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キクバドコロ・1~雄花序

 奥高尾の登山道で見つけた「キクバドコロ(菊葉野老)」。ヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性多年草で雌雄異株。カエデドコロの葉のように見えたが花期や色が異なるのでこれはキクバドコロだろう。高尾山系では個体数は少ないようだ。写真は雄花序で花径は3~4ミリ。花冠は6裂し雄蕊は6本ある。この日は雌株を見なかったが是非見つけたい。
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ヒトツボクロ・3~葉

 ラン科ヒトツボクロ属の「ヒトツボクロ(一黒子)」。山地の林内に生育する多年草で5~6月に長さ1センチほどの花を総状に咲かせる。ヒトツボクロの名前は1本の花茎に1枚の葉が付くことに由来するという説があるが定かではない。葉は暗緑色で長さ4~5センチ。表面には粉を吹いたように見える。花後の夏には葉は枯れるが秋に芽吹き冬にはこの葉が見られる。
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ベニバナトチノキ・4~街路樹

 京王線“聖蹟桜ヶ丘”駅前の川崎街道には「ベニバナトチノキ(紅花栃の木)」が1キロに渡って植栽されている。花期は少し過ぎていたがまだ紅色の花序がいくつか見られる。ヨーロッパ原産のセイヨウトチノキ(マロニエ)はパリのシャンゼリゼ通りなどヨーロッパでは各地の街路樹に利用されており、日本では日本固有種のトチノキが街路樹として利用されているが、トチノキは高木になるために度々剪定をしなくてはならずまた排ガスなどの影響もあり都市部では衰弱しているという。
 ベニバナトチノキはセイヨウトチノキとアメリカ原産のアカバナトチノキとの交雑種で夏の暑さに強くトチノキほど大きくならないので最近は新たな街路樹として良く目にするようになった。都心では東京フォーラム外周に植栽されているものが山手線から見ることができる。ベニバナトチノキはムクロジ科(←トチノキ科)トチノキ属の落葉高木。
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