夕焼けのそばにいて
今日はあの娘にしよう 駅でよく会う娘
遊園地でデートして ソフトクリーム食べようかな
~『脳内パラダイス』より~




 今年の夏、劇場ではチームの垣根を越えたメンバーによる「僕の太陽」公演が行われていました。今日は、この公演についての話を…。


◆「僕の太陽」公演の基本情報(笑)

 ・元々は、ひまわり組1stとして、2007年7月~2007年11月まで、1期生・2期生を中心に行われていた公演です。 

 ・振り付けは夏まゆみ氏。ちなみに、現時点で夏まゆみ氏が振り付けを担当した最後の劇場公演となっています。

 ・当時、高橋みなみ、前田敦子、板野友美らは16歳。最近のセットリストとは違い、“学生”“元気良さ”を意識したセットリストとなっています。


◆今回「僕の太陽」公演が行われた理由

 今年の夏は、USJで毎日のように選抜メンによるライブが行われていたり、マジすかの舞台があったり…と、中心メンバーが根こそぎ外部の仕事に取られ、ただでさえ人数が不足気味だった“チーム公演”の実施が、ほぼ不可能になりました。

 で、苦肉の策として、いわゆる“お留守番組のメンバー(※1)”による公演として「僕の太陽」公演が行われたのだと思われます。

 また、なぜセットリストとして、他の公演ではなく「僕の太陽」公演が選ばれたのか、については、入ってまだ日の浅いドラフト2期生が出演メンバーに多かったため、「ダンスの難易度があまり高くなく」、「若いメンバー向けの曲が多い」、このセットリストが選ばれたのでしょう。


◆「僕の太陽」公演の評価と予想外の効果

 で、当初“取り敢えずスケジュールを埋めるために実施された感”が満載だった「僕の太陽」公演ですが(パク)、思わぬ評価および効果が見られました。

 ・出演するメンバーのほとんどが非常にイキイキして、楽しそうだった。

 ・ここ最近のチーム公演では、ダラダラしていた印象のベテランメン(大家志津香、竹内美宥ら)も、笑顔で楽しそうにパフォーマンスをしていた。

 ・チーム公演ではたどたどしかったドラフト2期生が、この公演を機に一気に成長した。中にはセンターを任されたメンバーもいる。

 ・普段はMCに参加しない大人しいメンバー(梅田綾乃、北澤早紀等)も、積極的にMCに参加していた。

 ・同じメンバーで頻繁に公演を実施することにより、下手なチーム以上にまとまりが出てきた。

 などなど…。上記の中でも最も私が驚いたのは、いつもは無表情や不貞腐れた感じでやっていたベテランメンや一部の若手メンバーが、凄く楽しそうにパフォーマンスしていたこと。その理由を私なりに考えてみましたが、「振り付けが夏まゆみ氏だから」というのが大きいと思います。

 というのも、夏まゆみ氏の振り付けは、最近のAKBでよくある、“やたら激しく難しいダンス”ではなく、いわゆる“振り付け”のため、表情に気を配ったり、パフォーマンスを楽しんだりする余裕が生まれると思われるからです。

 今夏に行われた「僕の太陽」公演を見て、「セットリストって大事だな」と改めて思いました。


◆「僕の太陽」公演、千秋楽!のはずが…。

 さて、そんな好評だった「僕の太陽」公演ですが、USJでのライブの終了と共に、千秋楽を迎えることが発表されました。ところが、千秋楽の最後の挨拶の前に、AKB劇場支配人の茅野しのぶ氏から手紙が届き、「ファンの皆様より、終了を惜しむ声が運営に多数寄せられたので、もう少し延長する」ことが発表されました。

 うーん、個人的には今回の延長は「ファンの声を聞いた」というよりは、「相変わらずチーム公演が実施できない状態だから」ではないかと思います(※2)。

 継続が決まって、複雑な心情を吐露していたメンバーも一部に居たようですが、大半のメンバーは継続を喜んでいたようなので、結果的には良かったかな、とは思います。


※1…はっきり言ってしまうと“干されメン”。
※2…そもそも今までに劇場公演についてファンの声を反映させたことって、ほとんど無いので。

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