BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

彼女、お借りします 第3話 『海と彼女』 感想: これじゃあ製作サイドの原作の読み込みが全然足りないようにしか思えない

2020-07-25 13:07:49 | かのかり
あー、これは、ちょっと擁護できないくらいクソだわ、和也。

てか、原作の今の状態を知っているとさすがにこのアニメ化は、原作にとってもネガキャンにしかならないんじゃない?と心配になるくらい。

まぁ、まだ始まったばかりの、物語の導入部分にすぎないからやむを得ないところもあるのだけど。。。

それにしても、このあたりの展開は、マジにひどいわ。

和也もクソなら、マミも性悪ビッチにすぎる。

千鶴にしても、まだレンカノの関係しか前面にでてこないから、ただの打算的な商売女にしかみえないところがあるし。

なんだろうなぁ、これ、やっぱり、アニメとして、原作の再現を優先しすぎたんじゃない?

3話でこれじゃ、視聴を切られて、むしろ、原作に手を出すまでに至らないんじゃない?

ルカちゃんが出てくれば、まだマシになると思っていたけれど、彼女にしたって登場時はレンカノだからなぁ。

なんか、ただただ原作の絵とセリフを忠実に再現しただけにすぎなくて、なんていうか、何話か通じて、和也なり、千鶴なりの性格を浮き彫りにしていく、という感じがしなくて、さすがに、ちょっと、これはないわぁ、と思い始めてきた。

いや、最初の方の展開はヒドイなと思うものが多いのは確かなのだけど。

それにしてもね。

そういう意味では、マミちゃんのビッチぶりにしても過剰に見えてしまう。

キャラの読み込みが圧倒的に足りないんじゃない? 製作陣に。

うーん、なんだかなぁ。。。

作画が無駄にいいだけに、ものすごく悲しい。。。

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とある科学の超電磁砲T 第16話 『天賦夢路(ドリームランカー)』感想: 新章開始で懐かしいレールガンの雰囲気が戻ってきて嬉しい!

2020-07-25 00:04:15 | 超電磁砲/禁書目録
通常営業の黒子が帰ってきた!w

実に2ヶ月ぶりのレールガンだったわけだけど、新章開始!ってことで、むしろ、新鮮な気持ちで観ることができたので、結果的には間が空いて良かったような気がしている。

だって、前のドリー編が終わった翌週から、今回冒頭のような、黒子の美琴に対する通常営業とか始まっても、なんか興ざめしそうだったからw

でも、2ヶ月も空いて、いわば新クールが始まったようなところで、あの黒子の姿を見せられると、あー、レールガン、また始まったんだなwって気になれるから。

ということで、とにかく、「ドリームランカー編」、始まってバンザイ!だね。


しかもOPを観て思ったけど、このドリームランカー編では、フレンダも活躍するのかな?

いやー、フレンダって、禁書の方で、知っての通り、むぎのんに「フレ/ンダ」されちゃったじゃないw

なのに、時系列さかのぼったレールガンの方では活躍するのって、なんか、ちょっと不思議。

というか、このフレンダが典型的だけど、このキャラとあのキャラが同じ事件に巻き込まれたらどうなるのだろう?って感じのキャラ配置のシャッフルさをうまくやっていて、ホント、公式の二次創作!って感じもして、なんか楽しいw


あと、前回までのドリー編だと、物語の構成上、美琴は、黒子たちとは分断されて単独で動くしかなかったわけだけど、どうやら、今回は、いつもどおりの、美琴、黒子、初春、佐天の4人のチームで動くようで安心。

あの4人が連携すると、ちょっとした少年探偵団、もとい少女探偵団のようになるから。

加えて、今回からは、どうやらみさきちをはじめとして食蜂派閥の子たちも絡んでくるみたいだから、少女探偵団の規模も大きくなりそうで、そちらも楽しみ。


で、肝心の謎のほうは、まだ動き始めたばかりなので、なんともいえないけれど、最後に出てきた美山写影(いかにも名前!)が小学生のくせに黒子たちを呼び捨てにするあたりから、もう生意気な雰囲気を出していて、期待が持てそう。

