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ヨウラクボク・2~花序

 マメ科ヨウラクボク属の「ヨウラクボク(瓔珞木)」。ミャンマー原産の常緑高木で“世界一美しい花木”とされている。先日ここ神代植物公園で開花のニュースがありすぐに見に行ったが、花は観察路の奥にありその美しさは全く実感できなかった。その際に観察路近くにまだ蕾の花序があったのでこの日はその開花を見にまた往復40キロを漕いできた。
 大温室に入ると期待通り40〜50センチの花序が垂れ下がり花が5〜6輪咲いている。おそらく原産地では花序がもっと長く枝にたくさんぶら下がっているのだろう。それなら世界一の称号は理解できる。この花序の様子を仏像の天蓋に付ける“瓔珞”に見立てている。葉はマメ科らしい羽状複葉になっている。
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トサミズキ・2~開花

 松木日向緑地で見られる「トサミズキ(土佐水木)」。マンサク科トサミズキ属の落葉小高木で早春に枝いっぱいに花序を付けひとつの花序には7~8個の小花がある。咲き初めは葯の色が赤いが花粉を出すと黄色くなる。同属のヒュウガミズキはトサミズキより小振りで花序の花数は2~3個で葯も初めから黄色い。
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ショウジョウバカマ・5~発芽

 シュロソウ科(←ユリ科)ショウジョウバカマ属の「ショウジョウバカマ(猩々袴)」。北海道から九州までに分布する常緑多年草で低地では3~4月に淡紅色の花を咲かせる。ショウジョウバカマは種子散布によって繁殖するのに加え、葉の先端に“不定芽”を出し地面に付けて新しい株を生み出す。写真はその不定芽によって発芽したものでおそらく写真右上の葉の先端に出来た不定芽かと思われる。
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