ミズキ科のアオキです。
北海道から本州、四国、九州に分布する常緑の低木です。林の中など日の当たらない場所でも育ちます。
葉が一年中青々していることから「アオキ」とよばれ、紅色の実がきれいなことから庭木にもされます。
高さは1から2メートル、枝は緑色で2から3年経過すると木質化します。
葉は対生、少し大きな卵形で厚みがあり、先がとがりまわりには鋸歯があります。
今の時期に花がさきます、褐色で先のとがった花弁は4枚開きます。
雄しべの退化した雌株と、雌しべの退化した雄株があります。
下の写真は花弁の間に4本の雄しべが見えるので雄花です。
雌花は中央に雌しべが1個あり、冬に紅色の果実をつけます。
雄株は、写真のように枝の先に花が密生しますが、雌花は少し下がったところで花がさき花数も少なくなります。