しかし、禁書と違って科学サイドの面々でこれだけ面白そうな布陣を組めるのは、ホントいいなぁ。

今回、フレンダを筆頭に、また暗部の連中が何人か出てくるみたいだけど、暗部の各チームの子たちについては、浜面も含めて半端に禁書のほうに出すのではなく、スピンオフの超電磁砲の方で活躍する、という位置付けでバッチリじゃないか!って思うな。

科学の能力に対しては、科学の能力で対処する、という方が、いわゆる異能力バトルっぽい雰囲気も出るし、同じ土俵の上にある科学なら、その超能力のイメージもロジカルに理解しやすいから、その分、先の展開を想像できるのもいい。

これが、禁書のように純然たる魔術になると、文字通りなんでもあり!になってしまい、予想もなにもなくなってしまうんだよね。

あ、もっとも、学園都市の科学って、実は、アレイスターが開発した「魔術」だったりするから、実は同じ穴の狢なんだけどw


ともあれ、次回以降も楽しみ。

できれば、また美琴とみさきちの「凸凹レベル5コンビ!」で活躍してくれるといいな。

確かに、今回の「青髪ピアス!」への折檻wのように、美琴とみさきちが組むと、物理攻撃と心理攻撃、破壊と隠蔽、という超都合の良い取り合わせになるのでw

ということで、美琴とみさきちのコンビの期待w

あ、でもそうなると黒子の影が薄くなってしまうのかぁ。

でもまぁ、上手いことバランスをとって欲しいかもw

そうそう、新しいOPもEDも、2期までの雰囲気を踏襲していて、いい感じだった!

心機一転、続きが楽しみ!

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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 第3話『やはり、一色いろはは最強の後輩である。』 感想

2020-07-24 11:20:11 | 俺ガイル
やっぱ、いろはすなんだよなぁ。

全く物語のテンポが変わる。

いろはすと八幡のかけあい、マジでいいなぁw

これでなんで、最後、いろはすが選ばれないかなぁ。

わりとマジで謎w

「ちょっと、いろはす~、ホウレンソウ、だいじぃー!」

だぜ、マジで


にしても、雪乃と由比ヶ浜って、女子としての性格を完全に2分割してしまっているので、アニメのように動きがあるなかでの会話劇になると、普通に聞いていてもちょっとしんどい。

やっぱり、いろはすくらい、コロコロと話しぶりが入れ替わるほうが面白いんだよなぁ。

まぁ、こまちと被っているといえば被っているのだけど。

てか、丸かぶりかw

でも、小悪魔って別に「妹キャラ」の専売特許ってわけじゃないでしょ?

こまちも高校に合格したけど、これからいろはすと八幡の隣ポジを取り合うようになるのかね?



なんだろうなぁ、多分に八幡のキャラが、発言の裏を読む、つまりは相手の意図を読むタイプだからいけないのかもしれないけれど、その八幡に対して、雪乃とか由比ヶ浜って、ストレートすぎるんだよね。

まぁ、シリアス、って言ってもいいのかもしれないけれど。

ホントは、キャラ配置的に由比ヶ浜がいろはすのようにコロコロ会話を転がすタイプの子だったら、八幡と雪乃の関係に最終的に収束する、というのも、それほどおかしな展開ではなかったと思うのだけど。

もはや、雪乃も由比ヶ浜も、どっちも心のガードが固くなった女子だもんね。

てか、由比ヶ浜が完全に雪乃と、そして八幡に、完全に感染させられてしまって、陽気なキャラから脱落しちゃったからなぁ。。。

その内面のブレ方、というか、キャラの内面の成長が、開始当初はラノベとしては珍しかった、というか、ちょっと青春文学っぽかったのかもしれないけれど、正直、旬はのがした気がするし、

あと、今回のプロムもそうだけど、ちょっと新機軸を狙いすぎたというか。

千葉の高校の雰囲気がいまいちわからないところもあるけど、こんなすべての生活空間が、ゼロベースで日本の習慣を書き換えられるような新機軸ばかりの、その意味では、人工的な空間なのかな?

