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マッハの貴公子 C1Runner の熱~い日記でつ(¬_,¬)b フフフ・・・

マッハの貴公子 天才タケスィが熱~く語るでつ( ̄ω ̄)ムフ~

アシストでつなぁ~

2020-01-24 07:10:29 | エンジン
今はHVが主流になってるでつが、80年代はターボが主。
どちらもエンジンをアシストすることには変わりはない。

ターボは過給して小排気量のエンジンでも大排気量のパワーエンジンに変えてしまう…
対して…
HVも同じでつなぁ~

ただHVはモータとバッテリーでアシストするから重くなるでつなぁ~
ただ燃費はいい…

トヨタHVは、EV走行可だけど、ホンダはエンジンとモータの共同。
さらにホンダは進化して充電用モータと走行用モータの2モータ式。
ゆえにトヨタのウソ燃費ではなく、実燃費はトヨタをはるかに凌ぐでつ。

でもヨーロッパではHVよりターボ化が主流。
EVも自身は温暖化ガスは出さないけど、間接的には出してるでつなぁ~
そう考えると排ガスを循環し、排気量が少ない方が温暖化ガスを出さないでつ。

ターボは排ガス循環させることによりクローズドシステムになってるでつなぁ~
上手く使えば低燃費に出来るし、温暖化ガスも封じ込める…
そういう意味ではターボ復活は必然という感じでつなぁ~

HVが果たして令和の時代に残るには、課題は多いでつなぁ~

ロータリーがあったから実現した夢の新技術、SKYACTIV-Xの凄さ

2020-01-10 07:10:29 | エンジン
マツダは、燃焼制御技術「SPCCI(火花点火制御圧縮着火)」によって、ガソリンエンジンにおける圧縮着火を
世界で初めて実用化した新世代ガソリンエンジン、SKYACTIV-Xを搭載するマツダ3を2019年12月5日から発売開始。

SKYACTIV-Xは、ガソリンエンジンならではの高回転までの伸びのよさと、ディーゼルエンジンの優れた燃費、
トルク、応答性といった特徴を融合させ、気持ちのよい走りと優れた環境性能を両立したマツダ独自の新世代ガソリンエンジン。

さて、このSKYACTIV-X、長年、実現不可能な夢のエンジンといわれてきたが、マツダがなぜ実現できたのか? 

それには長年培ってきたロータリーエンジンからのノウハウが生かされたでつ。
ロータリーエンジンとSKYACTIV-X、2つのエンジンに関係性について…

SKYACTIV-Xが採用した SPCCI(火花点火制御圧縮着火)はスパークプラグの点火による膨張火炎球が、
まさに第2のピストン(エアピストン)のように燃焼室内の混合気を追加圧縮し、圧縮着火に必要な環境を実現。

このスパークプラグの点火時期を制御することで、圧縮着火領域を拡大し、完全に制御された圧縮着火を
実現させることが、マツダ独自の燃焼方式SPCCI。圧縮着火燃焼を火花点火で制御した燃焼。
マツダ3の大本命、SKYACTIV-Xが2019年12月5日に発売された。 当初10月の発売が予定。

こうした新車投入時の初動の鈍さは、このパワーユニットの登場を待って、従来のパワーユニットである
SKYACTIV-GやD(2019年5月発売)と見比べてから購入しようとした消費者の影響が大きいのは間違いないでつ。

価格も大事だでつが、新車発表と同時に看板商品を用意できなかったのは商品力のインパクトに欠けるでつ。
そりでも苦戦も免れないのは当然。

発売が遅れたのは、当初レギュラーガソリン仕様だった日本仕様をハイオクガソリンにも対応するため。
それも実際の改良作業だけでなく、エンジンの仕様を変更するとクルマの新規登録に必要な、国土交通省の型式認証も
申請し直して審査を受ける必要があったでつ。

この型式認証の審査に1ヵ月以上かかるため、SKYACTIV-Xだけ発売が最近までズレ込んだでつ。

ちなみに型式認定という制度について、ご存知ない方のために簡単に説明すると、これは新車を登録して
ナンバープレートを交付してもらう際の車体の検査を省略して、クルマを持ち込んで検査しなくても書類だけの
提出でナンバープレートを交付してもらうためのもの。

予めクルマの仕様を均一にして、道路運送車両法など保安基準に適合していることを証明して、車両の型式指定を受けるでつ。

車両の型式がないと陸運支局に新車を1台1台すべて持ち込んで検査してもらう作業が必要になり、ディーラーも陸運支局も
膨大な手間が増えてパンクしてしまうでつ。

型式認証が日本の新車販売に必要な制度であると同時に、3年前に問題となった完成車検査問題があったでつ。
あの完成車検査も、この型式認証を有効にするために必要な検査なのだ。日本の生産工場で組み立てられたクルマが、
メーカー自ら設けた高い品質基準に合致していないハズがないでつ。

制度として利用している以上、踏まなければいけない手順や手続きを省略してはいけないでつ。

SKYACTIV-X:2L、直4DOHCスーパーチャージャー+マイルドハイブリッド。ボア×ストローク:83.5mm×91.2mm。
圧縮比:15.0。最高出力:180ps/6000rpm。最大トルク:22.8kgm/3000rpm。
使用燃料:ハイオクガソリン(推奨)、レギュラーガソリンにも対応。

さて、レギュラー専用仕様からハイオクガソリンも使える仕様への変更について…
これは従来のガソリンエンジンであれば、開発エンジニアにとってはなんてことはない作業。

点火タイミングのマップを拡大し、ノックセンサーによってフィードバック制御
(出てきた結果から判断して、入力するデータを変更して正しい方向へと調整する制御方法)を
行なうことで対応。

ところがSKYACTIV-Xの場合、アイドリング近辺と4500rpm以上の回転域では従来の火花点火で燃焼を制御するが、
それ以外の常用回転域ではSPCCI(火花点火制御式圧縮着火)で燃焼しているため、燃焼速度が火花点火と比べ、格段に速い。

いくらプラグ点火を燃焼のきっかけに利用しているといっても、わずかでも狂えば狙った通りの燃焼にならずスムーズな
運転にはならないばかりか、加速不良や燃費低下、最悪の場合エンジンブローにつながる可能性があるでつ。

何しろ、従来のガソリンエンジンで言えばSPCCIはノッキングしている状態なのだ。それを避けるのではなく、
制御して狙った通りに圧縮着火させるから、制御のレベルが段違いに難しいのは誰でも想像できるでつ。

左が95オクタン、右が91オクタンのガソリンを入れてテストした時、走りはじめの1000~2000rpm付近のトルクの出方が違い、
91オクタンのほうがトルク感が細い。
圧縮比15のまま、ハイオクを使用すれば欧州向けと同じ180ps/22.8kgmのスペックを確保。

日本のレギュラーを入れた場合の性能も当初の狙いどおり。
パワーは10馬力ほど落ちるがトルクは変わらないでつ。
そんなSKYACTIV-Xの開発について、「欧州では一般的に95オクタン以下のガソリンが給油される可能性はないため、
自然とハイオクガソリン仕様。日本でも熱効率を求めればハイオクガソリンを使うでつ
(日本はおおよそレギュラーが91オクタン、ハイオクが100オクタン)。

だけど、レギュラーガソリンを使いたいユーザーもいます。そのため圧縮比は15.0のままで、ハイオクに対応する仕様を
開発することになったので、時間が掛かってしまったでつ。

実はハイオクでも16.3でやるより15.0でやったほうが、欧州仕様と比べた時に低開度から全負荷にかけてのつながりがよくなるでつ。
低開度から全負荷につないでいく時に、うまくトルクを出しつつ、燃費をよくする。
いろんなつながりをよくできるので、あえて16.3にせず、15.0に設定。

