美容室グレープス (飯田市) 店長&スタッフ・ブログ

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葡萄のアソート2 「ビッグデータ」

2018年12月10日 | ヘア・カラー

Presented by  グレープス.com  and スズキ美容室.com 

and  スズキ美容室・訪問サービス.com  (長野県飯田市)

 唐突ですが、

今日は、テレビ番組、 漫才の日本一決定戦、「M-1」のお話しから入らせていただきます。

いま、インターネット上では、

「M-1グランプリ」 の審査とその後の騒動についての配信があふれていますね。

「お笑い」の持つパワー、というか地力はホントすごいです。

女子フィギュアの「グランプリファイナル」で、世界一を獲った、紀平選手のニュースがかすむ位です。

 

わたしは、残念ながら番組を見逃してしまいました。

し、この騒動の顛末などは、さっぱりわかりませんが、

「M-1グランプリ」の審査について、こんな、興味深い検証記事が配信されていました。

 

M-1 上沼審査は的外れ!?

~お笑いもビッグデータで評価できる時代~

鈴木祐司  | 次世代メディア研究所長

https://news.yahoo.co.jp/byline/suzukiyuji/20181209-00107152/

 

◆ 要約します。

 テレビの視聴率調査などのデータから分析すると、

現在、批判の的となっている審査員・上沼恵美子さんの審査基準だったり採点が、

一般視聴者の評価に最も近いものではないか…という検証記事です。

 

この人気テレビ番組で、

審査員を務めた実績豊富なプロのお笑い芸人さん達のなかで、

上沼恵美子さんの審査は、

他の審査員達の採点傾向とは、かけ離れたものでした。(これも分析されています)

それが原因となり、

上沼さんご本人への罵詈雑言が、審査される芸人さん側から持ち上がり、

炎上、どころか大騒ぎになっているというのがこの騒動の表層です。

 

が、しかし

この分析記事を読んでいくと、

この騒動の本質は、プロの審査員の物差し、というか、業界の内輪での基準(「お笑いムラ」と表現されています)というものが、

一般の視聴者の基準とマッチしていない…

というアイロニー(皮肉な結果)を世の中にさらしていることになるのではないか・・・というかなりシリアスな内容です。

 

人気商売であるタレントさんの世界では、

このギャップを理解するか、しないかは、

のちのちの活動の成功に、大変大きな差を生んでくるのではないかと、

タレントさんのマネージャーでもない私が、つくづく考えさせられてしまいました。

 

そんな、他人の嗜好というか、一般の人々の物事に対する評価基準と、

自分のそれとが、どれだけ離れているのか、いないのかということへの不安は、

このことに限らず、

日常の私たちの生活の中にも意外と多くあるのではないでしょうか。

 

◆現在、大人気のぶどう 「シャインマスカット」◆

 ・・・・話は飛びますが・・・・

今年の秋の飯田の葡萄のマーケット(直販所)には、

大変多くののシャインマスカットが並び、緑色、一色でした。

このぶどうは、とくに都会からのお客様に、大人気らしく。

高値がついているにもかかわらず、売れ行きも好調だったようです。

 

でも、でも、です。

多くの品種の葡萄が手に入り、

各種のぶどうの味を気軽に楽しむことができる、恵まれた環境にいるわたくしたち地元の消費者にとっては、

この、彗星のように現れた、従来の葡萄から言わせれば、「甘いだけの、ニューカマー」への評価(人気)は、

「圧倒的に高い」、とまで言えるものではありません。  

(わたしたちは、ホント「ぶどう保守層」の権化みたい、ですね・・)

 

だからといって、

「シャイン」が嫌いなわけではないですし、

もちろん、

ぶどうを多く食べる習慣のなかった消費者の方々の購買意欲を大いに高めている

この緑色のぶどうの価値をを否定するものではありません。し、

なにより、そんな品種改良を成功させ、大きな需要を作り出した農業関係の皆さんの成功に拍手したい気持ちでいっぱいです。

が、やはり、

「シャイン、そこまでウマいか?」なんて、気持ちも残るんです。

 

そこで、

このシャインマスカット人気の事象を先ほどの「M-1騒動」の分析になぞらえて検証してみると、

「一般的な消費者の方々の評価と、コアな消費者の評価が相反する」

というギャップの存在に気づかされます。

そんなところに、「M-1騒動」と似たような舞台裏の構図が感じられ、いっそう興味深く思います。

 

そんなふうに考えていくと、

「シャインマスカット」の誕生とその人気の背景には、

こんな革新的な商品開発を可能にした、

緻密で、精度の高い「ビッグデータ」の分析作業があったに違いない。

と、いう確信を持つと同時に、

この「ビッグデータ」という、マーケティング手法は、すごいんじゃないか、と

改めて感心させられた、今日一日でした。

 さて、

ここから、やっと本題に入ります。

このような「ビッグデータ」を活用して、商品開発をしているヘア・カラー剤のお話しです。

 

つづく。  ⇒ ヘアカラーと「ビッグデータ」へ