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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

新約 とある魔術の禁書目録 第15巻 感想

2016-06-24 16:59:13 | 超電磁砲/禁書目録
今更読み終えたのだが、
うーん、やっぱり、もうどうでもいい話だなぁ。
全然面白いとは思えない。

てか、作者の自己満足の物語にしかなってないよね、もはや。

まぁ、恐ろしいのは、これ、つまんないよね、とある日思うと、そこから先はどういうふうに読んでも、何かしらアラ探しを自然としてしまうということだよね。

ということで、教訓としては、飽きられる前に、どれだけヒットしていても終わらせる。あるいは、終わりまでの道筋を示す、ってことは、コンテントのビジネスにとっては大事なんだな、ということ。

ワンピとか、ドラゴンボールみたいになったらおしまいってこと。
進撃みたいに、ちゃんと終わりまでの過程を示す。
でないと、普通に考えて、読む方は脱落するよね。

で、禁書については、もはや完全にそう。

いきなり横道から入ってしまうけど、テレビのヘヴィーオブジェクトが最後の方、割りと面白かったので、原作の方に手を出して、一応、既刊は全部読んでみたのだけど、
これがまたツマラナイ。
ヘヴィーオブジェクト(HO)については、ホント、作者はアニメスタッフに感謝すべき。

で、HOと禁書とか読んでみて、あー、そうか、って気づいたのは、結局、鎌池和馬って人は、ただのミリオタってこと。

まぁ、禁書で売りだした頃は、それなりに受けの良い中二的なことを書いたんだろうけど、でも、やりたいことはミリタリの薀蓄を開陳することね。
その点で、HOは、舞台そのものが軍隊だから、水を得た魚状態。

でも、そういうミリタリなディテールって、関心がない人間にはホント、どうでもいいことなんだよね。だから、アニメが良かったのは、ドンパチやってるところを気持ちよく絵にすることができたから。
あれ、文章で読んでも全然面白くないし、無駄にページ数ばかり稼がれるので、ページ単価でとりあえず短編連載とか書く作家にとってはオイシイかもしれないけど、読む方はなんだかなー、って感じ。

HOだと、クウェンサーが技術オタクで、ヘイヴィアがミリオタ、というかサバゲーオタク。

で、なんでこんなHOのことから書いてるかというと、ここのところの禁書って、要するにテロのことを書いてるんだな、ってことに、HOを読んでたら気づいたから。

つまり、HOは戦争、禁書はテロ。
どっちにしても、なんか近未来の軍事技術っぽいことがネタになってる。

特に、ここのところの鎌池和馬連続刊行!という流れになってからは、ネタや構成的には使い回ししているものがいくつか見られた。
だから、禁書のあの僧正編みたいなマジでくだらない話が、恥ずかしげもなくかけちゃうんだ、と思ったもの。

で、この場合のポイントは、そうした他のシリーズで書いたミリタリっぽいネタが被ってもそれほどおかしくないようにするためには、毎回毎回、新キャラを投入してくるってこと。

で、結局、そうして馬鹿みたいに増えてきたサブキャラたちを全く活かせない。

特に、前巻感想でも書いたけど、上里勢力ってのは、ホント蛇足。

てかさ、右手切られたら、能力の他者への移転可能、って、随分安い能力だよね。
つくづく迂遠だなぁ、と思うのは、その上里の能力の本気の「凡庸さ」を表現することで、上条さんの右手の奥にある「何か」こそが、マジモンでやばいものである、だから、上条と上里の間には天と地ほどの差があるんだよ、ってところ。

でもさ、それ上条さんの右手の奥はやっぱすげぇ!ってことを言ってるだけで、しかも、単なる確認なんだよね。

何が言いたいかというと、とっとと話を進ませろよ!ってこと。

ホント、禁書目録は、もうオワコン。
くだらないなぁ。
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