BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

処刑少女の生きる道 第1話 『処刑人』 第2話 『迷い人』 感想: 『Darker Than Black』へのオマージュが随所に見られて懐かしいとともに、先がとても気になるw

2022-04-10 17:42:50 | 処刑少女
1話と2話をまとめてみたけど、これはかなり面白いんじゃない?

もちろんまだ序章なので、これからいろいろと細かい設定話やキャラのバックストーリーとかが小出しにされつつ明らかになっていくのだろうし、その分、だんだん体感時間が鈍くなっていくかもしれないのだけれど。

でも、とりあえず、1話と2話のつかみはいいと思うよ。

タイトルどおり、

1話で、メノウの紹介を通じて、処刑人とはなにか、を示して

2話で、アカリの紹介を通じて、迷い人がどのような存在か、を示している。

基本に則った対比的な主人公キャラ2人の紹介で。

同時に、かき回し役になるであろう主要なバイプレーヤーとして

モモ
アーシュナ王女
オーウェル大司教
フレア導師

の4人もさらっと紹介しているのだから。

いや、この流れは結構、うまいと思うよ。

それに、あとは、この世界の基本設定である「魔導」や「導力」についても、きちんとキャラに簡単に説明させているし。

まぁ、1話で召喚された少年が殺害されるというのはちょっとショックだし、

その彼が、作中でも、処刑人の目をそらすために、本命?の召喚者であるアカリとともに召喚されたデコイ的存在だった、というのも、なるほどね~、とは思う。

なろうや異世界ものの逆張り、とかいわれているみたいだけど、単純に、異世界召喚ものが一通りやり尽くされてしまって、その分、読者の方にも「ああ、あれか」というレファランスが十分ストックされた状況だからこそできた「逆張り」だとは思う。

なので、成功は、ひとえにタイミングが良かった、なんだろうな。

一応、『Darker Than Black』が雛形にあるみたいだけれど、DTBにしても、ヒーローものが飽和してきたところででてきたアンチ・ヒーローものだったしね。

『Blood C』とかもあの頃じゃなかったっけ?

そういう意味で、ジャンルの成熟から生じるアンチ・ヒーローものの亜種のひとつなんだろうね。

なので、そうした「驚きの逆張り」に一通り読者や視聴者が慣れてしまったところからが作者の腕の見せ所だろうな。

そういう意味では、メノウがアカリを連れ回す姿は、そのまま、DTBで黒(ヘイ)が銀を連れ回していた姿と並行的すぎるのが、ちょっと気になる。

DTBの公式wに従うなら、銀を黒が庇護しながら逃避行しなければならなくなる理由を探ることが、そのまま黒たちDTBの世界の謎の秘密に迫ることにつながっていたから、アカリとの逃避行を通じてメノウは世界の謎に迫るのだろうな。

あと、黒自身も自分の能力の由来や源泉に行き当たっていたので、同様に、メノウも自分の由来に気づくのだろうね。

もっとも、第1話の冒頭で、メノウ自身、日本の女子高生?がこの世界に召喚されたものであることを匂わせているので、

メノウ自身が、その曖昧な、消去された記憶を取り戻す過程が描かれたあと、

メノウにも、日本からの召喚者である以上、彼女特有の「概念」に気づくことになるんじゃないの?

そして、それが、アカリのもつ「回帰」の概念と対になる、あるいは、対消滅の対象になるような概念じゃないのかな、とも思ったり。

そういう意味では、殺そうとした人物がメノウだったからアカリは生き返ってしまって、メノウ以外の人が殺していたら、実は普通に死んでいたんじゃないのかな、とも思ってしまうw

そこも盛大なミスリーディングだったんじゃないかな、って。

まぁ、DTBの公式に従えば、そういう「ちょっとした初期条件のズレ」がもっともらしく仕込まれていても全然驚かないw


ともあれ、こんな具合にあれこれ先の展開を想像できるのは面白いので、これは続きが楽しみだな。

ただ、そんな風にあれこれ仕込まれていると、多分、これ、1クールでは肝心な「中締め」的なところにすらたどり着けないような気がするので、最低でも2クールはやってほしいところ。

でも、それくらいの中身はあるように思えたけど、どうだろう?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

可愛いだけじゃない式守さん 第1話 『僕の彼女はとてもかわいい』 感想

2022-04-10 16:11:28 | Weblog
とてもいい感じの第1話だったから、普通に続きが楽しみ、と思ったら、これ、動画工房がコロナのホットスポットになったから、次回以降は未定なの?

もったいないなぁ。

同じコロナにやられるなら、あと1週間早ければ、そもそも全話延期で済んだのかもれしれないけれど。

第1話はやったけど、それ以降は中止、ってシャレにならないよなぁ。

てか、そんなことばかりがバズってしまったら、作者も泣いちゃうだろうな。

ホント、もったいない。

式守さんがかっこいい、というのはわかるけど、これ、どう見ても、Fateとかで、サーヴァントに叩かせているマスターポジションだよなぁ。

ゲームフォーマットでサーヴァントや式神を使役するのを、同じ同級生の間にあてはめてラブコメにした感じなんだろうな。

そこは新しいのか、新しくないのか、ちょっと微妙だけどw

とまれ、面白そうなので、続きがどうなるかわからないのは、本当にもったいない。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SPY×FAMILY 第1話 『オペレーション〈梟〉』 感想

2022-04-10 07:54:49 | SPY×FAMILY
なんかやたらと前評判がよかった!

・・・というよりも、やたらと推しが強かったので、まずは見てみたのだが。

とりあえず、もう2話くらい見ないとわからないかな。

次回、ニセ母になるヨル?が登場するみたいだから。

ロイドとアーニャだけでは、うーん、割とよくある設定じゃん?くらいにしか思わなかった。

アーニャが読心能力があるエスパーというのが、良くも悪くも物語の鍵になるのだろうけど。

ロイド、ヨル、アーニャ、の偽装家族が成立して、

その上で、3人を巻き込んだ面白い事件が発生して、

その事件を3人がそれぞれの能力を使って解決にあたり、

その過程で家族の絆が深まる、

・・・という展開が、面白おかしく、かつ、涙腺を刺激する形で起こってくれるものと信じているけどねw

とにかく、鬼滅に続く、とか、呪術に続く、とか、売り込みが先行しているので、それに応えるだけの内容であることには期待したいのだけど。

で、その場合、やっぱりさっきも書いたように、アーニャの能力、あるいは、アーニャの出自が、お話の幹になるのだろうなあ、と。

脛に傷を持つ3人、のようだから、ロイドとヨルのバックストーリーもそれぞれやるのだろうけどねw

あとは、魅力的な、彼ら3人の支援者が周りにうまく集まってくるのかどうか。


とまれ、一通りキャラが出揃うまでを、どれだけテンポよく進められるかにかかっているのだろうなぁ。。。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする