ハカイジュウ8巻読んだけど

2012年12月09日 00時58分56秒 | 日記


相変わらず面白かった(タイトルの続き)。どう面白かったかは後に書くとして驚いたのが単行本の帯。

「累計120万部突破!!最凶危険!!都市型モンスターパニック!!巨人もゾンビも生ぬるい(以下略」

と売り上げ部数をデカデカ書いた後、煽り文句で進撃の巨人とアイアムヒーローにまでケンカを売っている
事からも割と好調な模様。クローバーフィールドを見て思いついた様にしか見えない舞台設定や月チャン版の
進撃の巨人や漫画版クローバーフィールド等と、さもすれば皮肉とも取れるレビューされていた事を考えると
大躍進ではないでしょうか。ただ話題に上がる事と反比例するかのように肝心の内容は糞化の一途を辿って
いるのでありますが・・・。そう冒頭で書いた面白さとはハカイジュウが持つ陽性の糞漫画っぷりの楽しさの事。
かなり早い段階、それこそ一巻の時点でその兆候はあったものの第二部に入ってからは彼岸島あたりと同列に
語っても差し支えない内容になっとります。単行本の表紙や帯でとかくクリーチャーの残虐性やグロテスクさを
強調しているのも矢張りこの漫画あってこの煽り文句とでも言いましょうか。ここまで書くとぶっちゃけグロしか
見所・見せ場・濡れ場(濡れ場!?)が無いのだろうと誤解されそうですが・・・ハッキリ言ってその通りで
・・・ってコラー!せっかく連載開始当初から好きだった漫画について触れる記事だったのにそんなネガティブな
書き方しちゃダメでしょー!てな訳でざっくばらんにではありますがレビューじみたものを書いてみる所存。

ここまで書くともうぶっちゃけちっゃたも同然だけど、普通にこの漫画普通に読んだら正直物凄くつまらないです。
序盤の方こそ物語の核心の見え無さと決めゴマ(特に見開きでハカイジュウが描かれるコマは見事)の見栄えの良さ
ハカイジュウから逃げるっていうハラハラ感で結構間が持っていたのだけれど、ある程度読み進めると大多数の人が
「またかよ!」と思うはず。それも一巻の間で何度も。ネタバレを考慮して大まかにストーリーを説明すると

見開き→モブ死亡→場所移動→見開き→モブ死亡→場所移動→モブ死亡→ガチムチ登場→ガチムチ無双→
何か物語の核心を知っている自衛隊登場→ガチムチ無双→自衛隊死亡→見開き→モブ死亡→場所移動→モブ死亡

みたいな事を延々と繰り返している。伊達にグロしか見所がないだけあってとにかく人が死ぬ。とにかく話が進まない。
一応進んでいるように見えるけど水面下(国家のエライさんがハカイジュウ討伐の為進めている計画)で進行している事を
たまに自衛隊が漏らすだけで主人公サイドはとにかく逃げ回って見開きで驚いてガチムチとネクラをたしなめてしかいない。
そしてその間にもモブやメインキャラもモリモリ死んでいく。殺され方自体はバラエティーに富んでいるけど死の引き金は
いたってシンプルで典型的な死亡フラグを言ったり行ったりする事。例えばバケモノ相手に勝ち誇ったら死ぬ離れている
家族の話をしだしたら死ぬモヤシっ子は死ぬ女の話をした奴は死ぬ男にときめいたら死ぬ文句を言ったら総スカンくらうか
ガチムチにボコボコにされてオマケに死ぬ鈍器以上の武器を持ったら死ぬ国の秘密に触れる奴は死ぬモブは問答無用で死ぬし
ガチムチは主人公に次ぐ作中最強クラスのジョブだけど色気づいて最終的に死ぬ。・・・こんな展開が続いて第二部が終了した
時点で生き残ったのは主人公の女の子2人とその弟と浮浪者と老後の大工の源さんみたいな親父。それなのに一巻からもう
読者なめてんのかってレベルで話が進んでいない。最初はモンスターパニックだからむごたらしくキャラが死ぬのは演出上
必要な手段だと思っていたけど、安全な場所に逃げて新しい死体要因を出している所を見るにもはや手段と目的が完全に
入れ替わっていて最早




みたいな作者・本田真吾の本音が見え隠れしているようで・・・・


・・・ね?

超陽性の糞漫画でしょ?

た・・・楽しそうでしょ・・・?

そんな訳でハカイジュウ個人的に大好きで現在俺が続きを楽しみに単行本を買ってる数少ない漫画の一つであります。
最近では進撃の巨人の内容も徐々に糞化していき一昔前はハカイジュウが月チャン版の進撃の巨人と揶揄されていたけど
今や進撃の巨人が別マガ版のハカイジュウとか揶揄されてもしょうがない内容になってきていて・・・非常にいい感じです。
進撃の巨人の最新刊はまだ読めて無いけどハカイジュウ共々今後が楽しみな漫画であります。







・・・はぁ


・・・どっちも最初は結構真面目に読んでたのにな・・・・
コメント
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