なっちゃん農園たより

ネコじいじが、都会に住む農園主のなっちゃんに、農園たよりと館山の花だよりを送ります。
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カワラケツメイ

2022年08月06日 10時47分28秒 | 野草

マメ科のカワラケツメイです。

 本州から四国、九州に分布する1年草です。

 山林の縁や土手、河原など少し湿った日当たりの良い場所で見られます。

 高さは30センチから1メートル、あまり枝分かれしない細い茎が群生します。

 葉は互生し、小葉が20から40対の偶数羽状複葉、葉柄部分で葉が分かれる場合もあります。

 小葉は先のとがった卵形で縁はなめらか、マメ科の中でもこれほど長い複葉は珍しいです。

 葉の付け根から花枝が上向きにのびて、2個から5個の花が下から順にさきあがります。

 黄色の花弁は5枚、マメ科特有の旗弁は立ちません。

 蕾は舟形にふくらみ、花弁は上側の左右、左右、下側に半分だけ開き、雄しべは5本あります、

 花が終わると、平たい莢の中に10個から15個の種子ができます。

 小葉が多くて長いこと、旗弁が立たないことなどが特徴です。

 名前は、河原に生える「決明子」に似るので「カワラケツメイ」とよばれます。

 生薬で「決明子」とは「エビスグサ」の種子をさします。

 「エビスグサ」でつくるお茶を「ハブ茶」と呼びますが、本来のハブ茶は「ハブソウ」からつくります。

 「ハブソウ」は種子が多く取れないので「エビスグサ」で代用したのです。

 この「カワラケツメイ」も生薬として使われているそうです。

 



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