goo

ジャケツイバラ・7~浅川

 浅川の河川敷に繁茂している「ジャケツイバラ(蛇結茨)」。マメ科ジャケツイバラ属のつる性落葉木本で4〜6月に長さ25~30センチの直立する総状花序を出し鮮やかな黄色い花を咲かせる。東北地方以南の山地や河原などに生育し蛇がとぐろを巻くように蔓が絡み合って周囲の樹を登っていくので名付けられている。花径2.5~3センチで花弁は5枚あり上の1枚がやや小さく赤い筋がある。雄蕊は5本で花糸は赤く雌蕊の柱頭も赤い。
コメント ( 14 ) | Trackback ( )

ミズキ

 ミズキ科ミズキ属(サンシュユ属)の「ミズキ(水木)」。日本全国に分布している落葉高木で樹高は10~20メートルになる。枝は階段状に拡がり4~5月に新枝の先に散房花序を出し直径7~8ミリの小さな花を多数咲かせる。この姿は日本の原風景の棚田を思い浮かべる。ミズキの名前は早春に地中から大量の水を吸い上げ、枝を傷つけると水が溢れ出ることに由来している。これは中山地区の林縁のもの。後方には自生と思われるノダフジが見える。
コメント ( 8 ) | Trackback ( )

コオニタビラコ・2~谷戸

 昨日午後、いつものようにジムで筋トレ後のサウナ室で一人静かに座っていると一瞬頭がクラっとした感覚があり、『少しのぼせたかな』と思いサウナ室を出て水風呂に浸かって帰宅した。するとテレビ各局で石川県能登の地震情報を繰り返し流している。そこではたと気付いた。あの時の感覚は目眩ではなく地震だったのだ。八王子市は震度1でもなかったので震度0.5くらいだったか。おそらくあの時ジムで地震に気付いたのは私一人だったかも知れない。被災地の方々には心よりお見舞い申し上げたい。
 さて今日は二十四節気の立夏。季節の上では夏になるが、写真は“春の七草”の「コオニタビラコ(小鬼田平子)」。キク科ヤブタビラコ属の越年草で“春の七草”では“ホトケノザ”と呼ばれているのでややこしい。植物観察を初めた頃に“春の七草”や“秋の七草”などを探すのが楽しかったが、このコオニタビラコだけを長い間撮っていなかった。3年前にそれに気付き改めて探してやっと堀之内地区の谷戸で見つけ“春の七草”が揃った。そもそもコオニタビラコは水田の畦や休耕田などで良く見られるが、ニュータウンには水田が無くその頃のランニングコースに谷戸が無かった。
 一度見つけてしまうとその生育環境がわかりその後は毎年開花を確認しているが、この町田市の谷戸の休耕田では一面にコオニタビラコが咲いていた。この眺めを20年前の自分に教えてあげたい。
コメント ( 8 ) | Trackback ( )