まるまる一話、千鶴の逡巡に使われた回。
前回、意識の戻らない小百合おばあさんに対して、かける言葉がないと悩みもう諦めかけていた千鶴のもとに、編集が終わったばかりの映画を持ち込み、プロジェクタで映像を映して去った和也。
残された病室で、一瞬意識がもどり笑みを浮かべた小百合に涙した千鶴だったわけだが。
しかし、その後は、また意識を失ってしまったようで、いつの間にか、映画も終わり、エンドロールが流れてしまった。
いよいよ本当にお別れか、と思った千鶴の頭をよぎったのが、このまま「嘘」をついたままで祖母と別れてしまっていいのか、という煩悶。
それに伴い、これまでの和也とのやりとりを思い浮かべては、もうどうしたらいいかわからない、とうめき続けて、その中で思い出したのが、いつか小百合が指摘した
「99%の嘘と1%の真実」
という話。
1%の真実のために99%の嘘、すなわち「演技」も許される、
あるいは、その1%の真実を表すために、99%の嘘=演技が存在する、
そして、それが女優の真髄だ、
とまで語っているように思えてくる。
正直、よくある言い回しであることは確かで、だから、問題は、この言葉を、次回、小百合がどう千鶴に聞かせるのか?、ということ。
あるいは、時間切れで、謎かけを残してこと切れてしまうのか?
その場合は、ホント、この先の物語の方向を示しはするものの、その道行きがどうなるのか、全くわからなくなる。。。
でも、多分、この「1%の真実」のために「99%の嘘」=演技がある、ということを感得できるかどうかが、この先、千鶴が女優として大成するために必要な、超えるべきハードル、になるのだろうな、と。
実のところ、今の「ちづる」って、祖父との約束を反故にしないために、つまり、祖父との約束を「嘘」にしないために、ある意味、自分を偽ってでも女優になることを目標にしているようにもみえる。
つまり、祖父との約束で、自分のあり方を縛り付けている。
でも、それでは、本当の「演技」はできない、というのが、小百合が伝えたいことなのだろうな。
うーん、難しい。
しかし、この感じだと、本当に小百合は今晩、逝ってしまうのかな?
なんとか持ち直してほしいところだけど。
ダメだった場合、千鶴がどうなるのか、全く読めないところが怖い。
だってさ、おばあちゃんに女優の姿を見せたい一心で、演技に励み、和也と映画をつくってきたわけじゃない。
そのテンションが、小百合が亡くなることで、いっぺんに切れてしまうから。
その落ち込みぶり・・・なんて簡単な表現では扱えないほどの負の心理状態から、どうやって回復するのか?
いや、そこで和也の出番であることは間違いないのだけど。
それで互いの本心に気づいてしまったら、この作品、そこで終わりってことになる。
実際、そのほうが望ましいわけだけど。
その一方で、周りのしがらみが多すぎる。
ルカ、マミ、それに墨、の三人とどういう関係を築くの?
海くんは介入してこないの?
祖母も亡くなったところで、実父が登場したりしないの?
って具合で。
なかでも、ルカちゃんとの関係をどう落ち着けるのか?
そして、ラスボス・マミとの決着をどう着けるのか?
ただ、それもこれも、和也と千鶴が態度を決めれば自ずと解決されてしまうのだけど。
さて、どうなるのか?
もちろん、まずは、千鶴が自分の本心に気づいて、思い切りデレるところから描いてほしいものの、
その笑顔も、もしも小百合がこのまま逝くようなら、しばらくお預けのような気もするんだよね。
いずれにしても、この『嘘と彼女』編が物語の転機となることだけは間違いない。
前回、意識の戻らない小百合おばあさんに対して、かける言葉がないと悩みもう諦めかけていた千鶴のもとに、編集が終わったばかりの映画を持ち込み、プロジェクタで映像を映して去った和也。
残された病室で、一瞬意識がもどり笑みを浮かべた小百合に涙した千鶴だったわけだが。
しかし、その後は、また意識を失ってしまったようで、いつの間にか、映画も終わり、エンドロールが流れてしまった。
いよいよ本当にお別れか、と思った千鶴の頭をよぎったのが、このまま「嘘」をついたままで祖母と別れてしまっていいのか、という煩悶。
それに伴い、これまでの和也とのやりとりを思い浮かべては、もうどうしたらいいかわからない、とうめき続けて、その中で思い出したのが、いつか小百合が指摘した
「99%の嘘と1%の真実」
という話。
1%の真実のために99%の嘘、すなわち「演技」も許される、
あるいは、その1%の真実を表すために、99%の嘘=演技が存在する、
そして、それが女優の真髄だ、
とまで語っているように思えてくる。
正直、よくある言い回しであることは確かで、だから、問題は、この言葉を、次回、小百合がどう千鶴に聞かせるのか?、ということ。
あるいは、時間切れで、謎かけを残してこと切れてしまうのか?
その場合は、ホント、この先の物語の方向を示しはするものの、その道行きがどうなるのか、全くわからなくなる。。。
でも、多分、この「1%の真実」のために「99%の嘘」=演技がある、ということを感得できるかどうかが、この先、千鶴が女優として大成するために必要な、超えるべきハードル、になるのだろうな、と。
実のところ、今の「ちづる」って、祖父との約束を反故にしないために、つまり、祖父との約束を「嘘」にしないために、ある意味、自分を偽ってでも女優になることを目標にしているようにもみえる。
つまり、祖父との約束で、自分のあり方を縛り付けている。
でも、それでは、本当の「演技」はできない、というのが、小百合が伝えたいことなのだろうな。
うーん、難しい。
しかし、この感じだと、本当に小百合は今晩、逝ってしまうのかな?
なんとか持ち直してほしいところだけど。
ダメだった場合、千鶴がどうなるのか、全く読めないところが怖い。
だってさ、おばあちゃんに女優の姿を見せたい一心で、演技に励み、和也と映画をつくってきたわけじゃない。
そのテンションが、小百合が亡くなることで、いっぺんに切れてしまうから。
その落ち込みぶり・・・なんて簡単な表現では扱えないほどの負の心理状態から、どうやって回復するのか?
いや、そこで和也の出番であることは間違いないのだけど。
それで互いの本心に気づいてしまったら、この作品、そこで終わりってことになる。
実際、そのほうが望ましいわけだけど。
その一方で、周りのしがらみが多すぎる。
ルカ、マミ、それに墨、の三人とどういう関係を築くの?
海くんは介入してこないの?
祖母も亡くなったところで、実父が登場したりしないの?
って具合で。
なかでも、ルカちゃんとの関係をどう落ち着けるのか?
そして、ラスボス・マミとの決着をどう着けるのか?
ただ、それもこれも、和也と千鶴が態度を決めれば自ずと解決されてしまうのだけど。
さて、どうなるのか?
もちろん、まずは、千鶴が自分の本心に気づいて、思い切りデレるところから描いてほしいものの、
その笑顔も、もしも小百合がこのまま逝くようなら、しばらくお預けのような気もするんだよね。
いずれにしても、この『嘘と彼女』編が物語の転機となることだけは間違いない。