★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

喫煙所のエリナー・リグビー

2024年08月13日 10時29分07秒 | 徒然(つれづれ)
 今朝、ウォーキングの途中、公共喫煙所で煙草を吸っていると、70代後半から80代くらいのオバちゃんが1本頂戴と言ってきた。

 年よりは老けて見え、ホームレスとはいかないまでも、貧相な格好をしていたんだよね。
 結婚式が行われた教会で、ライスシャワーの米粒を拾っている、ビートルズの『エリナー・リグビー』を思い浮かべた。

 憐憫の情から、心優しき私は1本あげたのは言うまでもない。
 無言で受け取るも、礼はなかった。
 ほとんどの日本人は、そんな状況では1本あげるはずだよね。

 別に会話を交わすこともなく、見ていると、ちゃんとライターと携帯灰皿を持っていたのが、その風体には似つかわしくなかった。
 たまたま煙草を切らしていたのだろうか。
 まさか、喫煙所やコンビニ前の灰皿の所で、いろんな人間に煙草を1本ねだっているのだろうか。

 私もあと10年生き延びて、貯金が尽きたらああなるのだろうか。
 そんな思いが一瞬、脳裏をよぎったけど、先のことより、今日や明日のことだとすぐに思い直した次第。
 
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もする。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする