フジテレビ系のSPというセキュリティーポリスを題材にした毎週土曜日に放送している番組がありますが、今日の回は「エピソード0(ゼロ)」でした。つまりは第1話よりも以前の話を第7話だか8話だかの後に挿入してきました。「なんだとーー」と思いましたが、思い当たることがありました。
私がまだ中学生とか高校生とかの頃に人気のあった作家に新田次郎さんという方がおられました。作品としては「芙蓉の人」とか「孤高の人」「銀嶺の人」などの山岳物を得意としていた作家です。作家と言っても、実は気象庁の職員で国家公務員の方でした。文壇にデビューされたのは懸賞に応募した作品が注目されたのがきっかけだったと記憶しています。残念なことにもう亡くなられた方です。
今回の「SP」というテレビドラマを見て思い出したことがあります。、私は若い頃に文芸雑誌に書いてあった新田次郎さんの懸賞小説に入賞するコツを読んだことがあります(うろ憶えですが、確か「昴」だったかと)。それによると、何気なく書き始めても良いというのです。極つまらない登場人物の紹介とかから始めても良いわけです。
そうこうしているうちに段々と筆が乗ってきて、何かが取り憑いたようにぐいぐい書けるようになってくるのですが、そこまで来たらそれまでの文章をバッサリ捨てろと言うのです。で、その続きから書けと言うのです。そうすれば著者と同じテンションに読者を巻き込むことができるというのです。懸賞小説は最初の一文から審査員を引き込まなくてはならないのです。もちろん一般読者も同じことです。バッサリを捨てた部分はその後で必要な場面で挿入していけば良いそうです。途中で時系列を戻して回想場面に飛んだりとかは、最新のドラマなどでもよく使われる趣向です。
話は元に戻りますが、ドラマの「SP」は佳境に入る前にどうしても必要なこのエピソードをこのタイミングで挿入してきました。なかなかやります。
小説とまではいかなくても必要にかられて文章を書かなくてはならない経験は誰しも持っていると思いますが、書き出しから非常に悩むのが常です。でも新田次郎流にやればなんとかなるかもです。
私がまだ中学生とか高校生とかの頃に人気のあった作家に新田次郎さんという方がおられました。作品としては「芙蓉の人」とか「孤高の人」「銀嶺の人」などの山岳物を得意としていた作家です。作家と言っても、実は気象庁の職員で国家公務員の方でした。文壇にデビューされたのは懸賞に応募した作品が注目されたのがきっかけだったと記憶しています。残念なことにもう亡くなられた方です。
今回の「SP」というテレビドラマを見て思い出したことがあります。、私は若い頃に文芸雑誌に書いてあった新田次郎さんの懸賞小説に入賞するコツを読んだことがあります(うろ憶えですが、確か「昴」だったかと)。それによると、何気なく書き始めても良いというのです。極つまらない登場人物の紹介とかから始めても良いわけです。
そうこうしているうちに段々と筆が乗ってきて、何かが取り憑いたようにぐいぐい書けるようになってくるのですが、そこまで来たらそれまでの文章をバッサリ捨てろと言うのです。で、その続きから書けと言うのです。そうすれば著者と同じテンションに読者を巻き込むことができるというのです。懸賞小説は最初の一文から審査員を引き込まなくてはならないのです。もちろん一般読者も同じことです。バッサリを捨てた部分はその後で必要な場面で挿入していけば良いそうです。途中で時系列を戻して回想場面に飛んだりとかは、最新のドラマなどでもよく使われる趣向です。
話は元に戻りますが、ドラマの「SP」は佳境に入る前にどうしても必要なこのエピソードをこのタイミングで挿入してきました。なかなかやります。
小説とまではいかなくても必要にかられて文章を書かなくてはならない経験は誰しも持っていると思いますが、書き出しから非常に悩むのが常です。でも新田次郎流にやればなんとかなるかもです。
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