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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

とある科学の超電磁砲T 第11話 『参戦』感想: 上条&削板のタッグ、意外と息があってるじゃん!

2020-04-10 23:58:55 | 超電磁砲/禁書目録
前回の引きで、木原幻生の策略でなにやら雷神?鬼?になってしまった美琴。

その美琴をなんとか元の姿に戻ろうと、いきなり上条さんが「参戦!」。

でも、異能ならイマジンブレイカーでなんとかできる上条さんだけど、物理攻撃に打つ手なし、で、あ、これ、死んだわ!と思ったところで、なにやら「すごいパンチ!」で削板も「参戦!」。

で、みさきちはみさきちで、美琴の相手を上条に任せて幻生をおおうとしたけれど、途中で警策看取の水銀人形に阻まれてしまい、上条さん以上に物理攻撃に打つ手なしなところを救ったのが黒子で、彼女も「参戦!」。

で、あとは、初春や佐天さんも、黒子の遠隔バックアップってことで「参戦!」。

……って具合に、とにかく、美琴の鬼化に応じて、主要キャラが皆、「参戦」してきて、一気に物語が加速したのが今回。

いやー、面白い。

普通、複数のキャラによる複数の場面を動かすのって難しいはずなのだけど、この『超電磁砲』では、実にうまく回している。

だって、単純に考えて、

対美琴戦に応じる上条&削板

対警策看取戦に向かう黒子

そして、

木原幻生を追う食蜂

という3つの場面が同時並行で動くわけでしょ。

しかも、多分、警策と幻生については、それぞれがそれぞれに、美琴の雷神化を試みた個人的な動機があるはずで、その解明のやり取りをする中で、対美琴戦が盛り上がるはずだから。

これで面白くならないはずがない。

警策について、使い捨てのクローンを作ってきた学園都市、というか、アレイスターに対する叛逆、ということだろうし、

幻生については、単にレベル6を見てみたい、というだけかもしれないけれど。

ただ、クローン計画の遂行の裏には、木原一族も当然関わっていたわけだから、どうして警策が幻生と組むことになったのかは、ちょっと気になるけど。

でも、それもおいおい、明らかになるのだろうな。


でも、今回のベストシーンは、こうした戦闘シーンや探偵シーンではない。

そうではなく、明らかに、あの上条さんを見つけたときの、みさきちの喜びようだよね。

この「みさきちと上条さんの過去」については、『新約・禁書11巻』を見てもらうしかないわけだけど、

ざっくりいえば、みさきちも、実はかつて上条さんに救ってもらった側の一人であり、当然、もう、上条さんラブ!超ラブ!!になってしまっているわけだけど、

みさきちにとって不幸なことに、その過去の事件で、どういうわけか、上条さんはみさきちのことを記憶することができなくなってしまった。

つまり、みさきちは、常に上条さんと出会うと、初対面から始めなければならない。

まぁ、不幸なんて言葉では済まないほど、みさきちにとっては絶望的なわけだけど・・・。

でもだからこそ、『新約・禁書22リバース』という事件も起こるわけだけど。

まぁ、そちらは、とにかく禁書の原作の方を見てもらうしかないけどね。

でも、そんな背景を知ってから見ると、とにかく、上条さんに見惚れるみさきちが、本当に切なく見えるわけで。

それをあんなに「気丈にも」美琴の救出策だけを上条さんに伝えるのだから。

ホント、切ない。

でも、とにかく次回は、そのみさきちが、今回の悪事の首謀者である幻生を問い詰めるところから始まるのかな?

ともあれ、いやー、こういうふうに物語が加速するのは、やっぱり楽しい。

次回が楽しみだ。
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