でも、両方のガソリンに対応することで、開発のハードルは大きく上がってしまったでつ。
前述の通り、圧縮着火のトリガーとなる点火のタイミングがシビアなSPCCIでは、オクタン価の違いは
制御に大きな影響を与えるでつ。

しかも実際にはハイオクとレギュラーが混ざった状態での使用も考えられるでつ。
ということは点火マップは物凄く幅広いものになっているでつ。
そりはロータリーエンジンを開発するなかで培ったノウハウが、ここに活かされてるでつ。

レシプロエンジンと異なり、吸排気バルブのないロータリーエンジンには、制御因子が点火時期とスロットルバルブ開度くらいしか
存在しないでつ。
そんななかでスロットル・バイ・ワイヤが確立していなかった時代は、点火による制御が重要。

ロータリーエンジンが1ローターあたり2本のプラグをもつのは、燃焼室が周方向に
長く火炎伝播(点火から混合気全体への燃焼の伝わり具合)が難しいでつ。

だけど、単純に2箇所で点火するだけでなく、燃焼室が移動していくことも考えて点火を制御すれば、燃焼の状態をより緻密に
制御できる可能性もあるでつ。

CAE(コンピュータ上で仮想の試験を行なうシミュレーション)も十分でない当時から、パワーと燃費を追求し、
排ガス規制をクリアするために悪戦苦闘してきたロータリー開発エンジニアはこの時、試行錯誤によって膨大なノウハウを
手に入れていたでつ。

「ミスターエンジン」は、SKYACTIV-Xの開発には、SKYACTIV-Dで培った圧縮着火のノウハウが活かされているとのこと。
ディーゼルエンジンはそもそも圧縮着火。
正確には圧縮して高温高圧になった空気中に軽油を噴射することで自己着火。

ガソリンは自己着火しにくいため、ディーゼルの軽油のように噴射するそばから燃焼してくれないから、
燃料噴射によって燃焼のタイミングを調整することは難しいでつ。

それだけにSPCCI(火花点火制御圧縮着火)のスーパーリーンバーンは、薄い混合気を作って高圧縮しておいて、
周辺に濃い混合気を作って点火させ、瞬時に高まった圧力によって、一気に全体を燃焼させる方法を選択。

だけど、SKYACTIV-Dも、尿素水を用いるSCR触媒を使わずに排ガス規制をクリアするために、燃料噴射とEGRくらいしか
制御因子がない状況で、工夫と制御の熟成を続けて、ここまでモノにしたでつ。

つまりSKYACTIV-Xは、SKYACTIV-Dをやってきたエンジニア、ロータリーをやってきたエンジニアが、
持てるノウハウを注ぎ込んで開発に挑み、完成させた夢のエンジン。

SKYACTIV-Xは、ガソリンと空気の混合気を圧縮して自己着火させるHCCI(予混合圧縮着火)を、SPCCIとして世界で初めて
実用化したエンジン。

SPCCIの概念自体はSKYACTIV-X以前に存在していたというでつが、やはりロータリーエンジンを実用化させたマツダでしか
実現することができなかった、独創的なパワーユニット。

来年で100周年を迎えるマツダのエンジン技術の集大成、それがSKYACTIV-X。
ロータリーエンジンを用いたレンジエクステンダーのカットモデル。
RE本体は横置きシングルローターで、ジェネレータ、駆動モーター、インバーターなどと一体型ユニット。

REの出力特性を決める吸排気ポートは、サイドハウジングに設けるマルチサイドポート方式で、確認できる限り、
吸気ポートは1ポート、排気ポートは2ポートとなっているでつ。

やっぱり、マツダにはロータリスプリットが伝承されてるでつなぁ~
ということでロータリもボチボチ復活してほしいでつなぁ~

V6と直4のフィール感!

2020-01-03 07:10:29 | エンジン
カムリに乗ってるでつが、エンジンは直4。
カムリは2回目だけど前回は、カムリ・グラシアでV6エンジン。

排気量は同じ2500cc。
比較すると…

カムリ・グラシアは200PS、カムリはシステム出力が211PS(エンジン178PS、モータ120PS)

駆動方式がカムリ・グラシアがAWD、カムリがFF。
という具合でつなぁ~

同じカムリ・グラシアで2200ccの直4に乗ったけど、高速域で騙るさがあったでつなぁ~
そりゆえ最初は、カムりの直4はどうかなぁ~とか思ってたでつが、モータのアシストの恩恵があって、
加速フィールはいいでつなぁ~

だけど、FFであるがゆえにパワーがそこに集中しちゃうから大きな負荷をかけるとスリップするでつなぁ~

そこへ行くとV6、AWDのカムリ・グラシアはステーションワゴンではあったでつが、加速フィールや回転の
スムーズさは最高だったでつなぁ~
ただコーナは少しアンダーになるのが…

あとはサウンドなんだけどやっぱりV6ほサウンドが最高。
カムリは高回転域はいいんだけど、低回転域はなんとなくダサイ音なんでつなぁ~
そいと静粛性V6のがあるでつなぁ~

HVだけど、
そこは直4なんでつなぁ~

マークXがカムリに、統合されちゃうからV6FR2500ccのカテゴリーがないわけだけど、
2020年マイナーするカムリには、V62500ccAWDモデルが欲しいでつ!
だけどカムリは、ドライブしてて楽しい車だなぁ〜

こういう走りの面白い車には、余計なオプションは不要でつなぁ〜

ジェット機の脱エンジン本命は、超電導モーターでつなぁ~

2019-12-31 07:10:29 | エンジン
研究対象であっても実用には程遠いと思われてる「超電導モーター」・
そう考えるけど…




既存の超電導関連技術を使っても実用化の目標は2030年。
もはや遠い未来の話ではないでつなぁ~
航空機業界が桁違いに高いエネルギー密度に着目し、日米欧で開発が進むでつ。

冷凍機を含めたエネルギー効率も高く、電気自動車(EV)や鉄道、船舶への応用も視野あるでつなぁ~
航空機のCO2排出量4分の1にするでつ。

航空機業界は、2050年の二酸化炭素(CO2)排出量を05年比で半減する必要があるでつ。
一方で航空機需要は50年までに倍増するとの予測があるでつ。
1機当たりのCO2排出量を少なくとも4分の1に削減しないといけないでつ。

推力源は超電導モーターが本命でつなぁ~

今、九州大学が蓄積してきた超電導関連技術に注目した米大手航空機のボーイングなどと、超電導技術を全面的に
取り入れた航空機向け推進システムの共同研究を進めているでつ。




写真は、上が欧州エアバスや下が米航空宇宙局でつ。
航空機業界のCO2排出量の削減目標は、国連の一組織である国際民間航空機関(ICAO)が決めたもの。

ICAOは、航空機メーカーをはじめとする関連企業の投資家にCO2の削減努力をする企業に投資をするよう働きかけてて、
産業界は目標をないがしろにはできない状況にあるでつ。
避けようのない規制に切羽詰まった航空機メーカーが、本気で超電導モーターによる航空機の開発に取り組んでいるでつ。

液体水素で冷却し発電もあるでつ。
超電導モーターによる航空機は、ジェット機の主翼などに付くターボファンエンジンの動力をモーターに置き換えたもの。
こりは、浮力を生じさせる手法は、ジェット機とは異なるでつ。

ジェット機では、ジェット噴流とファンで後方に押し出す気流の反動によって前方への推進力を得るでつ。
上部のみを湾曲させた断面の主翼で浮力を発生させるでつ。
超電導モーター機では、主翼の上部に取り付けた多数の超電導モーターによるファンで、主翼上部に速い気流を作り出すでつ。

