怒れる老人

　最近いろんな場面で、怒り散らす年寄りが目立つと聞く。

　人間、歳をとると怒りっぽくなり、些細なことにも腹を立てるようだ。
　普通の人間だったら、怒りの感情は理性で抑えるよね。
　しかし、年寄りは日頃から冷遇されているせいか、何かとストレスが溜まっているようで、コントロールが利かない。

　私も70歳の高齢者、立派な年寄りだ。
　日常生活において、怒りが込み上げる場面も少なくない。

　例えば、ファミレスの会計時、クレジットカードが何回も読み込みエラーがかかることがある。
　ほかの店では普通に読み込むのに、そのファミレスだけエラーがかかるんだよね。
　店員も何回かカードを機械に通すがエラーは解消されない。

　店員は、カードに異常があるようなことを言う。
　店員によっては、カードを交換されたほうがいいんじゃないかとまで言う。

　私としては、ほかの店で普通に通るので、機械のほうを交換しろと声を荒らげたくなる。
　その怒りをグッと堪えて、セルフレジで試すように促す。
　2、3回試すと、これが見事に通るんだよね。

　その店は週イチ程度通っているが、レジの店員は毎回違うので、いつも同じことの繰り返しで、私は慣れてきた。
　怒りを爆発させると、あとで冷静になった時に自己嫌悪に陥るし、その店には通えなくなる。

　怒りの感情は長続きしないし、そうであるならば何事に対しても、グッと我慢が大切だね。
　
　

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もする。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。　そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★　拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
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【競馬】第58回スプリンターズS予想

　いよいよ秋のGⅠシリーズの開幕だ。
　初戦は快速自慢が揃った、電撃の6ハロン、スプリンターズ･ステークスだ。
　香港からも2頭が参戦で国際競走に花を添える。

　トライアル勝ちのトウシンマカオ、サトノレーヴ、高松宮記念覇者マッドクール、昨年のスプリンターズS覇者ママコチャと、役者は揃ったが、抜けた存在がおらず混戦は必至だ。

　まずは過去10年のデータから消去対象馬の抽出だ。

▼前走5～9月のレースで負け0.2秒以上の日本馬(0-0-2-46)
　エイシンスポッター、オオバンブルマイ、ダノンスコーピオン、ナムラクレア、ピューロマジック、モズメイメイ

▼前走4番人気以下(0-0-2-43)
　ヴェントヴォーチェ、エイシンスポッター、オオバンブルマイ、ダノンスコーピオン、ビクターザウィナー、ママコチャ、モズメイメイ

▼4歳牝馬を除く前走3～8着(0-0-1-25)
　ヴェントヴォーチェ、オオバンブルマイ、ナムラクレア、ビクターザウィナー

▼4歳牝馬を除く前走1200m以外(0-0-2-8)
　ウイングレイテスト、ウインマーベル、ムゲン

▼単勝50倍以上(0-0-2-45)
　ウイングレイテスト、エイシンスポッター、ダノンスコーピオン

▼4～5歳馬で当日7番人気以下(0-0-3-36)
　ルガル、オオバンブルマイ、モズメイメイ、ダノンスコーピオン、エイシンスポッター

▼前走セントウルSで6着以下(0-0-0-22)
　ダノンスコーピオン、ピューロマジック

▼前走キーンランドCで5番人気以下(0-0-1-20)
　エイシンスポッター、オオバンブルマイ

　残ったのはトウシンマカオ、マッドクール、サトノレーヴの3頭だ。
　実力拮抗も、トウシンは外枠得意の差し馬、マッドは前走大敗、サトノは前走札幌と不安要素が気がかりだ。

<参考>
　前走レース
　セントウルS(4-3-1-44)
　安田記念 (2-1-1-6)
　北九州記念(2-1-1-19)
　キーンランドC(1-1-5-37)

　前走着順
　1着(4-2-4-23)
　2着 (2-3-1-20)

　前走人気
　1番人気 (3-4-5-19)
　2番人気 (1-4-0-17)
　3番人気 (4-1-0-16)

　ここは前走海外での大敗は無視して、春の短距離王マッドクールを三連系の軸でよさそうだ。
　キーンランド組は三連系の紐だ。
　ここは秋のGⅠシリーズに弾みをつけたいので、マッドクール軸の三連複で当てにいこう。
　あと、遊びでモレイラ騎乗の香港馬、ビクターザウィナー軸の三連複もこっそり買ってみる。


