイクルにつなげ、
日本のNDCパリ協定に参加する各国が国連に提出する温室効果ガス排出削減目標の達成に寄与。

ループの長期ビジョンにおいて「エネルギー・素材の安定供給」と「カーボンニュートラル社会の実現」との
両立に向け挑戦することを掲げているでつ。

脱炭素社会・循環型社会の実現に向けた本格的な水素の大量消費社会を見据えて、国内外で
カーボンフリー水素サプライチェーン構築に取り組んでいるでつ。

2040年度をめどに、エネルギー供給あたりのCO2排出量の半減を目指しているでつ。
この目標を実現するためには、さまざまな用途における水素利用に関する検討を進めることが重要。

今回の検討を通じて、グリーン水素とe-メタンの社会実装を実現し、カーボンニュートラルと
エネルギー安定供給の早期実現に向けて取り組んでいくでつ。

グリーン水素の社会実装に向けて、大阪における大規模な水素輸入基地を整備。
また、水素をe-メタンに変換することで新たなインフラ投資を抑えて、発電・モビリティ分野以外の
熱分野向け水素利用の拡大させることができるでつ。

e-メタンは、都市ガスの脱炭素化につながることに加え、既存の都市ガスインフラや消費機器をそのまま活用することが
できるでつ。

民生・産業分野の幅広い熱需要のカーボンニュートラルへの移行を、社会コストを抑制しながら円滑に実現することが
できるでつ。

さらに、e-メタンの製造拠点を国内に確保することにより、国内の産業界から排出されるCO2のリサイクルや、
エネルギー安定供給にも貢献。

現在、国内で排出されたCO2の利活用について、検討を進めるなど、さまざまな取り組みを
展開しているでつ。

カーボンフリーに向けて、進んでいるでつ。

国内大学の研究なり~

2023-09-07 07:10:29 | ガスタービン
ガスタービンの研究も盛んにおこなわれているでつ。
産学共同が多いでつ。

若い人が研究して開発していくのはいいこと。
こりは…
まだまだ日本の技術が継承されていくということでつなぁ~




その研究の一つ。
産業技術総合研究所と東北大学との共同研究により、灯油の30%相当をアンモニアで置き換えた状態で混焼し、21kWのガスタービン発電に成功したでつ。
再生可能エネルギーの大量導入・利用の際のエネルギー貯蔵・輸送用の媒体として、水素や水素キャリアへの期待が高まっているでつ。
水素キャリアは、常温常圧では気体の水素を、水素を多く含んだ化学物質に変換して、より簡便に貯蔵・輸送を行うための媒質。
アンモニアは炭素元素を含まず水素の割合が多い水素キャリアとして特に注目されてて、発電用燃料としての利用に期待が高まっているでつ。
また、燃焼しても主に水と窒素しか発生しないことから、従来の燃焼燃料に一部アンモニアを置き換えるだけでも、二酸化炭素排出量の削減効果が大きい。
今回、灯油とアンモニアを混合供給できる燃焼装置を試作して、アンモニアを燃焼しガスタービン発電に成功。
これは、アンモニアのエネルギー利用技術の大きな進展といえ、100%アンモニアの燃焼による発電が期待されるでつ。

さらに…
水素社会実現に向けて、大規模な水素利用技術として水素発電が注目。
東京工業大学は、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構が推進する水素利用等先導研究開発事業における
「超高効率発電システム基盤技術研究開発」について、国立研究開発法人産業技術総合研究所、一般財団法人エネルギー総合工学研究所、
川崎重工業株式会社と共同で受託し、酸素水素燃焼タービン発電システムの研究を進めているでつ。
酸素水素燃焼タービン発電システムは、既存の開放型ガスタービンとは一線を画す超高効率のクローズドガスタービンシステム。
その特徴は、水素を純酸素で燃焼する場合の生成物が水蒸気のみ、CO2, NOxが発生しないエミッション・フリーであることを最大限に利用すること。
直接燃焼によってボイラよりも高効率かつ簡易に高温の水蒸気を作り出し、蒸気タービンのメリットであるタービン出口の復水器での凝縮による外部仕事の増大、
凝縮水の液相加圧による加圧動力の極小化によって究極の高効率化を実現するもの。

