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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

創約 とある魔術の禁書目録 第9巻 感想: 中締め的展開に主要キャラ総出演!のお祭り回だったw

2024-03-20 12:40:04 | 超電磁砲/禁書目録
実は『禁書目録』は「創約」(ってなんかクスリ、つくってるみたいだよなw)になってからずっと積読になっていて、実は3巻以降、ずっと読んでなかった。

なので9巻も放置のままだったのだけど、どこかでたまたま、9巻では、上条さんがとうとう「神浄の討魔」たるドラゴンを自ら呼び出して戦う、というバレを見かけたので、だったら、ってことで、とりあえず9巻だけ読んでみたのだが。。。

確かに、ドラゴンを出して戦っていたのだけど、いつの間に、アレイスターが、上条さんの相棒みたいな感じになっていて、今回の最後はダブルライダーキック!みたいなことになっていて唖然w

しかも倒した敵?が、クリスチャン=ローゼンクライツ(CRC)、つまり薔薇十字の創始者というのだから、思わず笑ってしまった。

いや、CRCは冒頭から登場してるから、彼が今回の敵役であることはわかっていたからいいんだけどね。

新約の最後で薔薇十字が出てきたときに、そうかこの先は薔薇十字か、錬金術の話になるのかー、と思っていたのだけど、まさか本当にそうなっていたとはね。

なんかもう史実に出てくる名前をそのまま利用しまくってるのもどうかと思ったけどw


で、そのCRCを倒すために、上条さんの周りのいつもの面々が、敵味方関係なく結集して戦う、という極めて単純な話だったので、あんまりプロットのひねりとかもなく、ずっと戦闘シーンが続いている漫画を読んでるようで、あっという間に読み終わったw

美琴も食蜂も、オティヌスもインデックスも、相変わらずだなぁ、と思ったし。

統括理事長になったアクセラレータが、自分で架した縛りを忠実に守って、遠隔から学園都市の兵器を使った介入しかしないのも通常運転。

そこに、これまでの「創約」で敵だった超絶者なるいかれたお姉様方が上条ちゃんを自主的にヘルプする、というのもいつも通りw

・・・ということで、基本プロットが旧約や新約のときと全然変わってなくて、いやー、マジ水戸黄門じゃん!って思ったよ。

なので、積読されてたものの内容もあんまり関係なかったなぁーと。

裏返すと、作者にはもう、物語を畳もうとかいう意図は皆無なんだな、きっと。

いわゆるオカルトの定番である、黄金の夜明け団とか薔薇十字とかを引き合いに出して、そこで出てくる人物や魔物を敵キャラ化して、上条ちゃんが倒していけばそれでいい、という、ただの「無限地獄」が繰り広げられるだけ。

ちょっと変わったのは、アレイスターが女体化して上条の相棒になったとこくらい。

あとは、インデックスが一応、魔導図書館として、錬金術とかの蘊蓄を足すくらい。

で、食蜂が準レギュラー化した分、美琴の知能成分が減って、ほとんど脳筋暴力ヒロインみたいになってしまった・・・ことくらい?

オティヌスはただのマスコットだしw

あ、そうそう、木原のワンちゃんがレギュラー化してアレイスターの仲間みたいになっていたのは笑った。

まぁ、こんな感じ。

今回は、CRCを倒すという目標が最初から明確で、そのための総力戦を展開するということで、プロットが単純だった分、各キャラの役割分担がクリアで読みやすかったのかもしれないけれど。

でも、まぁ、とにかくそれだけ。

「神浄の討魔」のドラゴンについては、一応、本当の一大事の時しか呼び出さないようだけど、だからといって、こいつの秘密?に迫るわけでもなさそうなので、まぁ、だから上条ちゃんに新しい追加兵装が出来たくらいの位置付けでいいのだろうし、作者もそこはもう突っ込まないんだろうな、と思った。

ということで、とにかく、ただただ続けることだけが目的になったゴールなき物語であることが明確になった。

なので、これはもう、時々、気になったら読むくらいでいいのだろうし、そうでなければ無視して、なかったことにしてもいい類のものになったと思えばよい。

ていうか、電撃って、完全にもう守りの姿勢に入ってるから、そこから面白いものなんか出ないんだな、って痛感した。

継続は力なり、だけがどうやら真理らしいw
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