★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

井の中の蛙

2024年08月03日 11時43分26秒 | 徒然(つれづれ)
 井の中の蛙大海を知らず、とはよく言われるよね。
 人生において、その諺を実感しことが三度ある。

 一度目は、京都の大学に入学した時だ。
 それまでは、狭い地元の連中しか付き合いがなかったのが、大学では関西を中心に、全国規模での学生と接することになった。

 田舎ではトップクラスの学力も、大学では並のレベルにランクダウンした。
 当時、ギターで弾き語れる人間は、田舎では稀だったのが、大学でフォークソング同好会に入ると、まわりはみんな同じレベルだった。

 その時に、世間は広いと実感したものだ。

 二度目は、就職して、ひとりで車を運転して営業を始めた時だ。
 大学時代から住み慣れた京都で就職したので、京都の街中はほとんど熟知していた。

 しかし、車だと京都の中心部だけでなく、郡部や滋賀県までまわることになったので、活動範囲は何倍にも広がった。
 それこそ京都の道路交通網は隅から隅まで、細い抜け道に至るまで頭に入った。
 学生時代の活動範囲が、なんと狭かったかを痛感した。

 三度目は、転職して途中入社した会社の規模が、前の会社の何倍もあったことだ。
 それまでは、前の会社の総勢5人の零細支店だったのが、転職後は、部署だけで50名、本社全体で200名ほどの大所帯になった。
 個人商店から大企業への華麗なる転職の気分だった。

 その三度の転機が、自らを井の中の蛙だと痛感した局面だ。
 しかし、そこで挫折を味わったり、腐ることなく、大海に順応できた自分を褒めたい。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もする。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

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