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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第23話 『最後の嘘』 感想

2016-03-13 18:26:08 | Weblog
任侠ガンダムだと思っていたら、少年ギャングになってしまった。
ギャングとしてのし上がっていく、というのか。
といっても、破滅の道にしか見えないけど。

弔い合戦といって、望んで戦いに少年(もとい子供)が乗り出していくことに、作劇上の盛り上げ以外に、どんな理屈をつけてくるんだろうね?

なんだか、この2クールは第1シーズンで、間を開けて、続編として第2クールがあるらしいという話も聞くけど、だとしたら、とりあえずこのクールの終わりは、鉄華団の(ほぼ)全滅エンドなのかなぁ。OOがそうだったように。

そうなると、殺人マシン三日月が、いったいどういう形でこのクールを終えるのか。どうやって彼の行動に意味を持たせるのか。

ともあれ、唯一のブレーキ役だったビスケットが消えて、もはやひたすらアクセル全開。
その様子を、雪原の中の一本道を驀進する列車で移動させるんだから、なんとも、趣味が悪い。

進むか退くか、二択しかないと思わせるには最適のシチュエーションなのは間違いなけど。

それにしても、オルガは一体どこに行こうというのか。
そんなハッタリを、あくまでも悪魔の契約のように履行させようと結局は強いる三日月って、ホントに主人公なのか?

起死回生があるとしたら、この先、とことん、三日月をダークヒーローに落としていく方向しかないと思うけど。ここまで殺人マシンに徹せさせたのだから、このまま突き進んで欲しいところ。

でもなぁ、阿頼耶識化されて、多分、MSを巨大な機械の身体にされたアインがでてくるからなぁ。

きっとそんなアインが、殺人マシンとして「人殺しを楽しんでいる」三日月の姿を映す鏡になってしまうんだろうな。

そんなおぞましい自分の姿をアインに見てしまった時、三日月はどうなるのか。

そんなこと程度では折れない強靭さが「宇宙ネズミ」たる火星人のタフネスだ、ということになってくれるといいのだけど。

あー、でも、アインも一応、火星人だったか。。。

そうすると、地球vs火星、という構図に収めることはできないのか。

となると、ひたすら三日月の個性として描くしかなくなるけど。
そんな三日月のあり方の原点が、オルガの空手形の「約束」というのは、ちょっと厳しい気がするけど。

もっとも最近の脚本は、その程度の粗はスルーして、無理やり物語を畳むような気もするけど。

でもさ、三日月のいう、とりあえず目の前に立ちふさがる奴らは敵だ!という認定方式だと、早晩、クーデリアの「革命」と齟齬をきたすように思うのだが。

その齟齬を仲裁できるビスケットはもういないからなぁ。

マッキーが超絶二枚舌であることも今回わかってしまったし。

名瀬以外に、オルガや三日月の導き役はでてくるのだろうか。

なんにせよ、「ガンダム」という暖簾は、こういう時、呪縛にしかならないよな。。。
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