アカネ科のヤエムグラです。
北海道から本州、四国、九州に分布する越年草、林の縁や藪で見られます。
茎は30センチから60センチに立ち上がります。
茎の断面を見ると四方に稜があります、この稜の上に下向きのトゲが並んでいます。
茎の途中には節があり、節ごとに8枚の葉が輪生します。
葉は細長く先がとがります、周りには細かいトゲが生えています。
葉の付け根から花枝を出して花がさきます。房総でも日当たりの良い場所で花がさいています。
うすい黄色の花弁は4枚、雄しべは4本、雌しべの花柱は2個あります。
果実は2個つきます、緑色から熟すと濃い紫色になります。
果実にはトゲ状の毛があります、動物に付いて遠くに散布されます。
藪のように群生して、葉が8枚でなので「八重葎(ヤエムグラ)」とよばれるようです。