BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

炎炎ノ消防隊 第225話 『幼き月光』 感想

2020-07-01 13:48:09 | 炎炎ノ消防隊
相変わらず、火鉢と紅丸の師弟の間の過去話。

これ、いつまで続けるんだろう、いい加減、飽きてきたんですけど。

なんていうか、ワンピの過去回想と同じで、後々の展開に必要なことはわかるけど、ただただたるいんだよね。

まぁ、要するに火鉢が、拾ってきた紅丸にはスゲェ才能があるけれど、しかし、この「大馬鹿野郎」とは力の使い方を知らねぇ、仕方ねぇからもんでやるか!ってことなのだけど、

しかし、そんな怒鳴りつけるだけじゃ、子どもは育たないっすよ!とばかりに、紺炉が間に入って、あれこれ紅丸の世話をしていた、という話。

いや、火鉢の言う通り、紺炉は過保護だと思うよ。

バカはぶん殴って言い聞かせるくらいがちょうどいいのに。

これもまた、「ゆとり」編集者の嗜好なのかねぇ。


それはさておき、そんな過保護な紺炉は紅丸に力を振るう自分なりの基準を求める。

「粋」になれ!、ってこと。

その助言は、成長した紅丸の姿を見ると、なんとか届いていたってことはわかるのだけど。

でもまぁ、むしろ、最後に火鉢がいっていた、俺たちは、聖陽教の神の加護があるわけではないから、全部、自分たちで背負い込むしかない、って感じでいっていたことのほうが真実なんだろうなぁ。

要は、むしろ、振るうべき時にガッチリ全力全開で相手をのさないと、守れるものも守れなくなる、ということ。

だって、加護がなんにもないのだから。

で、その覚悟が、浅草なりの「粋」であり、そのためにこそ、日常では「見えを晴れ」ということになるのだろう。

だって、神のようなすがるものはないのだから。

自分で自分を常に奮い立たせておくしかないわけでしょ?

気合を入れて。


とまぁ、火鉢が紅丸に教えたがっていることはなんとなく分かってきたけど、しかし、この師弟のやり取り、今後の本編の展開にどう影響するのか?

火鉢が紅丸にしたことを、今度は、紅丸がシンラに対して行う、というくらいの理解でいいのだろうか?

それとも、火鉢がしきりにいう「日輪」に聖陽教が秘匿している何らかの「世界の真理」とかにつながるヒントが隠されているのかね?

技の伝授って、そういう隠された知恵の伝授も含んでいたりするからなぁ。


ともあれ、もうちょっとペースを上げてほしい。

てか、このままだと、紅丸とか、粋ではなく、ただのめんどくさい、こじらせ気味のあんちゃんみたいになりそうで嫌なんだよなぁ、

持って回った言い方をするキャラは嫌いではないけど、でもこの物語にはジョーカーとかクロノとか、そんなのばっかりでいい加減食傷気味なので、いい機会だから、マジで火鉢に活を入れてもらって、もっと快活な大笑いが似合う大将になってほしいかな、紅丸には。

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