美容室グレープス (飯田市) 店長&スタッフ・ブログ

飯田駅アイパーク広場前「美容室グレープス」(グレープス.com)のブログ。 
本店「スズキ美容室」(飯田市)の話題も。

柚子で、もぐもぐ

2019年12月16日 | グルメ

Presented by  グレープス.com  and スズキ美容室.com 

and  スズキ美容室・訪問サービス.com  (長野県飯田市)

 

この季節、わたしたちの美容室の姉妹店にあたる

「ヘアサロン丘の上 ゆず花」 ※1 に因んでか、

旬の柚子をいただく幸運に恵まれるわたしたちです。

柚子は、乾燥させて使うこともある果物ですが、

生の、それも、取れたてのフレッシュな状態で手にできることを

柚子の産地にいるわたしたちは、

幸福に感じます。

何故かって、

フレッシュな香りの強さもそうですが、

食べた時の鮮度が、実感できるからです。

まあ、それはどんな果物も一緒ですね。

先日ご来店いただきました、お料理の先生から、

自家製の「柚子こしょう」をいただきました。

画像の通り、

見ただけで、引き込まれる、

食欲をかきたてられるそのビジュアルに魅せられてしまい、

本店の美容室の営業終了後に、

早速、「もぐもぐタイム」してしまいました。

グレープス店長が、自炊した五穀米入りのご飯のふりかけとして、

シンプルにいただきました。

この「柚子こしょう」というお料理は、

材料の数も少なく、シンプルな料理のようなのですが、

既製品のそれとは、全く違う感動的なお味でした。

 

鮮度、鮮度と言っても、

生でかじるわけではありません。

他の素材となじませ、それでも、鮮度も感じさせる、そんな調和が絶妙であればこそ、

この味、このお料理が完成しているのだろうな~と感心します。

実は、このあと、

寄せ鍋の薬味としていただき、さらなる感動を体験した次第です。

 

ところで、美容師の仕事とお料理って、

共通点が多いと感じている人、多いのではないでしょうか。

薬の調合とかは、もちろんですが、

いろいろな要素を、調整しながら、

最終的に、完成型の作品を作り上げる。

そんなプロセスは、まさにお料理そのもの。

 

わたしたちの美容室での会話でも、

旬のお料理の話題は、とても盛り上がります。

皆さんがお持ちのスペシャル・レシピの情報をお待ちしています。

 

それから、

いま、わたしたちのお店で栽培しているハーブのお話しも、とても盛り上がります。

この先、どんな展開が待っているか…

こちらもお楽しみに。

 

※1 「ヘアサロン丘の上 ゆず花」 ~紳士と淑女のための美容室~

早くも、3回目の柚子の実のる季節を迎えさせていただきました。

ここで、あらためてご紹介させていただきます。

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結婚式は誰のもの?④ グローバルスタンダードの現在

2019年12月11日 | ウェディング

Presented by  グレープス.com  and スズキ美容室.com 

and  スズキ美容室・訪問サービス.com  (長野県飯田市)

 

ウェディング(結婚式)のグローバル・スタンダード(国際標準)が、

1990年代には、ロンドンを中心としたヨーロッパにあった・・・とすれば、

2000年~2010年代の現在は、アメリカ合衆国のニューヨークにあるという見立てで、

ほぼ、間違いないのではないでしょうか。

 

ブライダルファッションの21世紀初頭とは、

us ヴォーグ誌のエディターのキャリアを持つ、

ニューヨークの、このファッションデザイナー ※1 が創りだす、

ウェディングドレス(ウェディングガウン)が、

世界のブライダルファッション界をリードしてきた時代と表現して間違いありません。

 

 ファッションデザイナー ヴェラ・ウォン

 

ファッションブランド・「ヴェラ・ウォン」と彼女のメゾンが創りだすウェディングガウンの代名詞といえば、、

「バレリーナ」のシルエットと「ベアトップ」  ※2

 

