色の秘密―最新色彩学入門 (文春文庫PLUS) 価格:¥ 610(税込) 発売日:2005-07 |
たまには建築士らしい話題。
数年前、平置きされていたのが目に止まって、購入した本ですが、
『色』がヒトの心と体に影響を与えることが、興味深く書かれている一冊。
その中で、もしかしたら節電に役立ちそうなお話。
内装が寒色系の工場で仕事をしていた従業員から寒いという苦情が耐えなかったのに、
同じ室温でも暖色系に塗り替えたら苦情が止んでしまった・・・、という実話が書かれています。
色による心理的温度差は三度も開きがあるとお話が続きます。
その効果をうまく使うと、夏に向ってカーテンや暖簾を水色とか淡い緑とか、
涼しげな色を使うことで、エアコンや扇風機の使用量も減らせる・・・かも。
おうちの中だけでなく、車にも取り入れるといいのかもしれませんね。
目だけでなく、肌でも脳でも色を感じるのだそう。
この本はとっても面白くて、白い肌着は健康によい理由とか、好きな色と性格・適職とか、
味と視覚の関係、音と色彩など、暮らしの中での「色」の活用術も書かれています。
赤いパンツが秘かなブームなのも、この本を読むと納得!!
ピンクは若返り、黒い服はしわが増える、緑を使うと金持ちになる・・・!?
真偽は謎でありますが、かなりの説得力・・・試してみませんか?
@ふると
明るく若干涼しく感じる[E:up]
たまたま汚れたから替えたのだけど[E:yacht]
夏に「白」は、やはり適切なコーディネートらしいです。
ナイスでしたね~!(*^-')
皆さん、普通に生活の中でやっていることだろうと思うのですが、裏付けがあると納得ですよ。
効果の程には個人差があると思いますが、実践するのも楽しいと思いますよ。
血行が悪くなるということなのかしらねえ。
照明の色合いも体感温度や精神に影響を及ぼすという話も聞いた事がありますよ。
そんな色々なことの根拠やデータが分かりやすく書かれている本です。
「好きな色で分かる性格」も書かれていて、色って不思議だと思います。
目では見ていないけど、肌が色を見るらしいのよね~。
音の色とか、色の重さとか、読んでみるとヘェ~ってことがアレコレ。
私の持っているものが、10刷版なので、たぶん人気の本だと思うよ。