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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

天国大魔境 第63話 『船山通②』 感想:これは船山通の物語に見せかけた桐子とロビンの確執の話だったね。

2024-04-25 13:17:14 | 天国大魔境
天国大魔境 第63話 『船山通②』 感想:これは船山通の物語に見せかけた桐子とロビンの確執の話だったね。

正直、ここのところ、なんで今さら船山通の物語を始めていたのかわからなかったのだけど、今回の最後でようやくわかった。

要するに、ロビンがどうして桐子に手をかけなくちゃいけなかったのか、その真相を明らかにする話だったわけだ。

正確には、当事者であるロビンがいないから、経緯でしかないのだろうけど。

少なくとも船山が知る事実が明らかになるということで。

そもそも、今の「脳は春希、身体は桐子」のキルコが誕生したのも、春希が下半身を食いちぎられたことがきっかけだったわけで、そのほぼ絶体絶命な春希の脳が桐子の頭に移植されたのはなぜ?ということが明かされる。

今回の最後のコマを見ると、桐子の身体が得られたのは、ロビンが桐子を撃って殺害したから、ということのようで、多分、その様子を船山は見かけていたのだろうな。

問題は、ロビンによる桐子の殺害が、ロビンの意志だったのか、それとも桐子の意志だったのか、ということで。

妹思いだったロビンが、妹を助けられなかった無念から、今度は弟の春希の方を救おうと思ったのかもしれないし、

逆に、桐子が春木を救いたい一心で殺害を望んだのかもしれない。

ただその場合、ロビンと桐子の二人ともが、脳移植による春木の生還方法を知っていた、ということになるから、やっぱり、ロビンの意志なのだろうな。

となると、ロビンはそれ以前に、脳移植の方法を知っていて、かつ、その施術ができる男として迫田=猿渡のことを知っていたことなるのだけど。

そのあたりの出会いの話が描かれるのかね?

そもそも、子どもの頃、瀕死の状態にあった桐子と春希を救ったのが、ロビンと船山だった、という事実が、春希を生かそうと思ったロビンにどう影響していたのか、も気になる。

で、さらにもう一段階高い視点で見れば、ここのところ、マルの過去の話からいつの間にかキルコの過去を辿る話に移っているので、このキルコ誕生秘話?みたいな話が、マルの側の物語にどう関わってくるのか、が気になる。

この感じだと、思っていた以上に、ロビンが、マル側とキルコ側の話をつなぐトリックスターだったのかな?とも思ったりして。

要するに、ようやく、物語が本筋の方に戻り始めたのかな、と思ってきている。

しかし、ロビンってそんな重要な役だったのか。

いや、まだわからんけどw

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【推しの子】 第147話 『願い』 感想: 結局、スターもまた神だから「神頼み」はできない、っていう話なのね?

2024-04-25 12:25:18 | 推しの子
え、これで第9章「映画編」は終わりなの?

いろいろあったようには思ったけど、真面目な話、次章『終劇によせて』に向けての盛大なティザーで終わってしまった感じ。

アイの殺害に至る「真実」を明かしていくのに必要な人物や設定を、一応は、当時を振り返りながら開陳していったステージ、ってところかな。

その意味では、最後にカミキヒカルがルビーの前に現れたのには意味があったと思うわけだが。

しかし、案の定、あかねはカミキヒカルにつきまとってたね。

逆に、こうなると女優殺しの常習犯であるカミキなだけに、あかねのほうが心配になってくるのだけど。。。

アイを殺害した次は、あかね?

その場合も、あかねに恨みを持っている相手にあかねを殺害させる手はずを整えてくるのだろうけどね。


それはさておき、今回の、ルビーとカミキの会話からすると、結局、アイのようなスターは神様なのだから、神が神頼みできないように、自分で何をするか決断するしかない、ってことなんだろうね。

裏返すと、何をしたにせよ、それは自分の決めたことなのだから、その責任は全部自分が負え、ってことで。

問題は、カミキ自身がそう思っているかどうかだけど。

そのあたりにアイ殺害に至った動機もあるのだろうな。

ということで、次章、どういう展開になるのかね?

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