Beautiful☆Life

ひとりごと

そして2台目のPS2

2005年11月12日 | PS2というコンピュータ
考えてみればPS2 LinuxのISOファイルがあるだけなので,ある意味どうでもよくなっていたある日,同じHARD OFFにフラッと寄ったとき2,000のPS2を発見.とりあえず手に取り脇に抱えて確保.店内を物色する振りをしながらも頭の中では買うべきか否かで葛藤する.1台目で1,500の利益を得たのであとプラス500で試せるではないかと悪魔がささやく.駄目でもまた3,000で売れれば儲けもんだーとさらに悪魔がささやく.私の中には悪魔しかいないようで,結局レジへ.

機種は前と同じSCPH-30000でした.家に帰って早速電源投入.この時生まれて初めてPS2のブラウザ画面を見る.PS2用のディスクを持っていないのでPS1用のディスクで試す.何と起動するではないか.もしかして何処も壊れてないのかと錯覚する.が,動きが変,ムービーが飛び飛びになる.音楽ディスクもかけてみると,これも飛び飛び.さらにDVDビデオを試してみる.映ることは映るがこれも飛び飛びになる.これはレンズの汚れだと思い分解を決意.

分解すると中は茶色い埃だらけ.前の持ち主は喫煙しながらゲームをするのが習慣だったようである.しかもあまり掃除が好きではないようで埃っぽい部屋だったようである.とりあえずバラバラにして掃除機などで埃を吸わせてきれいにしてやる.その後ディスクドライブを開けてイソプロピルアルコールを染ませた綿棒でレンズを拭く.組み立てて試してみるとCDメディアの読込は復活していた.音楽CDもスムースに再生される.しかしながらDVDは前ほどではないがやはり調子が悪い.

レンズの拭きかたが足りないのかと思い,その後何度かやり直したが,改善しない.最後の手段である「レーザの出力調整」に挑戦するしかないようである.光学ドライブの修理・調整は以前にも何度か経験があるが,特に気を付けなければならないのが静電気である.基板とドライブを繋いでいるフラットケーブルにハンダを盛ってわざと短絡させるランドが付いている場合には要注意である.露出した端子には絶対に手を触れてはならない.そのことに注意しながらものすごーく小さな半固定抵抗をほんの少しだけ時計方向に回してやる.再度組み立ててテストすると見事に復活していたのである.
めでたし,めだたし.

ということで,散々苦労したのだがやっと端緒に付いただけのことである.このPS2はその後,私の頭と財布を侵し始めるのである.