野心に燃えるさわやかな好青年 斉藤道三

2011年04月04日 | 本 - 日本の歴史
ふたり道三〈上〉 (徳間文庫)
宮本 昌孝
徳間書店


戦国武将・斉藤道三の小説です。

斉藤道三の国盗りは、親子2代によるものだったことが明らかになっています。「道三」はふたりいたんですね。この小説は、その説にもとづいて書かれています。

ある男が短刀を手に、屍の肉を削ぎ落とすシーンから物語ははじまります。屍は、男の父親です。この男は何者なのか、屍の肉を削ぎ落とす行為にどんな意味があるのか。この冒頭シーンで、もう続きが読まずにはいられなくなりました。

斎藤道三は「美濃のマムシ」と恐れられました。どちらかというと腹黒くて油断のならない野心家というイメージなんですが、この作品は違います。

この道三はさわやかで快活です。野心に燃える好青年。凛とした美しさがあります。

道三は野心を胸に京を飛び出し、途中で多くの敵や仲間と出会いながら戦いを繰り広げます。夢への階段をのぼっていく姿は、少年のような冒険心と躍動感にあふれています。道三とその仲間たちの青春群像です。

若き道三と、老将・北条早雲が手を組んで、ともに戦う一幕があります。これは興奮しますね。あの道三とあの早雲のツーショットです。戦国ファンには垂涎モノの心踊るシーンです。

道三は隠居後に剃髪してはじめて「道三」と号するようになりました。ですからこの小説においても、はじめから「道三」と名乗る人物が登場するわけではありません。

はじめは読者も誰が斉藤道三なのかわからないんです。

魅力的なたくさんの登場人物のうち、いったい誰が斉藤道三になっていくのか、それを予想しながら読むという知楽しみもあります。

4月3日(日)のつぶやき

2011年04月04日 | 日記
12:55 from ついっぷる/twipple
届かないパットは、絶対にカップインしない。『天才100の言葉』
13:04 from ついっぷる/twipple
思いを変えることは難しいけれど、言葉を変えれば思いが変わってくる。『名言セラピー+』
13:10 from ついっぷる/twipple
全くコントロールできない問題については、自分の態度を変える必要がある。『7つの習慣』
13:12 from ついっぷる/twipple
問題は自分の外にあると考えるならば、その考えこそが問題である。『7つの習慣』
13:39 from ついっぷる/twipple
人生は電話帳だ。早く目的のページを開こう。アから読んでいると、たどり着く前にシ(死)で終わる。『人生は成功するようにできている』
17:07 from ついっぷる/twipple
絵に描いたもちは、うまいが腹にたまらんぞ 『3月のライオン』
17:12 from ついっぷる/twipple
定番は大事だ!!そこにちょいと「目新しさ」が加われば言う事ねぇ 『3月のライオン』
17:21 from ついっぷる/twipple
何も考えなくて済むように、のめり込むように盤に向かった。この小さな盤しか、すがれるものは、もはやなかった『3月のライオン』
17:29 from ついっぷる/twipple
約束する。僕がついてる。一生かかってでも、僕は君に恩を返すよ。『3月のライオン』
17:39 from ついっぷる/twipple
淡々と過ぎていく普通の毎日がしあわせの本質だ。『名言セラピー+』
20:21 from ついっぷる/twipple
効果的なリーダーシップのないマネジメントは、タイタニック号のデッキで椅子を片付けるようなもの『7つの習慣』
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