次世代のガスタービンの開発はこれからますます活発になるでつ。

本事業は、2040年代の実用化を想定した研究開発の最初の2年間であり、クローズドガスタービンシステムの実現性についてフィージビリティスタディを行い、発電効率75%を達成可能なシステムの技術成立性・経済性確保の見通しを得るとともに、それらを競合技術と比較して優位性を提示します。また、2019年度前半に予定のステージゲート(S/G)審査の達成目標をクリアし、小型機設計、小規模実証実験、実証実験を経て、将来 商用機導入に至ることを目指しています。

常温常圧で安全にアンモニア貯蔵の新手法

2023-08-08 07:10:29 | ガスタービン
アンモニアを常温常圧で貯蔵できる新たな手法を開発。
アンモニアを別の物質に変換して取り込める特殊な結晶を使うでつ。

脱炭素社会のエネルギーとして期待されるアンモニアを安全に運搬できる可能性があるでつ。
アンモニアは常温では毒性のある気体。
低温で液化するほか、圧力をかけて圧縮する方法で運搬されているでつ。

手間とコストがかかるため、常温常圧で大量に運ぶ方法が求められているでつ。
ナノメートルサイズの穴が空いている多孔質化合物を使う方法も研究されているでつが、アンモニアを取り出す際に
高温が必要なうえ、繰り返し使うと劣化する課題があるでつ。

アンモニアと常温常圧で反応する有機物と金属でできたペロブスカイト型の結晶の一種を発見。
この結晶は柱状に分子が並んでいるでつが、アンモニアと水に反応して層状に変わるでつ。
その際、アンモニアは窒素化合物となり、層の表面にくっつくでつ。

真空でセ氏50度にすると結晶構造が柱状に戻り、アンモニアを取り出せるでつ。
常温常圧で安定な状態を保ち、貯蔵や運搬も簡単にできるとみているでつ。
アンモニアと反応すると色が変わるため、アンモニアを検知するセンサーにも応用できるでつ。

今後は協力企業を探して大型化し、2030年ごろの実用化を目指すでつ。
ペロブスカイト結晶は次世代の太陽電池にも、応用されているでつ。
アンモニアの利用も活発になってきたでつ。

脱炭素技術の開発状況2023②なり~

2023-08-06 07:10:29 | ガスタービン
脱炭素となるとガスタービンは外せないでつ。
脱炭素の本命は、やっぱり水素。

さてそれらの技術のポイント。
工場や都市からのCO2排出量を減らす取り組みとして、再生可能エネルギーの利活用や蓄電、
水素/アンモニアエネルギーの活用など様々なアプローチが検討。

再生可能エネルギー、エネルギー貯蔵、水素の製造/利用、アンモニアの製造/利用、廃熱の利用、
エネルギーマネジメントシステム、仮想発電所、電力取引システム、の技術動向に着目しるでつ。

再生可能エネルギーは、狭い土地や風向きが変わりやすい土地、浅い海などで利用可能な、
新しいコンセプトの風力発電技術などが提案されていでつ。

エネルギー貯蔵は、出力が不安定な太陽光発電や風力発電からの電力を一時貯蔵する手段として、圧力や重力、熱を利用した、
蓄電池以外のエネルギー貯蔵システムへの注目が高まっているでつ。

水素の製造/利用は、2010年代後半以降にグリーン水素の製造を目標とするベンチャーが欧州を中心に数多く起業され、
その多くが既に数十億円規模の資金を調達しているでつ。

再生可能エネルギーを用いて水を電解することで水素を製造する企業が多いが、それ以外にもプラズマや触媒プロセスを
用いて水素を製造する企業が注目されているでつ。

アンモニアの製造/利用は、アンモニアは水素エネルギー貯蔵媒体として期待されていることに加え、アンモニア自体を燃焼させてもCO2を
発生しないことから、カーボンニュートラルを実現するためのキー技術として注目が高まっているでつ。
特に、再生可能エネルギーを活用したアンモニア製造を実現するプラントやモジュール化システムが実用化段階にきているでつ。

廃熱の利用は、工場廃熱や再生可能エネルギーを熱として貯蔵し、必要なときに取り出すことのできる様々な技術が提案されているでつ。

エネルギーマネジメントシステムは、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーは出力が不安定なため、安定した運用のためには、
分散電源など組み合わせたエネルギーマネジメントシステムが必要となるでつ。

仮想発電所は、多数の分散電源や小型発電設備をシステム上で連結し、大規模な電力システムとして活用する仮想発電所システムも
注目されているでつ。

電力取引システムは、ブロックチェーン技術を応用し、個人間での電力の選択や取引を可能とするプラットフォームが実用化されているでつ。

ベルヌーイ数

2023-07-25 07:10:29 | ガスタービン
ガスタービンはじめ、流体を扱うとベルヌーイ数が出てくるでつ。
ベルヌーイ数は、べき乗和の展開係数にとどまらず、級数展開の係数や剰余項、リーマンゼータ関数においても登場。

