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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

織田信奈の野望 第12話 『天下布武』

2012-09-27 20:55:07 | Weblog
一応最終回。
で、その最終回としては、ちょっと惜しかったかな。

というのも、最後の方は、信奈の一党が、サルをはじめとしてバラバラになってしまって、そのせいか、話の流れもバラバラになってしまったところがね。

もちろん、物語としては仕方のない展開なのだけど、でも、この物語、信奈が主人公と思っている人、どれだけいたのかな、と思って。

実質的な主人公はサルで、サルを中心に信奈とその家臣、そして、サルの従者(半兵衛やねねたち)がいる、という感じだと思っていたから、サルと信奈を分断すると、他のキャラもバラバラになってしまって、なんというか、面白みに欠ける。

いや、これが8話とか9話とかならいいのだけど、最終回だとねー。
最終回は、やっぱり、信奈一党が集結して事にあたる、という姿を見たかったな、と思って。

よくわからないけど、あの「おじゃる近衛?」とかにあんなに芝居の時間を割く必要があったのかなぁー、って。あと、あの仮面のおっさんwとか。

一応、信奈がサルと死別してしまい、悲恋の可能性も匂わせて、、、というのはわかるのだけど、だったら、最低限、サルが信奈の危機に駆けつける、という構成にして欲しかったなあ。

信奈が近衛を倒したところで、ドカーンとやってこられてもねぇ。

うーん、だから、結局、このお話、どこに焦点があたってるのか、今一つはっきりしなかったのが、惜しいかな。

なんか、十兵衛もサルを狙う気満々になってるしw

もちろん、サルにはそれなりの魅力があるように描かれているけどね。

だけど、時々、信奈自身が呟いていたように、サルは未来からやってきた人間で、サルの狡知は、基本的に未来人が歴史を知っていることから生じているわけだから、ちょっとズルな気もするわけで。

で、もちろん、サルが勝家なみに武芸に秀でることはないのかもしれないけど、でも、歴史の知識をただ持ってるだけでは、この先は厳しい感じもするのだよね。そのあたり、原作はどうなのだろう。。。

もちろん、その志は高いけど能力が追いついてない「勇者」属性だからこそ、半兵衛ちゃんや半蔵が心配でついてくるのかもしれないけどね。もちろん、それはそれで一つの魅力だから全く問題ないし、それでも、十分面白いと思ったけど。

でも、結局、スマフォだけだからな・・・w

とはいえ、そういう、最終2話のちょっと不完全燃焼な感じを除けば、全体としては面白かった。画力のある映像は、要所要所の緊張感を伴う場面できちんと効果を出していたと思うし。

あとは、キャラが女子だけでなく男子も含めて、いきいきしていたし。

あー、そういう意味では、どことなく、モーパイ的な、気分の良さがあったんだろうなぁ。まぁ、見た目は全然違うけどw

最初は、また織田信奈なんて、とんでもない信長のパロディを作ったものだな、って、だいぶイロモノ扱いしていたのだけど、映像もストーリーもそんな印象を完全に覆してくれた。

二期があるなら楽しみにしたい。
物語としても映像としても。今回のクオリティを維持して欲しい。
いやー、絵は、ホント、ずっと丁寧なままでよかった。
まぁ、戦国モノって、歌舞伎並みに、ところどころ、見得を切るところがあって、そこをアップの止め絵的に描けるところが、他の作品とちょっと感じが異なるところだよね。

ということで、二期、よろしく!

あ、でも、やっぱり、サルはもうちょっとパワーアップしないと駄目な気がするw
ゲームオタだけじゃ、さすがに武将を相手にできないだろう。
半兵衛ちゃんがチートだからいいのかな。。。
しかし、陰陽師って、便利な設定だよなぁw

そういえば、どうして梵天丸だけ、最後、出番がなかったのだろう。。。w
梵天丸もかくありたしなんちゃらソォォォォォドゥ! 
とか叫んで活躍して欲しかったんだけどな。あれ、面白いからw

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