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アオモジ・2~早春

 神代植物公園で見られる「アオモジ(青文字)」。クスノキ科ハマビワ属の落葉小高木で樹高は3~5メートルになる。クロモジに対して枝の色が少し緑色掛かるのでアオモジの名を付けられている。雌雄異株で早春に葉が展開する前に散形花序を出し淡黄色の小花を多数咲かせる。
 アオモジは山口県や九州地方以南に分布しているが、切り花生産目的で近畿地方に持ち込まれた。その後、野鳥などによって種子散布され近畿地方では野生化したものが見られるようだ。関東地方で見られるものはすべて植栽だろう。当地では以前東京薬科大学の雑木林で見ていたがその後姿が見えなくなった。地元の方から多摩森林科学園付近で見たことがあると聞き昨年その辺りを探したが見つからなかった。スーパーの切り花コーナーの花束の中で何回かアオモジの蕾が付いた小枝が入っているのを見たことがあり一度挿し木を試したことがあったが全く育たなかった。
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アブラチャン・6~長沼公園

 長沼公園“霧降の道”の生育している「アブラチャン(油瀝青)」。クスノキ科クロモジ属の落葉低木で雌雄異株。早春に淡黄色の小さな花を咲かせる。その冬芽は昆虫の眼のような独特な形で左右の球体が花芽になり中央の尖った部分が葉芽になる。
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