どうも、そのあたりが、原作を読んでいた時も、しっくりこなかったところ?

超巨大な郊外文学、って気しかしなかったのだけど。

でも、郊外文学ってカテゴリー自体が、そもそも昭和末期の古さを伴っているはずで。

その意味では、今回、プロムの告知のところで、八幡がアプリで専用ページを見ていなかった、というところに、過剰なつながりを拒否する昭和臭さが漂っているといえばそうなのだけど、世はすでに平成も飛び越えて令和だし。

そもそもガラケーがスマホへの抵抗、というニュアンスも消えているからなぁ。

となると、やっぱり、この八幡たちの物語は、ガラケーからスマホへの過渡期の、せいぜいが2010年前後の頃の高校生の社交感覚を反映したものだったのかもしれない。

まぁ、だから、途中から作者も筆が進まなくなったのかもしれないけれど。

裏返すと、そういう「過渡期の青春文学」として読み直すと、それなりに歴史的意義はあるものになるのかもしれない。

なんていうか、桜庭一樹が直木賞作家になる前の頃の作風みたいなものとして。

にしても、プロム、似合わねぇなぁ。

てか、あれは大学生でやればいいと思うのだけど。

あのプロムの発想は、「チバリーヒルズ」とか言ってた頃の、リミッターが外れた千葉の不動産開発の雰囲気をまんまミクロに再現しているようで、薄ら寒かった。

てか、それをもちこんだ、いろはす自体が、やっているうちに若干引き気味になっていくところが、やっぱり、生理的には正しいようで。

むしろ、それをガチで成功させようとする雪乃の方に、そことはかとなく狂気を感じるんだよなぁ。

一種の、現世世界の破壊願望の発露のようで。


ともあれ、やはり、いろはすは最強の後輩だった!

「おにいさん」を「おとうさん」に代えて八幡に説明するくだりは、座布団10枚!って感じだったよw

マジ、いろはす、最強!

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デカダンス 第3話『Steering』感想: デカダンスってGAFAが支配する近未来社会の風刺だったのか!

2020-07-23 01:11:09 | Weblog
最初から最後までナツメ訓練回。

あわせて、ナツメ強化回!

義手もしっかりパワーアップされてるし。

でも、ちゃんとカブラギが組長、というか師匠らしく、導いていくのはいいね。

しかし、パイプもバグだとは思わなかった。

あ、そうか、バグといえば、ナツメがバグになったのって、右腕を失った時に一度、心停止してチップが無効化されたからだった。

てか、ほんとにシステムの「バグ」なのね。

そして、バグが貯まるとシステムが崩壊する、という教訓は、今回ちょっと説明があったけど、人間が一度、大気汚染で地球という自然のシステムを破壊してしまったことが教訓になって、サイボーグの世界では、それをなくした、ということで。

このあたり、意外と、社会派かつ教育的。

システム全体で最適化は図るってことに対する抵抗、ということになる。

カブラギは、バグが集積することで、システムに変異、すなわち進化が生じることの方を期待している・・・のだよね?


あと、微妙に気になったのは、このデカダンスの領域以外にも、地球を新たに管理している企業とシステムがあるように見えたこと。

あ、そうか、これってGAFA支配後の世界、みたいなものでもあるのか。

だって、大気汚染の結果、既存の国家はシステムとしては破綻して、代わりに企業が人間をサイボーグにして新システムとともにあるようにしたんだよね?

システムが個々のサイボーグに指示を出して、全体のシステムがつつがなく稼働する。

そうなると、サイボーグ化されていない人間は、システムからすればただの「旧人類」に過ぎなくて、やむなくチップを内蔵させることでいわば「出来損ないのサイボーグ」としてむりやり扱おうとしている、ということか。

でもそれって、コロナ災禍の中でのトレーシングと変わらないよね。

結果、起こるのは、徹底した監視社会。

実際、カブラギにしても、ナツメがバグになった時を、彼女の映像アーカイブを呼び出すことで発見したわけだから。

ライフログが完全にシステムに保存されている、という意味では、マジでグーグルとかフェイスブックと変わらない。

ということは、結局、デカダンスの世界って、GAFAの側から見た近未来社会の戯画となるわけか。

いやー、マジで社会派。

めちゃくちゃ現代情報化社会の風刺じゃないか。

国家政府が消えて企業が支配するところまで含めてw


となると、カブラギは、やっぱり、このシステム支配自体を破壊したいのかな?

で、ゆくゆくは素体のほうで生きていきたいのか?

となると、物語としてはマジで『アバター』になるのか。

機械が人間のアバターを得て生きていく世界。

うーん、ほんとに社会派だなぁ。

いろいろな意味で続きが気になるぞ。

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Re:ゼロから始まる異世界生活 2nd season 第28話『待ちかねた再会』 感想: ようやくラムも登場し「試練」が始まる!

2020-07-23 00:09:37 | リゼロ
いよいよ聖域に突入。

そしてのっけからスバルはエキドナと初遭遇。

あー、そうか、お茶会ってこんな雰囲気だったっけ?

今のところはまだエキドナがちょっと気取っているように見えるけど、だんだんボクっ娘らしくポンコツ度が増していくはずだったよね、確か。

最後にちょっとテンパった感じで片鱗を見せていたけどw

でもまぁ、ヤバいやつであることは間違いない。

もっとも、ここでエキドナが魔女因子の定着を促していたんだな。

この処置は、あとあとのことを考えると重要だったと思う。


そして、残りの魔女たちだけど・・・、いつ出てくるんだっけ?

そのあたりが2期におけるバレの山場といえば山場だからなぁ。

しかし、前にウェブ版だけど原作は読んでいたはずなのに、1期が終わってすぐのことだったから、さすがにほとんど忘れている。

なので、意外と新鮮な気分で楽しめる。

それにしても、フレデリカもそうだったけど、ガーフィールの牙、というか犬歯というか、口は実際に動くと地味に気持ち悪かったりして。


ともあれ、この先、ようやく試練。

そして、スバルの転生?転移?前の家族の様子が描かれる。

ここ、あまりしつこくやると「異世界生活」というタイトルが少しばかり詐欺になってしまうので、できればサクッとやってほしいのだけど。

というか、「死に戻り」という特性は、1期のときは物珍しく感じたけど、原作を読んでいくと、この設定は便利だけど、とにかく物語の進行を著しく損なうものなので、そこもうまく展開してほしい。


そうそう、ようやくラムとロズワールが登場したけれど、あまりにしばらくぶり過ぎて、ちょっと中の人の演技、変わった?という気もする。

あ、でも、演技が一番変わったのはエミリアだけどね。

それはさておき、レムが眠ったままのところでラムが出てきても、適切に突っ込む妹レムがいないと、ラムが自分でツッコミを入れているように見えて、だいぶ、印象が違う。

でもまぁ、よくも悪くもラムもまた、徐々にスバルにデレるっぽい感じになっていくからなぁ。


しかし、原作を読んだ後だと、特に6章まで読んだ後だと、この頃のスバルの手札が、あまりにも貧弱なのにびっくりする。

そう思うと、スバルも成長したんだな、って思う。

2期ではどうやら5章までは行きそうなので、早くそちらに移ってほしいかな。

聖域の問題点は、あくまでもロズワール一行のうちわの話になってしまうこと。

せっかく白鯨戦を通じて、他の王選候補たちともつながりを築いたのだから、やっぱり、彼らが出てきてやり取りする姿を早くみたいかも。

今はたんたんと聖域編が進むことに期待w

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彼女、お借りします 第149話 『夢と彼女と俺』 感想: ちづるは今、なにを思う?

2020-07-22 12:25:02 | かのかり
わかっていたことではあるけれど、千鶴が小百合おばあさんに女優となった自分の姿を見せられなかったと諦めかけたところに、和也が現れた。

編集が終わったばかりの映画をPCからプロジェクタにつないで、病室の壁に映し、そのままなにも言わず、病室を出る。

あとは、千鶴がおばあさんに話しかけ、これが自分の出た映画だと訴える。

ついには小百合おばあさんも意識を取り戻し、孫娘の千鶴の演技を見て、微笑む。

もちろん、千鶴は号泣。。。


いやー、思いっきり予想通りの展開で、でも涙腺が緩んで仕方がなかった。。。

てか、和也、マジカッコイイじゃん!

八重森風に言うなら、

「師匠、マジ、パッないス! 漢っス! さすがっス!」

って感じで、もうウルウルしながら天を見て叫んでそう!

いや、もう、それくらい、今回の和也は粋だよ。

彼だって顔が涙でもうぐちゃぐちゃになっているに違いないのに、病室に入ってからはずっと無言を貫き通して、ただただ千鶴と小百合おばあさんの時間だけを優先したのだから。

これを漢と言わずになんと言おう!

っていうか、これで千鶴が和也に惚れなかったから、もう怒るからね、作者を。

で、今回のところで、地味に、あー、そういうことだったのか、作者、上手いなぁ、と思ったのは、

星座は孤独の集合体

と、千鶴に言わせたところ。

だから、映画のタイトルが『群青の星座』だったのか。

だって、このまま小百合おばあさんが亡くなってしまうと、文字通り、千鶴は天涯孤独になってしまう。

家族がいない、寄り添うものがいなくなる。

でも、いますぐ「家族」になるのは無理でも「星座」にはなれる!ということだよね。

バラバラの星が寄り集まって、「星座」をつくればいい。

そういう意味もあったんだなぁ、と。

この、おそらくは千鶴と小百合の最後となるであろう時間に、星座になればいい、というメッセージが挟まれるのは、ええい!、作者ズルいぞ!って思ったよ。


これで、次回、どうなるかだよなぁ。

このまま小百合おばあさんが少しは意識を取り戻して、千鶴と言葉を交わすことができるのか?

それとも、あのまま息を引き取るのか?

前者であってほしいとは思うけど、その場合、千鶴は和也との関係がレンカノから始まったことを告げるのだろうか?


一つ、ここで無粋なことを言うと、もしかしたら、小百合おばあさんは、二人の関係がレンカノから始まったことを知っているのかもしれない。

和也の祖母の和から聞いて。

少なくとも和はすでに知っているように思っていて。

なぜなら、和からすれば、小百合の名字が「一ノ瀬」であるにもかかわらず、和也がずっと千鶴のことを「水原」と呼んでいることに、疑問を持たないとは思わないのだよね。

これで、和と小百合の間に何の接点もなければ、スルーすることもできるのだけど。

でも、すでに和と小百合は、意気投合した入院友達だし。

しかも、和は、病室にWi-Fiを入れてしまうほどスマホの利用にも長けているし、てか、ソシャゲにも手を出しているし。

そうしたら、スマホで「水原千鶴」を検索してもおかしくはない。

そして、レンカノとしての「水原千鶴」を見つけてもおかしくはない。

だって、マミちゃんだって、そうして千鶴がレンカノになることにたどり着いていたじゃない。

だから、同じように、和がその事実を探り当てたとしてもおかしくはない。

もちろん、その事実を知った上で、なお、和は千鶴のことが気になっていて、だから、指輪を渡してもいたのだろうな、と思うんだよね。

千鶴と和也の合同誕生会を企画したのだって、多分、小百合から一ノ瀬家の事情を聞いて、千鶴が家族と誕生日を祝うことができないことを知っていたからだと思うし。


ということで、和から、小百合が、和也と千鶴の本当の関係に気づいていた可能性は高い。

あるいは、そんなことも必要なくて、千鶴が女優志望であることを知っている小百合からすれば、和也が千鶴を「水原」と呼んでいるのを耳にした時点で、ああ、これは演技でやっているんだ、ということに気づいていた可能性もある。

なんたって、小百合自身、大女優だったわけだから。

千鶴の映画を最初に見た時、千鶴ですら、小百合のことを「嘘つきだ!」と言っていたくらいだから。

なので、小百合は小百合で、元女優としての観察眼から、千鶴と和也の関係に演技が混じっている、つまり嘘が混じっていることに気づいていたのかもしれない。


ともあれ、次回以降の展開の上で大事なことは、いずれにせよ、千鶴と和也がひた隠しにしてきた「レンカノ」の事実を、多分、小百合は気づいていた、ということ。

でも、その上で、小百合もまた、千鶴と和也の二人が似合いの二人であると心底感じていた。

多分、千鶴と和也の姿が、あまりに自分と勝人の姿に似ていたからだ、と思うけど。

なので、レンカノだったという事実、つまり、ずっと小百合に対して嘘をついてきた、という負い目を感じて、(小百合の最期の時を前にして、)その事実を伝えるか否かに最後まで逡巡している千鶴に対して、あっさり、

ちづる、あなたたちの嘘には気づいていたわ、

と小百合が伝えて、千鶴の精神的重荷をおろしてあげるのではないかな、と思っている。

そのうえで、

素直になりなさい、ちづる

という一言をかけるのではないか。

そして、そうなったら、その後の、この物語の方向は、今までとずいぶん大きく変わることになるに違いなくて。

もっとも、あの危篤状態で、こんなことを伝えられるのか、という気もするのも事実で。

ともあれ、今回が、物語の転回点になることは間違いない。

なんか、まだまだ思うところはあるのだけど、とりあえず、今はここまで。

あとで、また書くかも。

てか、それくらい、ハマってきています!

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炎炎ノ消防隊 第228話 『冥途の土産』 感想

2020-07-22 12:13:22 | 炎炎ノ消防隊
まだまだ続く、「火鉢vs紅丸」戦。

互いに力の限りをつくして、大技の応酬合戦。

見た目では、火鉢が押しているようにみえるものの、紅丸は、炎の申し子たる「加具土命=カグツチ」ということで、どんな炎にも屈しない、というか、炎を従える。

で、いまさらながら、紅丸が火鉢に口上を述べ、きちんと火消しをしてみせよう、つまりは、焔ビトとなった火鉢を倒してみせようと、強気の発言をして終わり。


うーん、あまりにも展開が予定調和だ。

サプライズがなにもない。

これで、紅丸が火鉢を圧倒して終わり・・・なんだろうな。

ここで紅丸が負けても意味がないし。

それと、カグツチってなんだよ、それ強すぎじゃん!

あと、半眼になってにらみつけるときの紅丸の目が、アーサーの目にそっくりでw

さすがに、キャラが被った登場人物、多すぎじゃない?と思ってきた。


多分、「VS火鉢」が終わったら、次は、「VSバーンズ」になるんだろうな。

シンラたち第8は、いつ活躍するのだろう?

もういい加減、言うのも飽きたけど、テンポ遅すぎ。

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ダーウィンズゲーム 第86話 感想: いよいよファイナルステージの『人狼ゲーム』へ

2020-07-21 10:57:01 | ダーウィンズゲーム
前回、オボロを拉致ってGMの居場所を吐かせようとしたカナメたちだが、今回の結論からいえば、いきなりそのGMから、グリードをこの世界に送り込んで破壊行為をさせている異世界の悪玉GMたる「ワールドクラスハブ」を探し出して倒せ!というメッセージを受け取るところで終わり。

もちろん、サンセットレーベンズのメンバー全員のスマフォに、ファイナルゲームたる『人狼ゲーム』の招待画面が示されている。

で、人狼、というのは、おそらくはその「ワールドクラスハブ」のGMは人間に化けて人間社会に紛れているはずだから。

・・・ということなのだが、しかし、それって、どこからどうやって探せばいいんだよ!ってところからして、無理ゲーっぽいのだけど。

次回、少しはGMから手がかりになる情報がもう少し開陳されるのかね?

そうそう、カナメの世界のGMはイザヤで確定。


しかしそうなると、今回の冒頭で、イキリヲタのシゲオが、転送先のニューヨークでグリード相手に無双しているうちに発見した謎の女の子が、鍵を握るようにしか見えないのだけれど。

イザヤ判定では、天然もの異能力保持者ってことだけど、ククリ似の容姿からして、別世界線のGM関係者である匂いがプンプンする。


その一方で、前回、カナメの世界への帰還を決意したシュカはシュカで、彼の地の研究者?のもとを訪ねて、200年前の祭儀に頼らずに異世界を渡る方法を探そうとしている。

ただ、その過程ででてきたのが、一種の伝承として、浦島太郎のような一見するとおとぎ話と変わらない話が記録されていること。

異能力を持つ老師のもとを訪ねて、その力ともに帰ってくる、という、もうこれキャンベル本の焼き直し?というくらいの英雄譚にも近いわけだけど。

カナメのヒノカグツチのように出どころが日本神話の異能がでてきているあたり、どう考えてもシギルならびにシギルに準じる他世界の異能は、すべてこうした神話やおとぎ話起源のようにも思えるのだけど。

となると、今回、異世界線を渡って悪さをしてる「ワールドクラスハブ」のような存在がいるのなら、その「横滑り」の方向ではなく、垂直方向の天上?には、GMたちを統べるメタGMとかがいて、彼(ら)が神話起源の異能をそれぞれの世界の譲り渡しているように思えてくる。

まぁ、そこまで行くと、あまりにファンタジー過ぎて、リアリズムが欠けてきて、もともとハードボイルド的な肉弾戦のしていたはずのカナメたちからすると、物語のスケールが無駄にでかくなりすぎるような気もしてくるのだけど。

てか、そもそもヒノカグツチという時点で、一種の創成神話能力だから、すでにカナメの片足が、そうしたメタGMの世界に踏み出しているようにも見えるけど。。。


なにがいいたいかというと、

あれ、ちょっと物語、迷走し始めてない?

それもかなりマズイ方向に!

ってこと。

さすがに物語インフレのしすぎじゃない?

「ダーウィンズゲーム」というタイトルからすれば、本来は、地べたを這いつくばる生物どうしの生存競争(のみ)がカナメたちの世界を形作ると思いたいのだけど。

ここままだと、ダーウィンではなく「神様ゲーム」になりそうな雰囲気。

まぁ、ククリたち鬼人?がでてきたあたりで、もうなかば「転スラ」みたいな世界にはなっちゃってるんだけどさw

さすがにちょっと軌道修正をしないと、物語の結末が、超展開の連続で終わる、というダメなマンガになりそうな気がしてきた。。。

大丈夫かなぁ?

とりあえず、次回、シュカが帰還方法とともに、今回のおとぎ話にまつわるもろもろの疑問を解決する手立てを見つけることに期待。

その流れで、多分、シゲオが見つけた女の子の正体も明かされていくと思うから。

もしかしたら、ククリの始祖様なのかもしれない。

もうこの世界、時間の前後はバラバラだからw

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ぼくたちは勉強ができない 第167 話 『[x]= 文学の森の眠り姫編⑧』 感想: そうか文乃にとっては北極星だったのかぁ、乙女だなぁ。

2020-07-20 14:28:30 | ぼく勉
あっという間に文乃と成幸の告白回。

しかも予想したとおり、二人で星を見ながら。

ただ、それだけではさすがにサプライズがない!ので、地面にもミニ電球をいくつもおいて、天と地面で星を観る、という趣向。

成幸、がんばったなw

にしても、文乃にとって北極星だったのかぁ、成幸は。

なんかキレイにまとめてきたなぁ、って思った。

でも、成幸に告白する前に、理珠だけでなくうるかにも自分の本心を告げに行くところは、やっぱり文乃だよなぁ、って思ったよ。

乙女だねぇ。

そして、理珠とうるかは、漢だねぇw 潔い!

