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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

【推しの子】 第160話 『eye』 感想2:アイとルビーの「eye」は「愛」の瞳であり続けることができるのはどうして?

2024-09-12 10:29:30 | 推しの子
感想1もあります)

今回、カミキが教唆犯である自分をごまかし、アクアも同じ穴の狢だと言おうとして、説明にだした次の言葉、すなわち

「人を信じさせる説得力を持ち
 スター性と呼ぶべきカリスマを放つ・・・
 人を騙し従わせる『嘘つきの瞳』だ」

これが、結構気になってきた。

なぜなら、カミキは、彼やアクアのもつ「黒い星印」の瞳を、アイももっていたように描いている。

確かにアイは、アイドルであり続けるために、アクアとルビーの母であることを隠し続けた。

つまり、ファンに嘘を突き通すことでアイドルを続けた。

確か、アイドルの本質が「嘘つき」だ、というようなことも言っていた。

となると、最後の最後でこの物語は、清濁併せ呑むための「嘘」まで神々しいものにするのかな?とちょっと思えてきた。

ツクヨミが、黒いカラスの生まれ変わりであったのも、その象徴かな、と

一応、先ほどのカミキの「瞳」についての問いかけに対して、アクアは、

ルビーは、「聴いたものが信じれば救われるような愛の歌を」歌っていて、だからルビーの瞳は「誰かを愛したいと願う者の愛の瞳だ」

と返している。

救いや愛のためになら問題ないと。

正直、まだこのアクアの理屈が今ひとつピンとこないのだけど、でも、この「悪意ある嘘と、愛のある嘘」は違うというのは、最終的に、カミキとアイの違いにはねかえってくるのかもしれない。

アイがアクアに託したDVDのメッセージで、カミキのこともきちんと愛していたことを伝えたように。

でもそうなると、最後はやっぱり「アイ」の存在が物語を締めることになるのかなぁ。
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