ブリの森づくりプロジェクト  

~森の再生からブリの来るまちへ~  小田原市無尽蔵・環境(エコ)シティ  ブリの森づくりプロジェクト 

第5回 野遊び探検(夏の巻)開催報告

2014-09-09 07:57:22 | 美しい久野・里地里山協議会
第5回 野遊び探検(夏の巻)開催報告 大好評にて終了
2014/8/17(日)9:30~15:00 曇りのち晴れ
参加者 約100名、スタッフ17名、計約120名。
会場:小田原市久野の舟原地区の小田原植木圃場と久野川渓流
主催:美しい久野里地里山協議会
参加費:1グループ1000円

イベントの項目は以下の通り。多くの家族連れに夏の森と川の自然を満喫してもらいました。

1.鮎つかみ取り
2.たき火で鶏料理
3.竹の工作
4.ロープ遊び
5.昆虫展示コーナー
6.陸の虫の観察会
7.渓流の生き物観察会(水生昆虫)
8.じゃぶじゃぶ渓流遡行
9.記念植樹(イロハカエデ)

以下写真で説明しますね。
1.鮎つかみ取り
小田原植木さんの圃場を流れる水田用水路に上下流に網を掛けて、鮎を放しました。つかみ取りはかなり難しく、上流端か下流端の網の折り目などに留まってるのを捕まえてる子供が多かったです。採れた鮎は、竹串を刺してたき火の炭で塩焼きにしました。






2.たき火で鮎塩焼きと鶏料理
たき火で炭を作り、その炭を使って遠赤外線でこんがり鶏肉になりました。


3.竹の工作
ノコギリギコギコで竹の箸、竹のコップなどを作ってもらい、これを使って自分で焼いた鳥などを食べてもらいました。

4.ロープ遊び
ターザンごっこみたいなもん。人気なので長蛇の列ができてました。
安全のために登山用のハーネス付きで滑空します。


5.昆虫展示コーナー
 今年新登場コーナー。私(伊豆川)と兵頭さん担当。子供は虫好き。デパートでよくある昆虫展示などと違うところは、水生昆虫の標本を実体顕微鏡で見れる!!
カブトムシ・クワガタはこの日のために事前に地元で採集してもらってたので、当日カンパ金として販売もしました。



 下見の時に捕獲した、ヘビトンボやヤゴなどを乾燥標本にして実体顕微鏡で覗けるようにしました。ドアップの虫の姿に、映画ナウシカのオウムの森!
実体顕微鏡とは、両目で覗いて立体的に見ることができる顕微鏡。


セミの抜け殻で種類を当てよう!


6.陸の虫の観察会
 子供のにとって山での虫取りは、やっぱり人気。エンマコオロギが草地にたくさんいるんだけど、虫取り網に不慣れな子供は、網をかぶせても、手でつまむときに逃がしてしまう。
 カブトムシやカナブン、ヤマアカガエル等も採れました。
(新登場コーナー。私(伊豆川)と兵頭さんで担当)


7.渓流の生き物観察会(水生昆虫)
 昆虫は陸だけじゃないぞ! 川の中にも虫がいる! 子供達の驚きの体験です。はじめに石の裏などに潜むヤゴやカワゲラなどの取り方の見本を見せたら、子供達は夢中で同じ動作をするから、見てる方もおもしろい。
 採れた虫を岸の白いバットへ集めて、お勉強資料(配付資料)を使って何の昆虫かを当てるクイズをやりました。そしてこれらの昆虫は幼虫なので成虫になると羽が生えて空を飛ぶことを覚えてもらいました。



こんなのが採れます。ほとんどが水生昆虫の幼虫です。

左から順にカワゲラ類の幼虫、カゲロウ類の幼虫、トビケラ類の幼虫、ヘビトンボの幼虫、サワガニ

8.じゃぶじゃぶ渓流遡行
 水生昆虫を捕った後は、上流に向かってじゃぶじゃぶ渓流遡行。探検のイメージです。

9.記念植樹
久野川の渓流を良い渓畔林に戻そうと言う地元の運動の一環で、近年作った遊歩道沿いにイロハカエデの1メートルほどの苗を1人1~2本つづ植樹しました。

 この植樹は、昨年の野遊び探検での植樹の継続です。久野川の舟原集落から上流側は、単調なスギ・ヒノキ植林が多く、自然豊かな森とは言えませんでした。このため久野川渓流を川も森も自然豊かな環境に復元しようとという試みが市民活動で行われてます。


編集投稿:伊豆川哲也(美しい久野里地里山協議会員)
写真提供:近藤忠、鈴木敦子、伊豆川哲也


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