ということで、あと2回ほど残しているとは思うのだけど、これで文乃編、決着なのかな?

なにか後日談的なものをもう少しするのだろうか。

いや、あるならぜひ、なにか描いてほしい。

というのも、ここまでの文乃編の展開、あまりにも盛り上がりに欠けて、さすがにこれは消化試合に過ぎない?と思っているので。

文乃も成幸も似た者同士の内向的な二人なのだろうけど、さすがに、これだけでは恋愛という感じがしない。

当初はてっきり、成幸母や成幸妹が絡んでくると思っていたのだけど、それもなかった。

どうやら、それは真冬先生の方で使うってことのようだから。

なので、もうちょっと文乃と成幸という二人の関係性らしさを描いてほしいなと思う。

てか、これだと理珠編のほうが、まだ関城や地縛霊がいて面白かった、ってことになりかねないので。

さすがに、これで終わりはないよね?

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ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld 第14話『無限の果て』感想

2020-07-19 02:03:34 | SAO/AW
前回の引きで、颯爽とソードスキルを使って敵を一掃したクラインに続き、エギルやシリカ、リズベットも増援に駆けつけ、アスナが一息つけた序盤。

オーシャンタートル内で、キリトのフラクトライトの修復方法に気づいた比嘉が、マスターコントロールを奪取しようと動き出すなか、いよいよニエモンが登場した中盤。

そして、苦戦しながらもなんとかベルクーリがベクタを倒した終盤。

やっぱり、3つも場面が動くと、忙しなくて、尺も短めで、なかなかしんどい。

とはいえ、これで一旦、状況が入れ替わる感じなので、ここからさきがいよいよ本格的な決戦へ、という流れ。

しかも、ニエモンも登場。

まぁ、ここから先、茅場晶彦(らしきもの)も再登場して、よりアクセル・ワールドとの繋がりが暗示されていくようになるんだよな。

それにしても、スリーピング・ナイツの面々までてくるとちょっとしびれる。

この場面に、本物のユウキがいたらどうなってたんだろう、ってすごい思うよなぁ。

ここぞという決戦の場面で、アスナとユウキのコンビで切り込むところ、マジで見たかった。


その一方で、今回は、シノンとリーファが出ずじまい。

一応、アリスはこれで救出されたことになるから、彼女の動きも気になる。

しかし、ベルクーリ、なぜか、アドミニストレータとともに歩んできたことを肯定していて、あの場面は、原作を読んだ時も不思議だったんだよなぁ。

あそこは、アドミニストレータに対する救済、赦し、ということでいいのかな。

もちろん、違う顔があってもいいんだけどね。

ただ、なぜか、ベルクーリって死んでも復活していたようなイメージになっていて、あれ、ここで本当に退場だったっけ?とも思ってしまったりしてw

ともあれ、一応、これで、この後の物語の焦点は、キリトの復活に絞られていく、という感じだよな。

そして、今まさに物語が進行中の原作24巻でも、多分、顔を見せたはずの、ユージオの存在が再び浮上していく場面でもある。

しかし、アンダーワールドの世界だと、確かにアドミニストレータの技量で、人間のフラクトライトをオブジェクトに付与することも可能にしているようなところがあるので、ユージオの存在が、まんま刀剣乱舞の付喪神のようになっていくのが不思議。

だんだん、ユージオの存在もこの先のSAOワールドで重要な意味を持つような気がしてきている。

ともあれ、ぼちぼち、キリトの復活した姿が見たいぞ!

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