8月8日の土曜日、飯田では、年に一度の踊りのお祭り
「りんごん」が開催されました。
ここ数年の急激な人口減などで、普段は人通りがなくなってしまった飯田の市街地ですが、
この日ばかりはどこからともなく人が集まり、大変な活気でした。
★ 当店に、浴衣の着付けやヘアセットにご来店いただいたお客様、ありがとうございました。
楽しんでいただけましたでしょうか。
◆ さて、この一年に一度の「りんごん」のお祭りですが、
例年、夕立に襲われるジンクスを持っています。
それも大変高い確率です。
ところが、今年は、まったくその心配はありませんでした。
これだけ日照り、猛暑続きで、お祭りでも何でも、雨が降ってくれたほうがよい・・
なんて意見もちらほらありました。
今日 (昨日)、やっとその夕立が実現しました。
ゲリラ的な夕立でしたが、一息つけた方も多いのではないでしょうか。
当ブログでも、「りんごん」のお祭り前に、
「浴衣での雨対策」の掲載を準備していたのですが、
出しそびれてしまい、やっと、実現しました。
ジャン♫
◆「雨の中での待ち合わせ ♡」 的な設定。
でも、備えあれば憂いなしです。
「あっ。来たみたい・・・」
と、いうわけで、足回りにご注目ください。
雨対策として、浴衣の着丈を調節しただけです。(おはしょりを多くとるだけ)
もともと、浴衣の着付けでは、着丈を短くして、くるぶしを出すくらいの演出を
狙ってする方もいます。
さて、そうすると、必然的に目が行くのが、履物です。
今日は、買ったばかりの大事な下駄は温存して、ストラップのサンダルをあわせてみました。
つまり、海岸とか、水辺を歩いても機能する履物というポイントをおさえたうえで、
実験的精神もつけくわえて、コーディネイトしてみました。。
いかがでしょうか。
さて、
◆ ことしは、ユニク〇さんでも、浴衣が販売され、 ※1
全国的にいよいよ 「KIMONO is back」 の気運が高まってきたように感じます。
◆ 江戸時代に、「治安が安定」、「通貨が流通」、「経済が発展」の結果、
「自由な町人文化・芸術活動が花開く」中で、現在のきものファッションの原型が確立された歴史に鑑みて。
◆ 現在の経済の復調傾向を背景にした「浴衣ブーム」の中で、
多くの人々が、自分なりのスタイルで、ファッションとしてきものを楽しめる環境が整ってきています。
「懐古趣味」一辺倒ではない、新しいきもののファッションスタイル(今より、かっこよくなくちゃだめなんですよね)
の誕生を期待したいものです。
「 お疲れ様でしたー 」
「 雨の中での着物の撮影って、やっぱり大変なのよね …・・ブツブツ 」
( ウソ! ・・・そんな彼女じゃありません。)
※1 「着付けの仕方」のレクチャービデオが用意されています。 (オフィシャルサイトで)
「自分たちの民族衣装が自分で着られないなんて、けしからん・・・」 ※2
などという、世の中の声を意識されたのか、至れり尽くせりのサービス付販売です。
アパレル業界に「流通革命」をおこし、今や株式マーケットでも、日本のフラッグシップ銘柄だけに、
きものの仕様についても、革新的で、たとえば「着付けの手間もいらなくなるような」、新基軸の「きもの」でも発表されるかと思いきや、全然普通でした。
わたしは、創造性豊かな新しい着物の登場を期待していました。
※2 後日の掲載テーマとします。