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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

Unnamed Memory 第6話 『〜深淵の生まれる時〜』 感想: うーん、やっぱりテンポ、悪いなぁ。

2024-05-15 11:52:30 | Unnamed Memory
いや、もう全然キャラを動かす気はないのは、前回の、場内での対決でわかったけどさ。

だったら、せめてキャラの表情くらい、ちゃんと描こうよ。

なんかCGで作ったような止め絵で口元だけ動かして語らせるから、まんま、紙芝居にしか見えない。

かと思えば、ラナクがティナーシャの腹を裂くところは、よくある狂人の表情で押し通すし。。。

ラナクは、一応、ティナーシャのことを幼少期から妹のように扱ってきたはずだから、あんなどこかから拉致ってきた女性をいたぶるだけのような表情はしないと思うのだよね。

もう少し陰影があるというか。

そういうニュアンスを全部無視して、まるで書き割りのような狂った表情しか貼り付けない。

監督もダメだけど、作監もだめだな。

ということで、全然ダメ。


で、一応、本編で気づいたことといえば、これは後でバレる話だけど、オスカーの父であるファルサス王が、魔女であるティナーシャを追うオスカーを咎めて認めるところは、お前、自分もそうだったろう、もはや魔女に惚れるのは、ファルサス王家の男の習性だろう!って思ったよw

その口がよく言う!ってやつ。

まぁ、詳細はもう少し後にわかるけど。

しかし、6話でラナクの元に去ったティナーシャってなると、これ、やっぱり、1クールで、原作6巻の全てをカバーするのは無理な方向かな?

無理やり2クールやるつもりなのだろうか?

だったら、ちゃんと分割にして、2期目?については、スタッフの見直しもした方がいいね。

このままじゃ、あまりにひどい。

いくら原作が、ゼロ年代、下手したら90年代のファンタジー色があるからと言って、ここまで制作スタッフの解釈がひどいと、原作者も泣いちゃうでしょ。

いや、だって、今どきタイトルに真顔で「深淵」とか使っちゃうくらいなんだから。

今なら「深淵(笑)」ってなるところでしょ。

それくらい実はクラシックなんだよ、この作品は。

それもあって、正直、アニメのオスカーには全然共感できる余地がないんだよな。

彼が民のことを思って行動する描写が一切ないから。

そういう小さな事件をちゃんと拾わないと、キャラの性格って見てるものには伝わらないんだよ。

そういう配慮が制作陣に欠けているのがダメなところだよね。

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