主翼の上下に生じる気圧差で浮力が得られるでつ。




こりは、九州大学などが開発中の電動航空機では、超電導モーターに超電導発電機による電力を超電導ケーブルで送るでつ。
発電機の燃料は、将来的に液体水素を想定。

電源には、電池は使わず、既存のジェット燃料か液化天然ガス(LNG)、将来的には液体水素による発電機から得るでつ。
既存の電池では重量エネルギー密度が低いため。

発電機とモーター、これらをつなぐ配線を超電導化したのが全超電導機。
比較的安価な液体窒素で超電導にできる高温超電導材料を使うでつ。

ジェット燃料を利用する全超電導機は、冷凍機の電力を必要とするでつが、これを含めても燃料消費量を現行機の30%にできるでつ。
別の改善でCO2排出量を4分の1(25%)に抑える目標達成が視野に入るでつなぁ~

全超電導機では、既存モーターに対して出力を2倍にしても重さを10分の1にできるでつ。
定格内なら導線の抵抗がゼロとなるため大電流による駆動が可能で、巻き線の巻き数を減らして小型化できるため。
重たい鉄心や銅線の使用量も少ないでつ。

発熱しないため冷却機構を簡易化でき、冷却用の油の粘性による損失をなくせるでつ。




電動航空機を実現できる出力密度は、現時点では超電導モーターのみでつ。
これならば、電動航空機に求められる出力密度を満たせるでつ。
こりは、永久磁石を使わない設計が可能で、ネオジム磁石の原料となるレアアース(希土類)の調達や価格変動に
悩まされることがないでつ。

今後に最も大きな需要が見込まれる100~200人乗りの航空機を想定して、出力20メガワット級の超電導モーターの開発するでつ。

現在は500キロワット級を試作した段階。
試作機は、封止した筐体内にヘリウムを充填させて筐体外部から液体窒素で冷却するでつ。
19年5月には実際に回転させたでつ。

新しい航空機エンジンの実用化は、温暖化ガスを出さないこと。
モーターで飛ぶ。
究極のエンジンでつ。

ロータリーエンジンついに復活でつなぁ~

2019-11-08 07:10:29 | エンジン
東京モーターショーにてマツダは初の量産EVを発表。

2020年に発売を目指すそのEVは、発電を担うロータリーエンジン。
レンジエクステンダーの搭載も予定されているでつ。
2012年に生産終了したRX-8以来のロータリ搭載車。

だけどロータリオタクとしては、『発電用エンジン』と思うところ…

だけど、限られた情報からロータリエンジンレンジエクステンダーをみると、マツダの壮大なプランがあるでつ。
ノルウェーのオスロにて開催された『MAZDA GLOBAL TECH FORUM 2019』で、新型ロータリエンジンレンジエクステンダーが公開。






CX-30のプロトタイプEVには外板はダミーで、実車デザインはまったく違うもの。
モーターの最高出力は105kW(142.8ps)、最大トルクは265Nm(27.0kgm)。DC充電はCHAdeMO規格に対応。

REは、高出力で軽量・コンパクト、往復運動がなく吸排気バルブも持たないためエンジンの静粛性が高い。
効率のいいエンジン回転数で定常運転できるレンジエクステンダーに最適。

そのREレンジエクステンダーについて、詳細なスペックは今のところ未公表だけど、ユニット画像をもとに推測。
RE本体は横置きシングルローターで、ジェネレータ、駆動モーター、インバーターなどと一体型ユニット。

REの出力特性を決める吸排気ポートは、サイドハウジングに設けるマルチサイドポート方式で、確認できる限り、
吸気ポートは1ポート、排気ポートは2ポートとなっているでつ。
燃焼を終えたガスは、ふたつの排気サイドポートから排出後ひとつに集合し、三元触媒を通って車両下面から排気。

燃料噴射方式は、直噴ではなくポート噴射式。RE特有のガスシール潤滑装置もRX-8後期型と
同じ3本ノズルE-MOP(電磁式メタリングオイルポンプ)が採用されており、ユニット構成は全体的にRX-8の13Bと
そう変わりはなく見え、かなり手堅い印象。

だけど、目新しいところが見当たらないわけではないでつ。

特徴的なのは点火装置。
一般的なダイレクトイグニッションのスパークプラグ点火ではあるでつが、従来までの2プラグから1プラグになっているでつ。
REの細長い作動室形状を1プラグでいかに燃やしきるのか、気になるところ。
シリンダーブロックにあたるエンジンハウジングもすべてアルミニウム製に見えるでつ。

エンジン内部のローターやアペックスシールなどREの要となる部分も新素材によって軽量化やフリクションロス低減を
狙ってくるでつ。

さらに、この新型REレンジエクステンダーで最も注目したいのは、エンジンサイズ。

REらしくコンパクトではあるが、プラットフォームに収まった様子は、搭載方法が異なるが以前の
REレンジエクステンダーより大きい。

では、なぜ大型化したのかとなると…

第一に、このレンジエクステンダー用REを使ってPHEVやシリーズハイブリッドへの発展性も見込んでいるため、
より高出力のジェネレータに対応できることを想定。

そして、REが持つ水素、LPG(LPガス)やCNG(天然ガス)などガソリン以外の燃料への適応性の高さから、
将来的に燃料の多種化が進んだ時の対応を見越していること。
特に水素で出力を得るには大きな排気量があったほうがいいでつ。

そこで、排気量を推測してみた。プロトタイプEVのベース車両となっているCX-30のエンジンルーム実寸法を測って、
ローターハウジング幅(レシプロでのボア相当)を算出してみると、あるREと同じ寸法。
そのREとは、2007年に公開された次世代RENESIS 16X(単室容積800cc×2ローター)。




東京モーターショー2007で、次世代ロータリーエンジンとして出品された16X。
排気量を800cc×2とアップと直噴化で、低速トルクと燃費を改善。

現在もこの16Xをベースとして、次期REスポーツカー用エンジン「SKYACTIV-R」の開発は進められているでつ。
そしてREレンジエクステンダーも、16Xを共用することを選んだのではないかということでつ。

よって、REレンジエクステンダーの排気量は800ccと予想する。4000rpmで出力が50kW(68ps)、
トルク100Nm(10.2kgm)くらい。

エンジン出力は、使用するジェネレータサイズに合わせて、エンジン回転と吸排気ポートのタイミング変更で調整できるでつ。

この共用化にはメリットが多いでつ。
開発リソースが限られるREにとって、非常に合理的なのだ。ローターやガスシール類などパーツを共通化できる可能性もあるし、
開発スピードも上がるでつ。

いざ市場導入となった時にライン設備などを含め、生産面でも大きなコスト削減に繋がるはず。
そのSKYACTIV-Rだが、まださまざまな課題があるでつなぁ~
公開されている特許を見た限りでは、パワーと燃費を画期的に上げるようなものはまだないみたい。

年々厳しく求められる環境性能に適合し、省燃費性能も上げつつ、高いパフォーマンスを持ったREにするには、
SKYACTIV-Xのような点火方式の革新的技術や個々の素材から表面処理のようなベーシックな技術のブラッシュアップも必要。

また、マイルドハイブリッドなどREらしさを損なわない電動化も求められるでつ。
だけど、内燃機関の技術革新を次々と達成してきたマツダ。

飽くなき挑戦で高い目標を打破してくれることを期待したいでつ。

何より、ベースエンジン共用化が発展性のあるREレンジエクステンダーを生むでつ。
その先にあるSKYACTIV-Rの誕生、すなわち世界中が待ちわびるREスポーツカー復活の足がかりとなってほしいでつ。
マツダはそのようなREのロードマップ描いてるでつなぁ~

ロータリの復活を早く期待したいでつ。

787型旅客機に搭載されるTrent1000エンジンのIPCモジュールを換装

2019-10-04 07:10:29 | エンジン
ANAが運航するボーイング社の最新中型ジェット旅客機「787」に搭載する
英国ロールス・ロイス社製エンジン「トレント1000」に装備されている
中圧圧縮機モジュール(IPCモジュール)の換装作業を受注、換装後のエンジンを初めて出荷。




