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ブリの森づくりプロジェクト  

~森の再生からブリの来るまちへ~  小田原市無尽蔵・環境(エコ)シティ  ブリの森づくりプロジェクト 

博物画の鬼才 小林重三の世界 ―鳥学と歩んだ画家―

2015-02-27 14:19:30 | ブリ森研究室(書籍・文献・学会案内など)



博物画の鬼才 小林重三の世界 ―鳥学と歩んだ画家―
2015年 3月1日(日曜日)まで


小林重三(こばやししげかず)(1887から1975年)は大正から昭和の戦前・戦後にかけ、多くの鳥類画を描き、活躍した画家です。
その仕事は研究書や図鑑をはじめ、随筆、子どもの本まで多岐にわたっています。
未発表の原画を含む、水彩画、油彩画、スケッチ類など約180点によって小林重三の世界とその足跡をご紹介しています。

展覧会概要
http://www.city.machida.tokyo.jp/bunka/bunka_geijutsu/cul/museum/kikakutenji.html

佐々木園子さん講演会 「環境共育としての南足柄山地の物語」

2015-02-15 13:28:51 | ブリ森研究室(書籍・文献・学会案内など)


足柄地域の植生研究でおなじみの佐々木園子先生の講演会のお知らせです。

講師の佐々木先生は30年にわたり南足柄山地の植生を調査研究。
一昨年、その内容をまとめた著作「南足柄山地の物語」を出版されました。
講演内容は南足柄の山林植生の移り変わり、入会地など人と森の歴史、これか
らの森づくりと森の利用など。

「環境共育としての南足柄山地の物語」
 ~戦中・戦後の禿山を修復して育った自然林の植物と土壌など~


2015年3月1日(日)13:30~15:30(開場13:00)

講師:佐々木園子(東海大学名誉教授)
主催:NPOかながわ森林インストラクターの会


場所:桜美林大学 PFC(プラネット淵野辺キャンパス) P201教室
JR横浜線淵野辺駅北口 徒歩1分(相模原市中央区淵野辺4-16-1)

参加費:500円
申込み:厚木事務所(担当:武者)
 E-mail:k-inst0981@friend.ocn.ne.jp  FAX:046-(280)-4102

「南足柄山地の物語」お求めは
http://blogs.yahoo.co.jp/norako33530/31340850.html

「水源林再生の最前線」自然環境保全センター 研究成果報告会

2015-02-03 10:52:56 | ブリ森研究室(書籍・文献・学会案内など)
箱根山系でも二ホンジカの生息数が増加し、
すでに明神ヶ岳、火打石岳では裸地化の進んでいる地域があります。
丹沢の植生劣化による水源林機能低下は決して他岸の火事ではなくなりました。
私が所属するや小田原山盛の会では、27年度箱根外輪山のシカ害調査を開始します。(ぶり森のらこ)




水源林再生の最前線
自然環境保全センター 研究成果報告会
日 時 平成27 年2 月27 日(金)
    18:30 〜20:30


会 場 横浜市開港記念会館 6 号室
定 員 100 名(事前申込者優先、先着順)
参加費 無料

丹沢をはじめとした神奈川県の水源林では、過去に植えられたスギやヒノキの管理不足やかつてより多く生息するようになったシカの影響によって、近年「緑のダム」の働きが低下しています。
 自然環境保全センターでは、水源林再生のための対策事業と並行して、水源林の「緑のダム」機能低下の実態や水源林再生対策の効果や課題を科学的に調べています。
 本報告会では、データから見えてきた水源林劣化の実態と水源林再生の効果や課題を報告します。

プログラム
○水源林の再生とは
○水源林整備の意義と整備の効果や課題
○水源林整備と下流への水や土の流出の関係
○水源林の整備と生息する生きものの関係
○学識者による講評
 (東京大学大学院農学生命科学研究科 鈴木雅一教授)

主 催 自然環境保全センター 研究連携課 会場アクセス 
横浜市開港記念会館(横浜市中区本町1丁目6番地)

申込み方法:
行事名「研究成果報告会」・所属(団体名)・氏名・電話番号を明記して、FAX または、県ホームページ内の自然環境保全センタートップページから「自然環境保全センターへの問合せフォーム」にてお申込ください。

FAX :046−247−7545
問合先 :自然環境保全センター 研究連携課
     電話  046-248-0321(研究連携課代表)

・JR 京浜東北線・根岸線「関内駅」南口から徒歩10 分
・市営地下鉄線「関内駅」1 番出口から徒歩10 分
・みなとみらい線「日本大通り駅」1 番出口から徒歩1 分






丹沢大山自然再生活動の成果と課題を考える~森林・登山・山里再生~

2014-12-13 19:56:00 | ブリ森研究室(書籍・文献・学会案内など)

