太陽が傾いた午後。 ※1
真昼の暑さもひと段落。
そこで、ちょっと散歩に出てみました。
せっかく、田舎に来ているんだし、飯田らしいところを訪ねてきました。
飯田の味噌蔵として有名な老舗「稲垣来三郎匠」さんの
飯田市・上郷のお店の味噌蔵を見学させていただきました。
「稲垣来三郎匠」さんの敷地内には、歴史を感じさせる外観の味噌蔵のほか、
築130年以上の古民家を移設した、木造の日本建築の象徴のような店舗があります。
味噌蔵の入り口
蔵の扉を開き、中へ入ります。
味噌樽。
長野県は、みその生産量が圧倒的に一位の県。
長野県産の味噌は、「信州みそ」 ※2 の名称で、全国にその名を轟かせています。
とくに、東京地区での知名度は圧倒的のように感じます。
お店の入り口脇のベンチで一休み。
築130年の古民家を店舗にしているだけに、その空間に着物が調和しないはずがありません。
つづく。
※1 浴衣を着る時間帯 (TIME) に、制約はありません。
が、しかし、もともと湯上りに着るインフォーマルで、カジュアルな衣装である浴衣。
外出する際に、さすがにここに着て行ってはまずいだろうとな・・という場面は、想像に難くありません。
これは、洋服選びでも一緒ですよね。
◆ そこで、「こういう着こなしなら、かっこいいな。粋だな。」 と思わせる、着物の着こなしのお話をひとつ。
( 着物のエキスパートである老舗呉服店の社長さんから、そーっと教えていただいた、とっておきです。
決して、他人に強要したり、うんちくをひけらかす為のものではないので・・ご注意を)
「日が高いうちのお出かけや、どなたかのお宅を訪ねるなど、
最低限の礼節を必要とするお出かけには、「夏着物」 ※3 を。
日が傾いた後の、お出かけには、浴衣を選ぶこと。」
※2 長野県を長野と称さずに、「信州」と通称で呼ぶのは、
主に長野県の中央に位置する松本市以南の地域の人たちに多いそうです。
明治期の廃藩置県後の変遷で、東北部の「長野県」と中南西部の「筑摩県」の合併によってできた
長野県ゆえ。長野県唯一の国立大学名も、「信州大学」。
( 「33年後のなんとなくクリスタル」 田中康夫著より )
◆確かに、移動時間について言えば、
飯田⇒長野 3.0時間 飯田⇒松本 1.5時間 飯田⇒名古屋 1.5時間
でお分かりの通り、極端に縦に長い県の最南部の飯田あたりでは、
「長野」はどうしても疎遠になりがちなようです。
※3 後日の連載テーマとします。