米国プラット・アンド・ホイットニー社製エンジン「PW4000」のモジュール整備作業を受託してて、
これまでの整備実績や同社との関係が評価され、今回の換装作業受注につながったでつ。

換装作業は、名古屋誘導推進システム製作所の認定事業場敷地内は当面繁忙期が続くでつ。

ということで、航空・宇宙事業における協力企業の知多工場および知多北工場に確保した作業エリアで実施。
ANAからトレント1000エンジンを受領後、それを分解し、既存のIPCモジュールを取り出し
改修型IPCモジュールに交換装着、エンジンを再び組み立て、ANAに返送するでつ。

初出荷に先立つ9月10日に、現地でANA関係者の臨席もあおぎ出荷式典を開催。

787はドリームライナーと呼ばれ、中型機としては航続距離が長く、ボーイング社が誇る
次世代型ジェット旅客機。

2004年にANAが世界で初めて50機を発注してローンチカスタマー(新規開発の後ろ盾となった航空会社のこと)と
なった機種。
搭載されているトレント1000エンジンには開発段階からプログラムパートナーとして参画。

航空エンジンの修理・整備(MPO:Maintenance, Repair, Overhaul)事業を今後の企業成長における支柱の
一つに育成していくことを目標に掲げてて、今回の換装作業受注もこの路線に沿った事業領域の拡大につながるでつ。

ちなみにIPCは、Intermediate Pressure Compressorの略。
トレントシリーズのIPCモジュールはブレードを取り付けたローター、フロントベアリング支持構造など、
数千点の部品で構成されているでつ。

ゼロヨンもスペックに載せてほしいでつなぁ~

2019-09-26 07:10:29 | エンジン
エンジンの性能で昭和から平成に掛けてというかチューンド全盛時には
ゼロヨンが性能の指標として記載されてたでつなぁ~

今はなぜかゼロヒャクなんでつなぁ~
なぜゼロヨンが記載というか最近は話題にもならないでつなぁ~

そこでゼロヨンとは、その名の通り0-400m加速のタイムのこと。

その由来は1950年代から60年代にアメリカの若者が電柱の間隔、あるいは信号の間隔で
スタートからの加速競争をよくやってて、その間隔が400mだったため、0-400mの加速競争に
なったと言われているでつ。

ゼロヨンはその後、遊びだけでなくドラッグレースと呼ばれる正式な競技にも昇格し、
クルマの性能を表す情報にもなったでつ。

一見、「パワーがあるクルマなら速い」と思いがだけどゼロヨンになると、パワーが重要なのは事実だけど、
スタートの際のトラクション、パワーを生かすギアレシオ、ATであればシフトスピード、MTなら
スタート時のクラッチのコントロール性とシフトのしやすさ、クルマを加速させるパワーを発揮する
パワーバンドの広さ、空気抵抗など、クルマの総合力が決め手となる競技、テストになるでつ。
ちなみにトラクションは駆動力のことで、FFは不利、AWDやミッドシップ、FR、RRが有利になるでつ。

ゼロヨンのタイムは現代だと、普通の実用車で17秒台から18秒台といったところ。
クルマを問わずタイムが15秒台に入ってくると速さを感じ、13秒台になると文句なく強烈な速さでつなぁ~

Z31が日本初のV6エンジンを搭載して出てきた時のタイムが14秒フラットで、その時に2位が
15秒台だったからいかにスタートダッシュがすごいかがわかるでつ。

日本車でゼロヨンが速いクルマは?」と言われて浮かぶのは、やはり日産 GT-Rとホンダ NSXだ。両車はプロドライバーのテストでゼロヨン11秒台、湿度や風向きといった気象などの条件によっては10秒台に入ることもあり、400m地点で200km/hを超える加速力を持つ。

またこの2台はラウンチコントロールと呼ばれるクローズドコースで使う加速競争モードも備えており、このモードを使うとスタート時のエンジン回転が上がり、ブレーキを離せば、後はクルマがスタート時のトラクション、シフトアップをやってくれるので、アクセルを踏み続ければ多くに人がクルマの加速力をフルに発揮できるというのもすごいところだ。

その他日本車でゼロヨンが速いクルマというと、やはり2ℓターボで4WDの強烈なトラクションを持つスバルWRX STIが浮かぶ。

しかし、WRX STIも時代が進むにつれて宿命のライバルであるランサーエボリューションとの対決よりもクルマとしての質を重視するようになっており、ゼロヨンは13秒フラットに近いタイムを記録した時期もあったが、最近は13秒台後半といったところだ。

そのため最近では動力性能はWRX STIと同等かつ軽量で、スタート時のトラクションもタイヤの進歩などにより向上し、速さを増しているFFの2リッターターボの方が速いというケースも出始めている。

また普通のスポーツカーとしてトヨタ 86&スバル BRZ、マツダ ロードスターの1.5ℓのタイムを挙げると前者が15秒台中盤、後者が16秒フラットといったところだ。

現在、ゼロヨン加速タイムは絶対的な性能があまり重要視されない世の中に変わってきたこともあり、あまり注目されなくなっているのが実情だ。その代わりに実用的に必要とすることがある0-100km/h加速や50-80km/hなどの追い越し加速のタイムの方が重要になってきている。


ゼロヨンオタクとしては、やっぱりゼロヨンが車の加速の指標なんだなぁ~

高回転が気持ちいいエンジン

2019-08-25 07:10:29 | エンジン
クルマに乗って気持ちいいと感じる要素はいろいろあるでつが、最もわかりやすいのがエンジンのフィーリング。
特に高回転まで一気に回る、吹け上がる気持ちよさは一度味わったら病みつきになる中毒性があるでつ。

日本のエンジンで高回転型といえばホンダのイメージが強いでつ。

そのホンダだとZ、N360に搭載された360cc、空冷2気筒のN360E型エンジン、スズキだと2代目アルトに搭載されたタコメーターが
1万回転まで刻まれたF5A型など、恐ろしく回るエンジンは大きな魅力があるでつ。

だけど、日本の高回転型エンジンに大きな変革をもたらしたのは、ホンダが開発したVTECであることに疑う余地はないでつ。
VTEC登場以降、トップエンドまで一気に回るというのがトレンドとなったでつ。
そりは、バルブタイミングに加えバルブのリフト量まで制御。

三菱からはMIVEC、日産はVVL、トヨタはVVTL-iにより高回転型エンジンを市販し、1990年代中盤から2000年代前半にかけての
日本は高回転エンジンが多数登場。

高回転型エンジンの定義というものは存在しないでつが、7000回転以上回ることは必須。
ピストンスピードが20km/hを超えると、バルブスプリング、カムの形状などシビアになってくるでつ。

昔は低中速がスカスカで高回転でようやくパワーが出る、というエンジンが多かったでつ。
さらに昔はエンジンがシャシーに勝っているクルマのほうが多かったでつ。
エンジンの気持ちよさが強調され気持ちよさがわかりやすいでつなぁ~

だけど、現在はその逆でシャシーのほうが勝っているクルマが多く、エンジン自体も洗練されて使い勝手を考慮して
中低速のトルク特性などを重視しているでつ。
最近のエンジンは高回転型が少ないよう思うでつが、高回転での気持ちよさが体感しづらくなっていることとも無関係ではないでつ。

ここで、高回転型エンジンで重視したのは回転の質で、高回転での振動も重要な要素。
振動が大きければ吹け上る気持ちよさもなくなってしまうでつ。

F20Cエンジンのスペックは、
搭載車:ホンダS2000(1999~2009年)※2005年11月以降は2.2L
エンジン形式:直4DOHC、総排気量:1997cc、最高出力:250ps/8300rpm、最大トルク:22.2kgm/7500rpm、レッドゾーン:9000rpm

