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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ダーウィンズゲーム 第86話 感想: いよいよファイナルステージの『人狼ゲーム』へ

2020-07-21 10:57:01 | ダーウィンズゲーム
前回、オボロを拉致ってGMの居場所を吐かせようとしたカナメたちだが、今回の結論からいえば、いきなりそのGMから、グリードをこの世界に送り込んで破壊行為をさせている異世界の悪玉GMたる「ワールドクラスハブ」を探し出して倒せ!というメッセージを受け取るところで終わり。

もちろん、サンセットレーベンズのメンバー全員のスマフォに、ファイナルゲームたる『人狼ゲーム』の招待画面が示されている。

で、人狼、というのは、おそらくはその「ワールドクラスハブ」のGMは人間に化けて人間社会に紛れているはずだから。

・・・ということなのだが、しかし、それって、どこからどうやって探せばいいんだよ!ってところからして、無理ゲーっぽいのだけど。

次回、少しはGMから手がかりになる情報がもう少し開陳されるのかね?

そうそう、カナメの世界のGMはイザヤで確定。


しかしそうなると、今回の冒頭で、イキリヲタのシゲオが、転送先のニューヨークでグリード相手に無双しているうちに発見した謎の女の子が、鍵を握るようにしか見えないのだけれど。

イザヤ判定では、天然もの異能力保持者ってことだけど、ククリ似の容姿からして、別世界線のGM関係者である匂いがプンプンする。


その一方で、前回、カナメの世界への帰還を決意したシュカはシュカで、彼の地の研究者?のもとを訪ねて、200年前の祭儀に頼らずに異世界を渡る方法を探そうとしている。

ただ、その過程ででてきたのが、一種の伝承として、浦島太郎のような一見するとおとぎ話と変わらない話が記録されていること。

異能力を持つ老師のもとを訪ねて、その力ともに帰ってくる、という、もうこれキャンベル本の焼き直し?というくらいの英雄譚にも近いわけだけど。

カナメのヒノカグツチのように出どころが日本神話の異能がでてきているあたり、どう考えてもシギルならびにシギルに準じる他世界の異能は、すべてこうした神話やおとぎ話起源のようにも思えるのだけど。

となると、今回、異世界線を渡って悪さをしてる「ワールドクラスハブ」のような存在がいるのなら、その「横滑り」の方向ではなく、垂直方向の天上?には、GMたちを統べるメタGMとかがいて、彼(ら)が神話起源の異能をそれぞれの世界の譲り渡しているように思えてくる。

まぁ、そこまで行くと、あまりにファンタジー過ぎて、リアリズムが欠けてきて、もともとハードボイルド的な肉弾戦のしていたはずのカナメたちからすると、物語のスケールが無駄にでかくなりすぎるような気もしてくるのだけど。

てか、そもそもヒノカグツチという時点で、一種の創成神話能力だから、すでにカナメの片足が、そうしたメタGMの世界に踏み出しているようにも見えるけど。。。


なにがいいたいかというと、

あれ、ちょっと物語、迷走し始めてない?

それもかなりマズイ方向に!

ってこと。

さすがに物語インフレのしすぎじゃない?

「ダーウィンズゲーム」というタイトルからすれば、本来は、地べたを這いつくばる生物どうしの生存競争(のみ)がカナメたちの世界を形作ると思いたいのだけど。

ここままだと、ダーウィンではなく「神様ゲーム」になりそうな雰囲気。

まぁ、ククリたち鬼人?がでてきたあたりで、もうなかば「転スラ」みたいな世界にはなっちゃってるんだけどさw

さすがにちょっと軌道修正をしないと、物語の結末が、超展開の連続で終わる、というダメなマンガになりそうな気がしてきた。。。

大丈夫かなぁ?

とりあえず、次回、シュカが帰還方法とともに、今回のおとぎ話にまつわるもろもろの疑問を解決する手立てを見つけることに期待。

その流れで、多分、シゲオが見つけた女の子の正体も明かされていくと思うから。

もしかしたら、ククリの始祖様なのかもしれない。

もうこの世界、時間の前後はバラバラだからw
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