また、ベルヌーイ数はすべてが有理数。
こりを…
理解するのが難しいけど、わかりやくし説明してくれる本があったでつ。




然数のべきの和を求めるベルヌーイの多項式 の展開に伴って見出される有理数で,J.ベルヌーイにちなんでこう呼ばれるです。
x/(ex-1) をべき級数に展開し,x/(ex-1)=ΣB'n(xn/n!)=B'0+B'1(x/1!)+B'2(x2/2!)+… としたときの係数として現れ,
B'0=1,B'1=-1/2,B'2=1/6,B'3=0,B'4=-1/30,B'5=0,B'6=1/42,… でつ。

一般に応用数学の分野では,ベルヌーイ数を Bn とすると,Bn=(-1)n-1B'2n とおいて,Bn=2(2n)!ζ(2n)/(2π)2n ( ζ はゼータ関数) で表わされ,
B1=1/6,B2=1/30,B3=1/42,B4=1/30,B5=5/66,… とされるでつ。
すなわち符号因子 (-1)n をつけることによってすべてを正の有理数にするでつ。

これらの数をベルヌーイ数というでつ。
ベルヌーイ数とは、自然数のべき乗和の公式の係数。

こういう文字しきというか展開していくのは好きなんだけど…
でもどこかで、え~ってなるところがねぇ~
数学の参考書とか見てると必ず途中の計算展開がなくて、急になんで~ってとこが出てくるでつ。

学生時代なら先生に聞けるんだけどねぇ~
独学だと…
もう少し、式の展開を細かくしてほしいところでつ。

開発スピードが鈍化してるかなぁ~

2023-06-24 07:10:29 | ガスタービン
ガスタービンの開発スピードが遅い感じ。
新しいガスタービンより既存技術を熟成させてる感じ。

そいとダウンサイジングだなぁ~
そんな中で…
最適化技術に力が入ってるでつ。




機械製品の制御システムを設計するうえでは、「効率の良さ」や「安全性」といった要求仕様をシステムが満たすかを
確認する製品の「品質保証」を行う必要があるでつ。

ここで、製品の効率化・高信頼化のためにシステムを調整することは「最適化」。
産業界における製品開発では日常的に行われているでつ。

大規模な制御システムの安全性確認と最適化のためには、実際の機器で繰り返し実験することは現実的ではないため、
コンピューターによるシミュレーションを利用することが有効。
効率の良いガスタービンのシステム設計とは、制御に無駄のない発電システムの実現を意味するでつ。
例えば、電力需要が下がった場合に、出力を急激に抑えてしまうと、内部の温度が限界を下回りエンジンが止まってしまう「失火」というトラブルが
発生するおそれがあるでつ。

失火するとエンジンの再起動に長い時間と手間がかかってしまうでつ。
一方で、出力を下げるのが緩慢すぎると、タービンの回転数が上がってしまい、故障に繋がるでつ。

つまり、信頼性の高いガスタービンを設計するためには、温度や回転数といった複数の要素に関する要求をすべて満たすような、
賢く精密に制御できるシステムが必要。
多くの場合、制御システムの最適化は「パラメータ」と呼ばれる数個~数百個の数値を調整する複雑な問題になるでつ。

つまり、信頼性の高い制御システムを設計するためには、無数の可能性の中からより良いパラメータ値を効率良く見つけることが必要。
ガスタービンの制御システムでは、温度変化が失火領域に入らないようにしつつ、回転数が上がりすぎるなどの故障の原因を防ぐでつ。
この複数の要求を同時に満たすには、賢い制御システムを設計する必要。

パラメータの最適化は、多くの場合エキスパートによる試行錯誤と熟練の知識によって行われるでつ。
もしこれをコンピューターで自動的に行うことができるならば、設計コストの大幅な削減が期待できるでつ。

例えば、システム内部の挙動がすべて明らかで、微分方程式など、挙動を精緻に表せる数式を用いてシステムのふるまいを
記述できる場合は、最適化は既存の解法を用いて自動探索が可能。

そのようなシステムは「ホワイトボックス」と呼ばれるでつが、個別の複雑な問題が複合して現れる実際の産業製品では、
システムをホワイトボックスと見なして実用的な結果が得られるケースは非常に限られているでつ。