S2000に搭載されたF20Cの高回転まで一気に吹け上る回転フィールは絶品。
特に中速域までのトルクがイマイチなかったため、その気持ちよさが際立っていたでつ。

だけど実用的ではないし、一般道で9000回転まで引っ張れるケースなんてあるの? と疑問視されたでつが、高回転エンジンを得意とするホンダはタイプRを含め、
超高回転型エンジンを多くラインナップするホンダのVTEC系の集大成といえる力作。

マイチェンで登場したモデルにはストロークを伸ばし2.2Lに排気量アップされたF22Cが搭載されたでつ。
指摘されていた低中速のトルクが増大し扱いやすいエンジンになったが、レブリミットも8000rpmに引き下げられていたでつ。

レブリミット8000rpmだから充分に高回転型エンジンなのだが、F20Cのようなインパクトはなかったでつ。
無くなってからよさがわかる典型例でつなぁ~

13B-MSPスペックは
搭載車:マツダRX-8(2003~2012年)※2008年3月以降は235ps
エンジン形式:直列2ローター、総排気量:1308cc(654cc×2)、最高出力:250ps/8500rpm、最大トルク:22.0kgm/5500rpm。

レッドゾーン:ロータリーエンジンはマツダの独自開発により10A、12A、13B、20Bと進化。
トヨタの2T-G、18R-Gといった高回転が気持ちいいエンジンがあったでつが、それらとはケタ違いの気持ちよさがあるでつなぁ~

ロータリーの回転フィールは『まるでモーターのよう』と表現されるでつが、レシプロエンジンにはないスムーズな回転が別次元。
無造作にアクセルを踏むとあっという間にレッドゾーンに突入し、ピーという警告音が鳴る羽目。
高回転型エンジンに必須の低振動という点でもロータリーは別格。

今のところマツダの市販ロータリーエンジンの最後となっているRX-8に搭載された13B-MSPはパワー感はないけど、シュイーンと
一気に回る回転フィールが最高でつなぁ~

EJ20のスペックは
搭載車:スバルWRX STI(2014年~)
エンジン形式:フラット4DOHC、総排気量:1994cc、最高出力:308ps/6400rpm、最大トルク:43.0kgm/4400rpm、レッドゾーン:8000rpm

4気筒エンジンの場合どうしても振動という面で厳しくなるでつが、水平対向エンジンは左右のピストン同士が互いに逆向きに動くとい構造上の特性から、
振動を打ち消しあうためバランサーシャフトが不要。

インプレッサ時代からWRX STIに搭載されているEJ20は、改良を受けるごとに明確によくなっていて、現行モデルでフリクションが
低減され回転フィールが気持ちよくなったでつ。

ピークパワーをマークするのは6800rpmで、7000rpmくらいまではすごくいい。
レッドゾーンの始まる8000rpmまで回す意味があるのかという疑問はあるでつが、テンションが下がらずに8000rpmまで回るのはすばらしい。

ライバルだったランエボXの4B11も全開時の回り方などがすばらしく、振動も小さいため洗練されたフィーリングを持っていたことも
追記しておきたいでつなぁ~

一基ずつ手組みしているGT-Rのエンジンのすごさ

2019-08-17 07:10:29 | エンジン
日本を代表するスポーツカーである日産GT-Rには、究極の走りを実現する高性能エンジンが搭載。

この「GT-R用エンジン」の凄さは、そのエンジン技術はもとより、熟練職人「匠」が一基ずつ手組みしていると
いう「ものづくり」に対する取り組み姿勢。

日産はなぜ、GT-R用エンジンの手組みにこだわっているか。
GT-R専用エンジンは、VR38DETT型3.8L V6ツインターボエンジン。





2020年モデルでは最高出力570ps、最大トルク637kgmを発生、また、より動力性能を突き詰めたGT-R 
NISMOに至っては最高出力600ps、最大トルク652Nmもの高出力化を実現。

エンジンのパフォーマンスともに注目されているのが、「匠」と呼ばれる熟練職人によって、
エンジン一基ずつ手組みで組み上げられているという点。
日産は、GT-R用エンジンの手組み作業のためだけに、ものづくりに卓越した5人の職人を「匠」として選抜。

この5人の「匠」は、手の感触でミクロン単位の違いや、聴感でちょっとした異常が分かるという、
いわば「職人の頂点」を極めた人たち。

この「匠」による手組み作業は、チリやホコリのないクリーンルームで行い、組み上げたすべてのエンジンひとつひとつについて、
品質確認や性能確認を行うほどの徹底ぶり。
組み立てたエンジンには、手組みの重責を担った証として「匠」のネームプレートが貼り付けられているでつ。

職人としては大変名誉なことに思われるでつが、「匠」にとってはいい意味でプレッシャーにもなっているるでつ。
普通、クルマのエンジンは、組み立てラインで生産。

流れるライン上で多くの作業員が、自分の担当する工程の組付け作業を行い、一連の流れを通過することで
エンジンが組み上げるでつ。
GT-R用エンジンでは、この一連の作業を熟練した「匠」が1人で、しかも手組みで行うるでつ。

ライン組み立てに比べ、手組みは膨大な手間と時間がかかり、効率は圧倒的に悪くなるでつ。
ただ、GT-Rには、その膨大な手間暇を惜しむことができない理由があるでつ。

「ライン生産では決して作ることができないすべてのエンジンを設計通りの安定した性能を発生できるように作る」こそが、
日産がGT-Rエンジンの手組みにこだわる理由。
ひとつのエンジンは、数百の部品から成り立っているでつ。

そして、その部品ひとつひとつの製造段階において、すでに微小なばらつきが発生。
微小な誤差のある部品を組み合わせていくことで、それぞれの部品のばらつきが積み上げられ、組付け後の全体のばらつきが
大きくなってしまうでつ。

エンジンも工業製品ですので、こういったばらつきは避けられないでつ。

そのため、通常は許容できるばらつきの範囲内におさまるようにひとつずつの部品寸法を検品し、
品質が確保できるようにしてるでつ。
ライン生産の場合は、許容範囲内の微小な誤差のある部品をそのまま組付けていくでつ。

一方、手組みの場合はひとつひとつの部品を計測し、場合によっては修正をしながら組み付けていくため、よりばらつきの小さい部品を選ぶことで、
組付け後のばらつきを最小化することができまするでつ。
これによって、信頼性の高く安定した性能を達成でき、エンジンひとつひとつの性能バラツキを抑えることが可能す。

また、これだけではなく、通常のライン作業ではできない「匠」の経験に裏付けられた感覚的なセッティングは、
クルマの微妙な加速性能やドライブフィーリングに効いてくるでつ。
日産は、GT-Rを求める人たちの高い要求や期待に応えるため、「匠」によるエンジンの手組みという方法を選択したでつ。

このGT-R用エンジンの手組みは、昨今のライン自動化が進む中において、「ものづくり」を意識した象徴的な取り組みといえるでつ。

すべてのクルマのエンジンに必要なものではないけど、GT-Rエンジンの手組にはユーザの要求に真摯に向き合う自動車メーカーとしての姿勢や、
日産の「GT-R」というクルマに対する熱い思いの一端がうかがえるでつ。

シルキー6を味わうなら、BMW 5でつなぁ~

2019-08-01 07:10:29 | エンジン
現代の自動車技術の中で淘汰されつつあるものの一つとして、直列6気筒エンジンがあるでつ。
BMW製直6は、「シルキーシックス」と呼ばれてるでつ。




