BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

甲鉄城のカバネリ 第11話 『燃える命』 感想

2016-06-24 16:44:46 | Weblog
気づけばあっという間に来週で最終回。

・・・なのだが、しかしなー、
どうしてこうなったー!!!

ビバが出てきてからの失速ぶりがひどすぎる。
最終回でよっぽどのことがない限り、ギルクラ並の駄作認定は間違いなし。

なんだかなぁー。

まぁさ、ビバが私怨で行動しているのはナンセンスだけど、仕方ないから、ああ、そうなのね、と受け入れておくにしても、しかし、あんな、

「パパが僕のことちゃんとあつかってくれなかったら、僕ちゃん、パパに仕返しして殺しちゃうんだもんね!」

みたいな小学生みたいな脳みそしか持たない奴に、どうしてあんなに忠実な部下が付いているのか、それが全く理解できない。

個人が個人の範囲で恨みをはらす、ってのなら、理解は可能。
まぁ、お前の好きなようにしろや、って返せるから。
だから、たとえばビバも、生駒や無名みたいに、実はカバネリで、そのカバネリの力で普段は、カバネ退治に自ら前線に出て戦っていて、味方の何人かも助けてきた、だから人望があついのだ・・・とかいう描写があれば、まだ理解できるけど。

でもさ、ビバがやってるのって、ただ命令してるだけじゃん。
まぁ、無名を助けた場面がそうだといわれればそうなのだけど、あれじゃ、流石に弱いよね。

にしてもさ、戦闘員だけでなくカバネの研究員も抱えて、それで結構な人数で旅してるわけでしょ。そんな一行だったら、多少は面従腹背のやつとか、利害があるから一緒にいる、ってやつがいてもいいじゃん。

でもそんな描写は全く無いからな―。

いやー、ビバが出てきてからぶち壊しだよ。

それにさ、なんでタクミまで死ななくちゃいけないのか、まったくわからん。

だって、今回の最後に、生駒が一応立ち直ったのって、タクミの死に報いたいってわけではなくて、第一には、無名を救いたい、なわけでしょ?

だったら、タクミ、無駄死じゃん。
いや、タクミの手の中に、生駒のお守りである、妹からもらった石があるからね、ってことだろうけど、それだって、よっぽどの意味を付けてくれないと、だよ。

たしかギルクラの中でも、終盤で幼なじみが大した意味もなく殺されて、でも、主人公がとにかく落ち込む、って場面があったけど、あれと全く同じだよね。

いやー、これ、作り手は、監督も脚本家も、ギルクラの失敗から何も学んでない、ってことだよね?

生駒が右手を失うところまで同じだしw

なんだかなぁ。
ホント、ビバが登場してからぶち壊しだよ。
無名もただの脳筋女子に成り下がったし。

ビバなんか出さすに、普通にカバネと戦ってなんとか光明を見出すって、話でいいじゃん。12話しかないんだから。

4話が終わったところで、ああ、これで一通りメインキャラの紹介が終わって、甲鉄城の面々でサバイブしていく話になるんだろうな、って期待していたのに、全くそんなことはなかった。

結局、作画がマシなだけで、脚本はダメダメの、いつものノイタミナになってしまった。

なんか、テレビ的に優等生的なシナリオにしすぎてるんじゃない?
もう少しオリジナルなら、オリジナルらしい「よどみ」を残すようにしないと、アニメを作る奴らは、ただ気持ちいい動きを描きたいだけの馬鹿ばっか、ってことになるんじゃない?まぁ、どうでもいいけどさ。

こんなんだったら、進撃の二期を作った方がよっぽどマシだったでしょ。

ホント、ビバ、いらねー。

悪ならちゃんと、悪を描いてみせろよ。

ウォーキングデッドとの類似も指摘されてるみたいだけど、あっちのほうが1万倍ぐらいマシだぞ。人間対人間の争いになっても、そこにちゃんと登場人物たちの葛藤を描いているから。

ビバなんか出さずに、フツーに、カバネと戦い続けていく話にしておけばよかったものを。

ホント、バカバカしい話になってしまったなぁ。

ついでにいえば、やっぱり生駒のCV、あまりにも下手で萎えた。
うめき声とか慟哭とか、もうすこしちゃんと表現しろよな、プロなら。
どこの美大の学園祭企画なんだよ、って気がしてきたよ。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« UQ HOLDER! 第128話 マジで... | トップ | 新約 とある魔術の禁書目録 ... »

Weblog」カテゴリの最新記事