<結論>
　三連複軸1頭流し10点
　　軸⑦マッドクール
　　紐③ウインマーベル⑤ナムラクレア3着⑥ママコチャ⑨ムゲン⑭ビクターザウィナー

　三連複軸1頭流し10点
　　軸⑭ビクターザウィナー
　　紐③ウインマーベル⑤ナムラクレア⑥ママコチャ⑦マッドクール⑨ムゲン

<結果>ハズレ
　

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一物多価は当たり前

　先日アディダスのランニング･シューズを買ったのは既報の通り。
　今日、ネットを見ていたら、同じシューズの広告が目についた。

　驚くべきは、その値段の違いだ。
　私が買ったのは税込3,400円(送料無料)で、広告のやつは税込5,300円(送料580円込)で、なんと1,900円の差だ。

　同じヤフーショッピングだけど、ショップが違っていた。
　昔なら、一物二価でもクレームの対象だったけど、今や一物多価は常識で、見逃す消費者がアホなのだ。

　いつもだったら、いろんなショップの価格を比較するのに、今回はあまりの安さと、残りわずかの誘い文句で即買いしていた。
　幸いにも今回は、それで結果的に大正解だった。
　

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ビートルズの楽器

　中学2年でビートルズに出会って以来、もっぱらその楽曲をレコードで聴くのが、私のビートルズの楽しみ方だった。
　当時は、彼らがどんなギターやベースを弾いているのかわからなかったし、興味もなかった。

　高校生になって、ウッドストック･フェスティバルの記録映画や、ハードロックのバンドがミュージック･シーンを席巻しだした頃、初めてバンドのギタリストやベーシストが弾く、ギターやベースに目が行くようになった。

　当時のハードロック･バンドのギターは、概ねギブソンかフェンダー、極論すれば、レスポールかストラトキャスターが主流だった気がする。

　その時代に、少ない情報を漁って、ビートルズの楽器を調べてみると、ジョンやジョージはリッケンバッカーかエピフォンだったし、ポールはお馴染み、ヘフナーのバイオリン･ベースだ。
　ジョンのギブソンJ-160Eを除けば、王道のギブソンやフェンダーを使用している写真は、ほとんどなかったように思う。

　ベンチャーズがモズライトにこだわったのとどこか似ている。
　車で言うなら、ポルシェやフェラーリではなく、ワーゲン･ビートルやミニ･クーパーといったところか。

　その3社の売り上げに、ビートルズが大きく貢献したのは周知の事実だろう。　
　アンプもマーシャルやフェンダーではなくヴォックスだった。　

　それらが中期くらいまでの、ビートルズ･サウンドを支えていたと言っても過言ではないだろう。　
　今でも、ビートルズのコピーバンドは、リッケンバッカーやエピフォンに、バイオリンベースだ。

　それらは、ギブソンやフェンダーにはない、ノスタルジーを醸し出す。
　その思い入れやこだわりは、当人たちにしかわからないものだろう。

　ビートルズ･サウンドを出すには、それらが不可欠なんだろうね。
　レスポールやストラトキャスターでは、見た目にもビートルズの雰囲気が出ない。

　特にヘフナーのバイオリン･ベースはポールの専売特許みたいなものだ。
　そのへんてこなシェイプは、よく言えばノスタルジック、悪く言えば古臭いし、音質もソリッドなハードロックには適さない。
　初期のステージ衣装のスーツ姿には、そのクラシカルなデザインがよく似合ったけど、後期のラフなファッションになると違和感は否めない。

　それでもその静かな人気はビートルズ同様、依然として衰えることはないようだ。

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明るい追想、暗い夢

　今月9日に古希を迎え、私の人生も黄昏時を過ぎ、丑三つ時に入った感がある。
　ハンドルネームも、"たそがれジョージ" から "うしみつジョージ" に変更しようかな。

　人生の丑三つ時には、将来の夢など見るべくもなく、見るのは過去の想い出の欠片を寄せ集めた夢だ。
　想い出の欠片なんてロマンチックすぎるので、記憶の断片とでも言うべきか。
　希望の未来がないのだから、過去に思いを馳せるのは当然の成り行きだろうね。