そのストレート6を搭載してる5シリーズはベストサイズかなぁ~




ドイツ車は走らせることの機能を徹底して追求し、ハンドルを握って自らの意思で高速移動することの楽しさや
喜びを提供するという価値観を持っているでつ。



日本の高級車とはまったく異なる方向になるでつなぁ~
そりは、ドイツには速度無制限のアウトバーンという存在があるでつ。
ドライバーが運転に積極的になれるクルマでなければむしろ「危ない」という観点に立っているでつ。

そんな中でもBMWというクルマは、なんといってもエンジンメーカー。

エンジンを中心に「駆け抜ける喜び」を自らの本分と認識し、主に直列6気筒エンジンの特性を最大限活かした
ドライバーズカーとしてのポジションを確立してるでつ。

少し小柄な身体に直列6気筒の珠玉のエンジンを詰め込んだBMWは、それらとは一線を画す、
エンジンや走りそのものというクルマの持つ根源的な魅力を訴える、さらにはドイツのクラフトマンシップを
武器に多くのドライバーを魅了したでつ。

ストレート6エンジンの魅力とは、なによりそのスムーズさだけどその源は、レシプロエンジンはピストンが
上下運動することでクランクシャフトを回転させ、動力とするという仕組み。

その上で複数あるシリンダー、ピストン、それぞれの爆発間隔によって振動の発生のしかたが異なるわけでつが、
直列6気筒、またはV型12気筒の爆発間隔は各々の発する振動を打ち消し合い、たとえばバランサーシャフトなどを
用いなくてもスムーズなフィーリングを獲得できるでつ。

だけど直列6気筒エンジンは全長が長くなることでカムシャフトやクランクシャフトのフリクション(ねじれ剛性や慣性)管理が
ややシビアであることと、なにより昨今の安全性確保の風潮から、エンジン全長を抑えてクラッシャブルゾーンに充てる
ためなどのために、V型エンジンなど全長の短いコンパクトなエンジンが直列6気筒エンジンを淘汰する傾向にあるでつ。

安全性と振動の少ないスムーズな走り、この天秤をどちらに傾けるかは、非常に悩ましいところ。

BMWが直列6気筒エンジンにこだわり続けたのは、エンジンとしての振動特性に優れていること、
またそれが自らの理想とするエンジンそのものと信じて疑わなかったからでつ。

もちろん、BMWはのちにV型8気筒や12気筒を作り、それ自体魅力あふれる仕上がりにはなっているでつが、
やはりBMWといえば直6というイメージが強いでつ。

BMWの直列6気筒が、その長所や魅力をさらに引き立てている面があるとするならそれはエンジン以外の部分にも
目を向ける必要があるでつ。
そりは、フリクションの少ない軽い回転フィーリングを活かす、ソリッドなエンジンマウント。




振動が少なければその分エンジンマウントで振動を殺す必要ないから、エンジンマウントのゴムは非常にソリッド、
であるがゆえに、エンジンのパワーや鼓動がダイレクトに伝わり、走行フィーリングに雑味がなく、エンジンそのものの
魅力がそのまま走りに魅力に直結してるでつ。




低速から滑らかに力を発揮し、タコメーターが上り詰めるのと同調するように素晴らしいサウンドを楽しませてくれる
シルキーシックス。




どんなにがんばっても他のエンジン型式では再現できないこのフィーリング。




その良さをさらにきちんと味わいたいなら、オートマよりマニュアル、というのは、常識でつなぁ~
ダイレクトにつながるマニュアルトランスミッションなら、エンジンの素晴らしさをより濃厚に味わえるでつ。




そういう意味では、その走りを体感できるBMW5は、ぜひ乗りたい車でつなぁ~




ストレート6にこだわり、世界中にその魅力を提供するBMW。
BMWだけが作れる世界でつなぁ~

う~ん、シルキーシックスのBMW5ほしいなぁ~
やっぱり、走りのセダンはBMW5でつなぁ~

マツダの新エンジン、トヨタ超え世界最高の熱効率

2019-07-18 07:10:29 | エンジン
マツダが10月に投入する新型ガソリンエンジンの最高熱効率で、世界最高値に達するでつ。




最高値の41%を上回るでつ。
量産機で世界初とされる超希薄燃焼(スーパーリーンバーン)を実現し、トヨタ超えを果たすでつ。

5月24日に日本で発売した新型ハッチバックとセダンの「マツダ3」(旧アクセラ)に、
10月から排気量2.0リットル(L)の新型ガソリン機「スカイアクティブX」を搭載した車両を用意するでつ。

最高熱効率は43%前後とみられるでつが、正確な数値を公表するのは投入時とされ、焦点はガソリン機開発史の
節目となる45%にどこまで近づけるのかでつなぁ~

燃費試験モード「WLTC」のほぼ全域で、燃料と気体(空気か排ガスを含んだ気体)の質量比で30~40になる
超希薄な混合気による燃焼を実現するでつ。

理論空燃比(14.7)で燃焼する一般のガソリン機に対して、2倍以上薄い混合気で燃やすわけ。
熱効率を高められて、エンジン単体の二酸化炭素(CO2)排出量を最大で現行比3割減らせるでつ。
スカイアクティブXは、まず欧州で投入した後、日本に導入するでつ。

ハイオク燃料の欧州に対して、日本ではレギュラー燃料に対応するでつ。
マツダの「トヨタ超え」が画期的なのは、トヨタに比べて不利な条件で実現するからでつ。

最高熱効率の勝負では、高出力モーターを使ったハイブリッド車(HEV)用エンジンが
圧倒的に有利になるでつ。

トヨタが80キロワット(kW)超の高出力モーターを搭載したHEV用エンジンであるのに対し、
マツダはせいぜい10kW以下とみられる小出力モーターを搭載するエンジン。
モーター出力が小さいほど、エンジン側の仕事量が増えるでつ。




エンジンの主動作域は広くなり、広い範囲で効率を高める必要があるでつ。
すると最高値は低くなりがちであるでつ。

一方でトヨタのようにモーター出力が大きければ、エンジンの主動作域を狭められる。最高値を上げやすくなり、
それを理解するトヨタは、HEV制御で熱効率の最高値付近を積極的に活用。




ニッサンが20年量産に向け開発を進めているエンジンを発電のみに使うHEV機構「e-POWER」の次世代機は、
最高値が45%に達する見込み。

スカイアクティブXでは、英イートン製のスーパーチャージャーで空気を気筒に押し込んで空燃比を30超に高めるでつ。
加えて、高負荷域で爆発が激しくなり空燃比を高めにくい領域では、排ガス再循環(EGR)で排ガスを気筒内に多く戻して
激しい燃焼を抑えつつ、気体と燃料の比率を40超にするでつ。

ただ混合気を薄くすると、燃えにくくなるでつ。

マツダは解決策として、圧縮比を15~16程度と世界最高水準に高めることに加えて、通常の火花点火ではなく、
点火プラグを使った圧縮着火技術を独自開発。

点火プラグで超希薄な混合気に火花を飛ばしてもほとんど火炎伝播しないでつが、ゆっくりと火炎が広がる作用が生じるでつ。

マツダが「膨張火炎球」と表現する「ゆっくり広がる火炎」には、周囲の混合気を押す効果があるでつ。
この膨張火炎球と高圧縮比化したピストン運動とが相まって、薄い混合気を強く圧縮し、確実に着火。

点火プラグを着火補助に使った圧縮着火をさらに確実にするため、マツダは点火プラグのエネルギーを
100ミリジュール(mJ)程度に高める工夫も凝らすでつ。
一般に30m~40mJ程度。

さらにスカイアクティブXには、24ボルト(V)電源で駆動するBSG(ベルト駆動式スターター兼発電機)を搭載する
簡易ハイブリッドとしたでつ。
エンジン効率の低い低負荷・低回転域でBSGを活用し、燃費性能を高められるでつ。

