やんちゃ隊のみんな
今回は、以前載せたファイヤーピストンの原理と設計図だよ
ファイヤーピストンの原理 (圧縮式)
ボルネオやビルマなど東南アジアの一部では、ファイヤピストンと呼ばれる装置を用いて火をおこすことも行われていた。この装置は、木や動物の角などで造られており、一端が密封された中空のシリンダーとその内径にぴったりと合うピストン(プランジャー)から構成される。この器具の存在は、19 世紀にローレンス・ヴァン・デル・ポストによってヨーロッパに報告された。原理的には断熱圧縮と呼ばれる原理を応用したもので、ヨーロッパに先行してディーゼルエンジンの点火方式と同じ原理を利用している。
プランジャーの先端から2-3mm 離れた位置に火口をセットするくぼみがあり、他端(持ち手側)にはシリンダー内部の気密を保つためのガスケットがある。プランジャーの先端に火口をセットし、シリンダー内に勢い良く押し込むと、断熱圧縮によってシリンダー内が高熱になり、火口に点火される。
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