　最近、YouTubeのトンデモ都市伝説系の動画にハマり、その中でも過去へのタイムリープというのが、目下のお気に入りなんだよね。
　タイムマシンを使ったタイムトラベルや、時空の裂け目を抜けるタイムスリップなどではなく、明晰夢を利用したパラレルな過去への移行だ。
　詳しくはYouTubeで、"タイムリープ"と検索してみてほしい。

　やはり歳をとると、巷間言われるように、過去に思いを馳せ、それを懐かしむという、追想、懐古の念に捉われるみたいだね。
　就寝中に見る夢も、当然ながら、過去の記憶の断片を基にしたストーリーだ。

　起きている時に追想する過去の記憶は、明るく心地よいシーンだけど、夢の中のそれは、暗いモノトーンで切羽詰まったり、やるせない思いにとらわれたりするものばかりだ。
　私だけかもしれないけど、楽しい夢などほとんど見たことがない。
　諸兄はいかがだろうか。

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季節の変わり目の体調管理

　季節が突然、秋に変わった感がある。

　それまでは日中の猛暑はもちろん、夜もクーラーや扇風機なしでは、暑くて寝苦しかった。
　それが、今や薄い掛布団が必要なくらい、夜中は肌寒く感じるほどなんだよね。

　暑さ寒さも彼岸までと言うけど、それを実感した次第だ。
　まさに先人の経験則は捨てたもんじゃないよね。

　この急激な季節の変化は、高齢者の体調にも大きな影響を及ぼしかねない。
　猛暑を乗り切った安堵感で、ホッとし過ぎて、秋のあまりの涼しさでポックリ逝ったりするんだよね。

　葬儀社の書き入れ時だね。
　猛暑や酷寒の体調管理も大切だけど、季節の変わり目のそれも重要だね。
　

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高齢化社会って本当？

　高齢化社会と言われて久しい。
　
　現在、高齢者とは65歳以上をいうらしい。
　その伝で行くと、高齢者は3625万人で総人口の29.2%だ。

　そうやって見ると、その比率は多いようにも思えるけど、それは65歳以上を高齢者の基準としているからだよね。
　2、30年前ならまだしも、今の時代にその基準はそぐわない気がする。
　古希の私でさえそう思うのだから、私より若い連中は年寄り扱いされて、憤懣やるかたないだろう。

　高齢者の基準を80歳以上に上げたらどうだろう。
　そうすることで、高齢化社会にはまだまだ遠いということになるよね。

　余談だけど、現在100歳以上の人間が、9万5千人いるという。
　日本の総人口が1億2千4百万人だから、約0.08％だ。

　そう考えると、高齢化社会と言われるわりには、非常に少ない気もする。
　うち、女性が8万4千人、男性が1万1千人なので、女性のほうが圧倒的に長生きだ。

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その日は必ずやって来る

　緑内障の定期検査が4月と10月の年2回だ。
　毎回検査後に、半年先の予約をするけど、その時にはちょうど裏の季節になるので、はるか遠い先のことという認識だ。
　それが当日になると、えっ、もうそんなに日々が過ぎたのか、という印象だ。

　それに比べると、月1回の定例オヤジ飲み会など、いつもあっという間だ。
　誕生日の間隔も、若い頃と比べると、極端に短くなった気がする。

　予定日というのは、生きている限り、どんなに遠い予定でも必ずやって来る。
　そして気づけば、あんなに遠かった予定が、すでにどんどん過去になっていくのだ。

　逆に考えると、遠い予定を設定するということは、その日まで生きられる、ということかもしれない。

　そんなわけで、スマホのスケジュールの、2034年9月9日には80歳の誕生日という予定を入れている。
　そうしておけば、その日は必ずやってくるはずだ。

　余談だけど、スマホのカレンダーは何年先まで表示されるのか試してみた。
　ひたすらスクロールして、1万年先まで辿り着いたけど、まだまだ先があるみたいなので、嫌になって諦めた。

　ネットで検索すると、無限に表示されるらしい。
　要は、カレンダーが登録されているわけではなく、機械的に計算されたものが表示されるだけみたいだね。
　

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スマホの無駄な機能

　iPhone16が発売されたようだ。
　カメラコントロール機能を始め、いろんな新機能が搭載されているらしい。

　iPhoneマニアは、高価格にもかかわらず、我先にと旧機種から機種変更しているようだ。
　元来、iPhoneのカメラ機能など、ほとんど利用しない私には、なんの興味もない。