24V対応の部品は商用トラックでは一般的でつが、乗用車では珍しいでつ。
マツダは欧州を中心に採用が始まった48V対応のBSGを使いたかったでつが、まだコストが高く、
時期尚早と判断理論熱効率は、圧縮比と比熱比が大きいほど高まるでつ。

このうち希薄燃焼で大きくできるのが比熱比。
燃料に比べて比熱比が大きい空気を気筒内に多く入れるからでつ。

比熱比は分子固有の値で、基本的に原子量が小さいほど大きくなるでつ。
空気の場合、構成する窒素(N2)と酸素(O2)の分子量が2と小さく、比熱比は約1.4と大きいでつ。
一方で燃料は多くの炭素原子と水素原子が結びついており分子量は大きく、比熱比は1.3程度。

マツダの超希薄燃焼エンジンのように、EGRによる排ガスを気筒内に多く戻した場合も、比熱比を上げられるでつ。
排ガスには2原子分子の窒素が多く、燃料に比べて比熱比が高くなるでつ。
ただCO2や水(H2O)といった3原子分子も多く、2原子分子がほとんどの空気に比べると比熱比は小さくなるでつ。

また比熱比は、筒内ガスの温度が低いほど高くなるでつ。
希薄燃焼で空気や排ガスを多く入れて筒内ガス量を増やすと、燃焼温度を下げられるでつ。
これが比熱比を上げることにつながるでつ。

希薄燃焼の課題は、中途半端な薄さの混合気にすると、窒素酸化物(NOx)の排出量が増えること。
排ガス後処理装置として安価な三元触媒は、理論空燃比(燃料と空気の質量比が14.7)でしか使えないでつ。
NOx吸蔵還元触媒を使う手段はあるでつが、貴金属を多く使うため高価になるでつ。

マツダは高価な触媒を使わないで希薄燃焼を実現するため、空燃比で30を超えるほどに超希薄な混合気にするでつ。
これほど薄いと燃焼時にNOxがほとんど生成しないでつ。
ただ通常の火花点火で火が着かないでつ。

マツダは圧縮着火という新技術を採用し、超希薄な混合気を自着火させるでつ。
マツダは新型マツダ3で、4種類のエンジンを用意。

1.5Lガソリンエンジン(最大トルクは146ニュートン・メートル=N・m)、2.0Lガソリンエンジン(同199N・m)、
1.8Lディーゼルエンジン(同270N・m)、2.0LスカイアクティブX(同未定)。
販売価格は基本的に、トルクが大きくなるにつれて高くしたでつ。

1.5Lガソリン機が約218万円から、2.0ガソリン機が約247万円から、1.8Lディーゼル機が約274万円からでつ。
なお出力で見ると、1.8Lディーゼル機は2.0Lガソリン機よりも低いでつ。

一方で、2.0LスカイXは約314万円からと最も高くなるでつ。
最大トルクは1.8Lディーゼル機を下回るとみられでつが、トルクと燃費性能のバランスの高さを考慮したでつ。

新しい考えに基づいたエンジンで、走りに加えて燃費性能も格段に高いと強気の値付けの意図があるでつ。

各エンジンの日本における販売比率は、2.0Lガソリン機が最も多いと見込むでつ。
1.5Lガソリン機が1割、2.0Lガソリン機が4割、1.8Lディーゼル機が2割、2.0LスカイX機が3割。

先代のアクセラで1.5Lガソリン機の販売価格は、近い仕様の車両(15s)で約195万円からだったでつ。
新型車は全体的に、販売価格を約1割上げた形。

新型車は、マツダの悲願である「プレミアム路線」の試金石。
先代のアクセラでは、最も価格が安い1.5Lガソリン機搭載車の販売比率が5割近くを占めて最も多かったでつ。
一方で新型車では、価格帯を高めたのにも関わらず、高価格帯の2.0Lガソリン機以上が販売の9割を占めると見込むでつ。

エンジンに加えて、プラットフォームまで刷新した新型車に対するマツダの自信は大きいでつ。
もくろみ通りであれば、マツダは悲願達成に一歩近づけるでつ。

マツダの技術は高いでつなぁ~
そりより早くロータリーエンジンの復活を望むでつ。

ターボチューンは…

2019-07-05 07:10:29 | エンジン
昭和の時代、ターボ車といえば高性能の証。
豪華装備とハイスペックを両立したトップグレードや性能重視のスポーツグレードなどに設定。

その性能を、さらに引き出すブーストアップなどのターボチューニングも大流行。
さらにNAエンジンに、ターボチャージャーを追加するボルトオンターボという後付けターボエンジンを仕上げるなど、
ターボエンジンは、クルマ好きにとって特別な存在。

現在、ダウンサイズターボなどの低燃費とパワーの両立を図ったエコターボの登場により、輸入車を中心に
ターボエンジンは、当たり前。

かつて、そんなターボ車の存在を際立たせてきたターボ車必須アイテムとされたのが「ターボタイマー」。
普及が広がったターボ車だけど、昭和のように積極的に搭載されている感覚が薄い。

ターボタイマーとは、イグニッションOFF後に、一定時間アイドリングを行わせる装置。
クルマ好きの常識のひとつとして、ターボ車の場合、ターボチャージャーを労わるために、
高負荷運転後はアフターアイドルが必要。

ただ昨今のターボ車でアフターアイドルをしているケースはあまり見られないでつ。
日産ジュークの説明書には、ターボ車の扱い方として、以下のように明記。

・市街地及び郊外などの一般走行:アイドリング必要なし
・高速走行(約80㎞/h定速):アイドリング約30秒
・高速走行(約100㎞/h定速):アイドリング約1分
・急な登坂路の連続走行:アイドリング約2分

つまりアフターアイドルが必要ということ。

いっぽうで、高性能ターボエンジンを搭載する日産GT-Rの説明書には、このような記載はない。
スバルWRX STI/S4に関しても同様。
現在も車種や仕様により取り扱いが異なるでつ。

そこでターボタイマーも販売しているチューニングパーツメーカーでは、一般的にターボ車では、高負荷状態の走行を行った後、
例えばサーキット走行や高速道路、長い登坂路の走行直後はすぐにエンジンを切らず一定時間のアフターアイドルを行ったほうが
いいとのこと。

最新機種は、顧客の要望に応え、アフターアイドル時間のみを設定できるシンプルなもの従来のキーシリンダー式のものは、
汎用ハーネスで取り付け可能な場合が多いけど、今流行のプッシュスターター付き車は、専用ハーネスを設定しているもの
以外だと不可。

プッシュスターターの場合、単にプッシュボタンに割り込ませるだけでなく、車両側制御との連動する必要があるのが
普及していない原因のひとつ。

ターボ車といえども、ターボタイマーの装着自体が、困難となっているのが現状。
ボルトオンターボは近年、NA車向け過給機キットは、ターボキットだけでなく、排ガス規制への対応やトータルコストを踏まえて
遠心式の「GTスーパーチャージャー」を用いたものも設定。

ターボタイマー及びボルトオンターボの全盛期は、1990年〜2000年代前半で、ターボタイマーは安価なアイテムということもあり、
当時、ベスト5に入る売れ筋商品であったでつ。

ボルトオンターボに関しても、ライバルに負けじとNA車でもモアパワーを求めるユーザーが多く、スポーツカーでは、ユーノスロードスター、
ミニバンではオデッセイ(初代及び2代目)のキットが人気。

あらゆるタイプのクルマで高性能化が進む現在、チューニングニーズが少ないとこだけど、チューニングする、
またはしてみたいという人は、減っていないみたい。

ただ時代とともにチューニング内容の変化はあり、パワー先行のチューニングしていたひと昔前のクルマと異なり、
最新型車をベースとするものは、サスペンションやECUなどバランスをより高めるアイテムを先行して投入する傾向が強いでつ。