◆以前は、「肌の露出は厳禁」などといわれていた、ウェディングドレスの常識が、

現在では、「そんな時代もあったのね」的な感覚になっていることも、

ヴェラ・ウォン発の、グローバルスタンダードの流れ・・・と言ってしまえば

かんたんに説明がつきます。

 

◆そして、そのトレンドを強力に後押ししている要因が、

アメリカでの結婚式の「宗教離れ」にある、

という分析がなされています。 ※3

 

・・・筆者は、全日本ブライダル協会でのセミナーで、

日本のブライダル業界のトップであり、

日本のブライダルファッションデザイナーのトップである桂由美先生が、

現在の世界のウェディング・ファッションのトレンド分析として、

ヴェラ・ウォンブランドの肌の露出について、詳細に観察を加え、コメントされていたことを

鮮明に記憶しています。・・・

 

そんなところからも、ニューヨークのウェディングシーンとデザイナー・ヴェラ・ウォンが、

世界のブライダル業界に与えている影響の大きさを実感してしまいます。

 

さて、先ほどの、

◆結婚式の宗教離れについて、少し付け加えます。

 現在、アメリカでの結婚式スタイルのトレンドは、

「キリスト教式から、シビル・ウェディング(人前式)へのシフト」という、

大きな流れの中にあります。

日本で盛んな「カジュアルな結婚式」という、潮流の源流を

もしかしたら、こんなところに見出すことができるのかもしれません。

 

しかし、

日本では、現在も結婚式スタイルの圧倒的多数は、キリスト教式。

この地位は、近年、全く揺るぎがないという統計が出ています。

が、もともと日本でのキリスト教式結婚式のほとんどが、

ご本人の信仰とは関係のない、結婚式限定キリスト教であるということも、

皆さん、周知の現実です。

ですから、

日本独自で、キリスト教的な戒律とか、威厳などが、

結婚式の衣裳を制約するものとして、ファッションのトレンドを覆すほどの強い力として働くことは、

まず、考えなくてよいのではないでしょうか。

そして、それは、

現実の日本の結婚式の「カジュアル化」を目の当たりにしている人々にとっては、

すでに、明らかなことなのです。

 

◆ さて、ここまで少し寄り道をしてきましたが、

次回からは、わたしたちの郷土の結婚式文化について、

すこし掘り下げてみたいと思います。

 

※1. ニューヨークのファッション・デザイナー

大都会・ニューヨークをファッションの一大消費地として、東京に重ねてみると、そこにヘッドオフィスを置くファッションデザイナーやアパレルブランドの存在は、イメージしやすいかと思います。

しかし、ニューヨークのマンハッタン島の真ん中には、クチュールのメゾンがあり、手工業の縫製工場があり、ドレスや舞台衣装の生産も盛んに行われていることをご存知の方は多くないはずです。

ところが、現実に、ニューヨークには、それらが存在しています。 

ニューヨークという都市の奥深さを感じる、というか、素直に素敵なことだと感じます。

 

※2. 写真集「ヴェラ・ウォンON WEDDINGS」より

 

3.結婚式の宗教離れ

少し前の、「ゴシップガール」をはじめとする、NYを舞台にしたトレンディ・ドラマや映画の結婚式シーンを観ていると、確かに宗教離れの現実を確認することができます。

しかし、教会での挙式はなくても、ウェディングドレスはなくなりません。それどころか、多くの女性の結婚式にによせる情熱は、ウェディングドレスへ集中的に注がれています。

それは、この映画を観ると、「ウェディングドレス信仰」ともいえるほどの熱量を発しているように感じます。

 

◆ 2008年 アメリカ映画 「幸せになるための27のドレス」

結婚適齢期の女性の結婚願望をストレートに描いた作品。

女性にとって、ウェディングドレスがいかに重要なものか・・・

ウェディングドレス選びを中心に回っている?・・・現代のブライダル事情を風刺しているようにも観れる、

時代を映した作品です。