　私は未だにiPhone7の愛用者だ。
　それで日常の使用において、なんの支障や不便もない。
　iPhone7の搭載機能のうち、2、3割も利用していないし、はるかその上を行く機能など、まさに猫に小判、豚に真珠の宝の持ち腐れだ。
　
　私にとって、コストパフォーマンス的には、到底、手を出し難い価格だ。
　そんなことが、まだまだ、スマホを主に電話やメールをするだけのツールと認識しているわれわれ高齢者が、時代から取り残される要因なのだろう。

　いずれにしても、私の生活や興味がスマホの機能に追いつくことはないだろう。
　メーカーは機能の付加や向上に注力するより、不要な機能を省き、値下げに注力してもらいたいものだ。

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ガストのチキテキ

　ウォーキング途中、ガストでブランチ。
　注文はチキテキスパイス焼き。

　クーポンがあったので、税込970円が750円に。
　それにクーポン利用の生ビール300円也を追加。

　このチキンステーキ、ガストで私の一番のお気に入りなんだよね。
　こんがり焼けたチキンは、スパイスが効いて、外はカリカリ、中はしっとりで、何よりそのデカさは特筆ものだ。

　ガストは、からあげグランプリ7年連続金賞の「から好し」のから揚げを、イチ推し販売しているけど、チキテキはそれに勝る旨さだ。
　から揚げよりもビールに合うこと請け合いだ。

　ガストのいいところは、ほかのファミレスに比べ、クーポンが豊富なところだね。
　それも、アプリや会員登録などの縛りのないクーポンも多く、ネットで4桁のクーポン番号を調べて、卓上のタブレット端末に入力すればOKだ。

　諸兄も、ネットで「ガスト、クーポン」で検索してみなはれ。
　
　

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ビートルズが教えてくれた

　中学に入学すると、算数が数学になり、当然ながら難易度も上がった。
　そこへ持ってきて、英語が新たに必須科目になった。

　どちらも1年生レベルだと、なんとかついて行けたが、2年生になるとやや苦労するようになった。
　その結果、数学も英語も嫌いになりかけた。

　そんな時にビートルズに出会った。
　当初は、そのゴキゲンな楽曲に身を任せていれば満足だった。

　そのうち、彼らはどんな内容を歌っているのか知りたくなった。
　そこで、辞書を引きながら歌詞を訳し始めた。

　その結果、なんとか8割方は理解できた。
　あとの2割は、スラングやダブル･ミーニングで、辞書で調べても、教師に聞いてもしっくりこなかった。
　それらは、ビートルズ通の高校生の先輩に聞いたり、音楽雑誌などで調べて意味を突き止めたものだ。

　ビートルズの歌詞が、時として文法通りではなく、あるいは、本来とは別の意味を持ったりするというのを知った。
　歌詞の意味を分からずに聴くのと、分かって聴くのでは、イメージの広がりや、見える世界が違ってくるものだ。

　また、邦題も、原題や歌詞の内容とは必ずしも一致しない、レコード･セールスのための戦略だとわかった。
　抱きしめたい（I Want To hold Your Hand）、恋する二人（I Should Have Known Better）、悲しみをぶっとばせ（You’ve Got To Hide Your Love Away）、涙の乗車券（Ticket To Ride）、ひとりぼっちのあいつ（Nowhere Man）など、高嶋のオヤジも罪作りだよね。

　そんなわけで、英語に関しては、吉田拓郎ではないが、ビートルズが教えてくれた。
　ビートルズで英語に目覚めたという人間は、私のまわりにも少なからずいた。

　私は数学は数Ⅰで諦めたが、英語は好きになり、高じて大学では英文学を専攻した。
　女子学生が多いという不埒な理由もあったけどね。

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時間は早いのか遅いのか

　光陰矢の如しとは、当ブログでも幾度となく述べている。
　歳をとると、時間の経過が若い時よりも格段に早く感じるものだ。

　もちろん、時間の流れが早くなったり遅くなったりはしないので、それは気のせいというか、生活環境によるものだろう。
　一般的には、忙しかったら時間は早く感じ、暇だと遅く感じると思われそうだけど、私の場合は逆なんだよね。
　忙しかった在職中には遅く感じ、定年退職後の現在は早く感じるんだよね。