ニーズには、懐かしいクルマも現行車もどちらもあるり、具体的には、第2世代GT-Rや最終型マークII兄弟(JZX100系)などは、純正置換のターボキットが、
トヨタ86、スバルBRZ、スバルWRX STI、ホンダS660などの現行車は、車高調キットやメタルキャタライザー、
フラッシュエディター(OBDよりデータを入れ替えるスポーツECU)などが人気。

ターボタイマー、ボルトンターボのどちらも一定のニーズは確保されているでつ。

ただ標準車の場合、エンジンやターボの耐久性の向上もあり、必ずしもアフターアイドルが必要ともいえないレベルまで進化しているのも
事実とはいえアフターアイドルが不要なクルマでも、高負荷運転の後はクーリング走行や短時間のアフターアイドリングを心がけ
習慣付けることは、クルマとってプラス。

ターボタイマーはターボ車である証でもあったでつ。
そういう意味では、ターボタイマーを装着する目的が、本来の愛車を労わる装置の役割に原点回帰の方向へ進んでるでつなぁ~

スーパーリーンバーンとは

2019-05-24 07:10:29 | エンジン
乗用車用のガソリンエンジンとディーゼルエンジンの両方で、正味最高熱効率50%を上回ることに成功したと発表。
現在の乗用車用エンジンの熱効率は40%程度で、30%だった1970年代から、40年以上かけても10%しか向上していないでつ。

その背景には、エンジンの燃焼現象が極めて複雑かつ高速で、その科学的な解明が難しいという問題があったでつ。

さらに、エネルギー損失を低減する技術も必要とされ、摩擦により損失するエネルギーを減らす技術や、排気として放出される
エネルギーを利用するターボ過給や熱電発電といった技術も必要。

そこで、研究グループは、ガソリン燃焼とディーゼル燃焼の高効率化、そしてエネルギー損失低減に関する研究を統合。
ガソリンエンジンでは51.5%、ディーゼルエンジンでは50.1%の正味最高熱効率を達成することに成功。

ガソリン燃焼の高効率化については、従来の点火技術だと着火しにくく燃焼が安定しない超希薄燃焼(スーパーリーンバーン)を、
新たな点火技術を開発することで実現。




熱効率向上に成功ディーゼル燃焼の高効率化については、エンジン燃焼室の壁近くでの火炎の滞留や後燃えによるエネルギー損失や
仕事への変換効率の低下を、燃料噴射技術を開発することで解決。

これにより、火炎が壁から離れて配置され、かつ後燃えを低減する高速空間燃焼を実現し、熱効率向上に成功。

エネルギーの損失低減については、エンジンの摺動表面に低摩擦機能を付与することで機械摩擦損失の55.5%低減を実現。

また、排気エネルギー有効利用のため、流路を新たに設計するとともに、伝熱と軸受での摩擦を考慮したターボ過給機システムを構築。
従来製品の効率を10ポイント以上上回る、最大69%程度の効率値を実証。

さらに、発電温度域を中低温に拡大できる新たな素子およびモジュールを開発。

最大1.3%程度の熱効率相当の性能があることも実証。

今回の成果は、今後数十年間は主流と予測されている内燃機関を搭載した自動車による環境負荷を低減し、
二酸化炭素排出量の削減に貢献できるでつ。

また、燃焼分野の基礎科学を発展させると同時に、産業競争力の強化をもたらすでつ。

これらの成果は複数の企業と大学が連携する「産産学学連携」で得られたもので、プロジェクト終了後もこの体制を
持続させる取り組みを産学が開始。

希釈燃焼の技術も省燃費、地球温暖化には必須の技術でつなぁ~

令和のエンジンは…

2019-05-15 07:10:29 | エンジン
平成では、日本だけはHVブームを引き起こしたでつなぁ~
そりは、ホンダがインサイト2代目を出したことで、沸騰したでつなぁ~

そのHVもシステムはそれぞれ各メーカで異なるでつなぁ~

トヨタは、あくまでエンジンの補佐だから、実燃費が異常に悪い。
ホンダとニッサンは、あくまでモータを補佐するのがエンジンだから、実燃費がいい。

その典型的なのが、クラリティPHVとプリウスPHV。
くるまでいこうに燃費や実際に乗ったものとして、ホンダクラリティはL当たり30キロだけど
プリウスPHVは、L当たり20キロ以下…

カタログ値の半分以下のプリウスに対して、カタログ値より10%上のクラリティPHV。
こりはそのまま、ホンダとトヨタの技術レベルの近いが鮮明に出てるでつなぁ~

HVのパイオニアとか言われてるけど、トヨタは、ロータリでいうNSUみたいなもんでつなぁ~
クラリティPHVやインサイト見てるとホンダの技術の高さに感心してしまうでつなぁ~

さて最近は、HVが主流でイマイチ車に面白みがないのも事実。
そりはやっぱりエンジンでつなぁ~

チューニングベースのエンジンがないでつなぁ~
そういう意味で…




この本はいい資料だなぁ~
こうなるとやっぱりドイツ車、AMGやアルピナブランドの車が認知されてるドイツとそうでない日本の違いでつなぁ~

まぁ~アウトバーンがあるかないかの違いもあると思うでつが…

GT-RのエンジンVR38DETTやRB26DETTも平成の名機ではあるけど、チューンドエンジンとしては、
面白みがないというか結局、ボルトオンターボ以外にないというところでつなぁ~

そいとエンジンサウンドもイマイチ感あるでつなぁ~

トヨタのエンジンサウンドは、音痴な素人がカラオケで熱唱してる感じでイマイチ。

ホンダも最近は、吹き上がりのサウンドがこうワクワクする感じじゃ~ないでつなぁ~

エンジンがワクワクしないとやっぱり車として面白くない…

平成では、日本向けの専用モデルが開発されなくて、北米とかどデカくなった車でしかもHVしか導入されない状況。
カムリは北米では、V6モデルがあるだけに、日本にも入れてほしいでつなぁ~

その点、ニッサンのセダンはV6エンジンモデルがあるのは、ありがたいでつなぁ~

さて、令和のエンジン、どのように進歩するのかなぁ~
やっぱり本命は、FCVと水素ロータリだと思うでつなぁ~

令和にロータリの復活は…

2019-05-12 07:10:29 | エンジン
スカイアクティブエンジンが好調のマツダ。

某トヨタのようにまがい物のHVとは違って、燃費がいいでつなぁ~
ディーゼルは今、逆風だけどEVが近いうちにこけるのは目に見えてるから、ここは我慢のしどころでつなぁ~

PHVやEVが温暖化にやさしいとかというのは錯覚。
メーカーの宣伝が上手いだけで、こりに騙されてる人が多いということでつなぁ~

そしてマイナス要素が浮き彫りになると手のヒラ返したようになるでつなぁ~
長い物には巻かれろということでつなぁ~

さてマツダとなるとやっぱりロータリでつなぁ~
ヨーロッパ勢が実用化出来なかったという理由だけで、ルマンに参加できないのは、どうかなぁ~とか思うでつなぁ~

その閉鎖的なルマンも最近が名ばかりになってしまったでつなぁ~

アメリカだと自由だからこういう閉鎖的なことはないんだろうけど…
やっぱりルマン24は、世界一速くて長い距離を走れる車を決めるレースだから、ロータリーも復活して
ほしいでつなぁ~

787Bはやっぱり、ルマンが合うでつなぁ~




この4ロータの技術を埋もれさせてはならないでつなぁ~
だけど、マツダはロータリーの開発してるのかなぁ~

最近のニュースでは、ロータリを発電機にしたEV車が出るとかだけど、こりじゃ~

水素社会へFCVに対抗した、水素ロータリの実用化に期待したいでつなぁ~

令和には必ずロータリサウンドが聴けることを期待したいでつ。