本日、生命の星地球博物館にて、丹沢大山自然再生委員会報告会が開催されました。
ブリ森プロジェクトメンバーも数名が参加いたしました。
丹沢はブナ林の衰弱、シカ食圧による森林植生の劣化が起こって久しく、
官・民・学術機関、ボランティア団体が連携し、研究と対策が行われています。

<第1部>丹沢再生活動の成果と課題報告
~丹沢大山自然再生計画の取組み状況


以下は神奈川県自然環境保全センターの報告です。
大変興味深い内容でしたので、少しパワポ画像を掲載させていただきます。








猟友会による巻刈り。個体の計測中。
この他に丹沢でのシカ捕獲は、昨年始まった5名のワイルドライフレインジャーが活躍し、猟師があまり入らない稜線部の捕獲をしています。


シカ捕獲の成果が表れるグラフ。
しかしシカ密度の高い所は、柵で植生保護をしなければ植生の回復は見られないそうです。




こちらはサントリー「天然水の森」の取り組みです。企業による森林再生ですが、専門家の参加により、さまざまな調査研究が行われ、ハイレベルの事業は大変参考になりました。

落ち葉を貯めて土壌侵食を防ぐ実験。


昼食を挟んで、東京農工大学農学研究院、石川芳治さんの「林床植生の回復と土壌」についての発表。土壌流出のメカニズムが大変良く分かりました。
地表の草本や落ち葉がないと、雨水による土壌浸食はどんどん進むのです。

そして、丹沢のと登山道整備をしておられる大きな山岳会、NPO法人みろく山の会の発表。

NPO法人丹沢自然学校による丹沢エコツーリズムの発表は、
地域住民の認識を深め、地域活性化をし、最終目的は環境保全との事。ワイルドライフレインジャーの見学会も開催しています。

地域の里山再生と環境教育を活発に行っている、NPO 法人四十八瀬川自然村、小野均さんの発表は、地域主体の楽しさが伝わってきました。キーワードは「仲間づくり」


日本大学糸長浩司教授による、丹沢山麓での取り組みの集約的な発表は非常に参考になりました。
「人間・地域の再生」「丹沢学会」「域学連携」「楽しければ人は来る」、これキイワードですね。

第2部はワークショップと討論で三つのテーマ ① 森林再生 ② 登山とツーリズム ③ 山里再生、に分散参加となり、私は森林再生の部に参加してきました。

10:00~16:30までしっかり勉強し、非常に有意義な一日となりました。
昨今は箱根でもシカが増え、明神ヶ岳や火打石岳では、シカが住みやすい稜線の平らな部分では下層植生が盆栽状となっています。
ブナ林も分断細分化されており、丹沢程ではありませんが、長い目で見た再生事業が必要です。
丹沢の取り組みは、将来の箱根山を見据え、先手を打てよと教えてくれました。

丹沢大山自然再生委員会の皆様、ありがとうございました!

丹沢大山再生委員会の詳細はこちらのホームページをご覧ください。
http://www.tanzawasaisei.jp/

(記者 ぶり森のらこ)


丹沢大山自然再生委員会報告会12月13日(土)

2014-11-26 02:04:00 | ブリ森研究室(書籍・文献・学会案内など)
県が音頭取って実施している丹沢大山自然再生委員会の報告会が12月13日(土)に地球博物館であります。
誰でも参加できます。
発表内容は、箱根~小田原の自然再生や地域振興でも参考になると思います。
森林再生、里再生などの分野ごとワークショップを選択しての申込みです。
詳細は下記リンクご覧下さい。
私は、ワークショップを選択は森林再生で申し込みました。
------from伊豆川哲也 ----------

丹沢大山自然再生委員会・委員長 羽山伸一
●日時/平成26年12月13日(土)10:00~16:30
●場所/ 県立生命の星・地球博物館
●定員/300名
●参加費/無料
<第1部>丹沢再生活動の成果と課題報告
① 丹沢大山自然再生計画の取組み状況
・神奈川県自然環境保全センター
② 企業による丹沢の自然再生活動
・サントリーホールディングス株式会社 山田 健
昼食(博物館の展示物の見学等)
③ 林床植生の回復と土壌
・東京農工大学 石川 芳治
④ 登山環境の整備活動の成果と課題
・NPO 法人みろく山の会 鈴木 茂
⑤ 丹沢エコツーリズムの成果
・NPO 法人丹沢自然学校 吉田 直哉
⑥ 市民による里山再生と環境教育
・NPO 法人四十八瀬川自然村 小野 均
⑦ 丹沢山麓での地域再生の成果と課題
・日本大学 糸長 浩司
<第2部>ワークショップと討論
  テーマ別ワークショップ
   選択テーマ ① 森林再生 ② 登山とツーリズム ③ 山里再生

申し込みサイト
http://www.tanzawasaisei.jp/news.html#1213
ネット申込み可能です。
同じリンクにチラシpdfもあります。

申込み締切12月5日
【問合せ】 丹沢大山自然再生委員会事務局(神奈川県自然環境保全センター自然再生企画課 電話:046-248-0323(内線298))