　たぶん、時間の経過の早い遅いは、忙しさに左右されるのではなく、生活スタイルの好き嫌いによるものかもしれない。
　嫌な仕事中は遅く感じ、快適な引きこもり生活においては早く感じるのだ。

　特に当ブログの過去記事を読み返していると、2、3ヵ月前と思っていた出来事が、実際には1年以上も前だった、ということがよくある。
　それほど時の流れは早く感じるんだよね。

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サラダバー単品

　身体が野菜を求めたので、ビッグボーイに行ってきた。
　徒歩圏内のファミレスで、サラダバー完備の店はビッグボーイしかない。

　目的はもちろんサラダバー単品(税込979円也)で、野菜の食べ放題。
　そのサラダバーだけど、プレートメニューとセットだと、スープバーまで付いて、税込1089円で110円しか違わない。

　プレートメニューはハンバーグ、ライス、ポテトフライ、生野菜の内容で、単品だと979円でサラダバー単品と同価格だ。
　巧妙な価格設定で、私のようなサラダバーのみの客は、文句のひとつも言いたいところだ。

　絶対プレートメニュー･セットのほうがお得なんだけど、それだと肝心のサラダバーを食べる前に満腹になってしまう。
　悩ましいところだ。

　そんなわけで、今回もサラダバー単品を注文。
　サラダバーには季節の冷製パスタがラインナップされていて、それが主食になる。

　とりあえず、パスタを山盛り、野菜類を山盛り、中皿に盛る。
　歳のせいか食が細くなっているので、野菜類を1回お代わりしただけで、あとはデザートのオレンジとブルーベリー･ムースで満腹になった。
　野菜といえど食べ放題は、悲しいかな、値段負けしてしまう。

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人生と死後の世界

　古希を迎えて、一段と過去を振り返ることが多くなった。

　人生80年として、その8分の7、百分率で言うと87.5%をすでに消費している。
　思いは、衰えゆく今後の10年より、今まで過ごしてきた70年に向くのは当然だろう。

　自身の人生を振り返る場合、人それぞれのアプローチの仕方がある。
　例えば、哲学的、宗教的、論理的、科学的、感傷的など、様々な方法がある。

　私の場合、運命論的な考え方なんだよね。
　生まれた時から、人それぞれの人生は、予めそうなるように定められている、というやつだ。
　それは変えようがないので、粛々と受け入れるしかない。

　本人には結果論としてしか認識できないけど、人智を超える何者かによってプログラムされているのだ。
　意識が認識している現実は仮想現実で、それも何者かによって作られたものかもしれない。
　
　肉体は単なる意識の容れ物で、今の人生が終われば、また新しい容れ物に初期化されて移植される。
　そう考えると、死に対する恐怖もないし、新たな人生への旅立ちとさえ思えるよね。
　死後の世界については、どんな偉い科学者にもわからないのだから、自分が思う、あるいは望む死後の世界が正解かもしれない。

　最近、YouTubeの都市伝説やトンデモ解説の動画をよく観るので、大いに影響されているかもしれないね。
　

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日本の政治は変わらない

　自民党総裁選は、最終的に9人が立候補した。
　素人目にも、当選は難しいと思われる候補も見受けられるが、上位2名の決選投票を見越して、勝ち馬に票を貸し、新内閣での入閣を狙っているのだろう。

　それでも20人の推薦人を集めたのだから、派閥解消の影響大だ。
　第1回投票は票割れ必至で、過半数を獲得する候補はたぶんいないはずだ。

　いずれにしても、自民党、延いては日本の政治が、改革といえるほど変わるとは思えない。
　政治に対する私の関心は、とうの昔に霧散している。

　日本の首相は、私の記憶の中では、池田勇人、佐藤栄作あたりで止まっている。
　同じくアメリカ大統領は、ケネディ、ジョンソン、ニクソン、ロシア(ソ連)はフルシチョフ、コスイギン、ブレジネフ、中国は周恩来、国連総長はウ･タントだ。
　それらは小中学時代に、教えられたわけではなく、テレビや新聞から自然に頭に入って来て、それがそのまま記憶に定着しているんだよね。
　

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