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ハナトリカブト

 萼片を確認するためにうしろから見てみた「ハナトリカブト(花鳥兜)」。キンポウゲ科には花弁が無い花が多いが、ハナトリカブトもその一つ。Part2でセツブンソウの時に、花の構造について触れたが、もう一度おさらいしておこう。
 茎のほうから順番に見ていくと以下の通りになる。

 花柄(花梗):個々の花をつけているいる枝
 苞(苞葉):花や花序の基部にある葉
 花床(花托):花柄の先端部分で、雄蕊や雌蕊が乗っているところ
 萼:花冠の一番外側で花全体を支えている 個々を萼片と呼ぶ
 花冠:ひとつの花の花びら全体 個々を花弁と呼ぶ
 花被:花冠と萼を合わせたもの 花弁と萼片が同形の時にも使う
 雄蕊:花粉をつくる葯と、それを支える花糸からなる
 雌蕊:花粉を受ける先端を柱頭と呼び、その下の子房までの部分を花柱と呼ぶ

 ハナトリカブトの写真を確認してみると、花柄の次にあるのは紫色の萼片ということがわかる。
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