複雑なシステムの挙動を完全に数式化することが難しいため。
このシステムを制御するソフトウェアは大部分がマシン語で記述されているため、人が解読するのが困難で、
かつ複雑なコンピューター制御になっており、数式などの手法により数学的に扱うことができないブラックボックス。

これまで、ブラックボックスシステムの最適化のためには、「確率的最適化」や「進化計算」などのアルゴリズムが用いられているでつ。
これらのアルゴリズムは、パラメータとその出力の対応関係のみを利用してシステムを最適化できるパラメータの数値を探索するため、
今回の対象システムのようなブラックボックスにも適用することができ、ガスタービンのほかに自動車や飛行機の制御システムの設計などに
おいても利用されているでつ。
しかしながら、システムがより複雑に、要求仕様がより厳しくなるにつれ、実用に耐えるパラメータを発見するのは困難になっているでつ。
今回の対象システムでは、これら既存のブラックボックス最適化手法を用いても、人間が設計したシステムに匹敵するような結果は
得られないでつ。

このように、多くの実用的なシステム設計では、エキスパートの根気強い試行錯誤と、明文化されていない熟練の知識によるパラメータ最適化が
いまだ一般的に行われているでつ。
 
一般に反例生成では、ある要求仕様を満たすパラメータを見つけるという品質保証の問題を解くために
①あるパラメータを与えたときのシステムが要求仕様をどのくらい違反しているかを実数値で表す関数(目的関数)を作成する、
②目的関数の値がより小さくなる方向にパラメータを繰り返し修正する(勾配降下法などの汎用アルゴリズムを利用)、
という2段階の手順を踏でつ。
このとき、要求仕様は、時相論理と呼ばれる時間に関する表現を扱う論理式で記述した形式仕様の形で与えられるでつ。

従来の反例生成手法では、論理式が安全性に関する要求仕様Aを満たし、かつ効率に関する要求仕様Bを満たし、......といった複数の要求仕様を
「かつ」で結んだ形になっている場合に、全体ではなくただ1つの要求仕様が小さくなる方向にパラメータの修正が進む場合があるでつ。
この問題はマスキングと呼ばれ、要求仕様が複数あったとしても目的関数は1つしかないことに由来しているでつ。

本研究では、反例生成の2段階の手順をそれぞれ拡張し、
①目的関数を複数用いて、
②複数の目的関数上で探索を行う手法を開発。

このような複数の目的関数を用いる最適化は多目的最適化と呼ばれ、従来の最適化とは全く異なる複雑な計算が必要。
そのため、反例生成にそのまま応用しても現実的な時間で計算を終えるのは難しくなっているでつ。

多目的最適化の条件を弱めた制約つき最適化を用いた手法を考案し、論理式が複数の要求仕様を「かつ」で結んだ形になっている場合に
有効であることを示したでつ。

さらに、最近の制約付き最適化の研究で 提案されたランキングベースのアルゴリズムを用いることで、複雑な計算を行うことなく
マスキングの問題を回避。

こりからは、AIだなぁ~
特にChatGPTが有効になって来そうだなぁ~
パラメータの設定って難しいからなぁ~

ガスタービン学会50周年②

2023-05-23 07:10:29 | ガスタービン
ガスタービンも当初はジェットエンジンが主だったけど、
高温化が進んで、発電用の主機になったでつ。

そりはやっぱり蒸気タービンとのコンバインドサイクル。
こりにより…
高効率の発電設備が可能となったでつ。




ガスタービン単体では効率が悪いでつが、その分排ガス温度が高い。
その排ガスを利用して蒸気を作って蒸気タービンを回すでつ。
単体だとガスタービンで20%、蒸気タービンで30%くらいかなぁ~

コンバインドにすることで、60%のという高効率になるでつ。
そいとコージェネレーションでつなぁ~
蒸気を床暖房とかお風呂とかに利用すれば、ほどんど有効にエネルギーを利用できるでつ。

そいとガスタービンの排ガスは未燃ガスもあるので、排ガス循環させればさらに効率を
上げることができるし、再エネ化や温暖化ガス防止につながるでつ。
クローズドガスタービンになるとそりが実現するでつ。

セミクローズドもどうなってるのかなぁ~
今は、水素やアンモニア燃焼のガスタービン開発が主流だなぁ~
そいと大型ではなく分散化も考慮して中小型へとダウンサイジング化も進んでるでつ。

次の50年へ大きな舵取りが始まってるでつなぁ~