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酔生夢死の日録

ド素人が好き勝手に語る妄言です

必死さに欠ける井端に怒る

2011年09月18日 | 野球
今日、中日は巨人に0-4で完敗した。

2安打の貧打ぶりを発揮して、これで今シーズン20回目の完封負けだ。

しかしそれはまあ仕方ないことだ。

でも私が腹を立てたのは、別のところにある。


8回裏巨人の攻撃で、阿部が打ったホームラン性の当たりを巡って、

審判団がビデオ判定をしている間のことだった。

2塁手の井端は2塁まで到達していた阿部と何やらニヤニヤ話していたのだ。


6回まで0-0で来た試合は、7回裏に阿部とフィールズのホームランで

0-3とリードされた。

そして8回裏2死1塁の場面で阿部の打席を迎えて、問題のホームラン性の

当たりが飛び出した。

仮にホームランではないという判定が出ても、1塁走者は既にホームイン

している。

従って0-4である。


問題の会話に到る状況は知る由もないが、阿部に話し掛けられて来て

井端はそれに応じただけなのかもしれない。

しかしあの状況の中で、相手チームの選手とニヤ付いて話しているのは、

私には腹が立った。

ことさら目くじらを立てるほどの話ではないことは私自身承知はしている。

だが敢えて野暮なことを言わせてもらえば、井端には勝つことへの執念・

必死さが足りないと思う。


さて、ここで話は趣を代える。


知らない人もいるかもしれないが、実は試合中に相手チームの選手と談笑する

ことは規則で禁止されているのだ。

しかし言うまでもなく、こんな光景はしょっちゅう目にする光景だ。

そして今春、大相撲の八百長問題の余波を気にする野球関係者の指摘で

この「談笑禁止」を改めて徹底するよう通達が出されたのだ。

3/1のサンスポ

ところがこんな通達は守られず、塁上で会話している姿は相も変わらない。

今となっては、この通達自体の本気度が疑われるというものだ。

改善されないからと言って、再度通達が出されたという話は聞かない。

要するに大相撲の八百長問題がプロ野球に飛び火して来ると困るので、

予防線を張って置いたということなのだろう。


私は別に、会話自体を禁じることを求めようとは思わない。

但し、その問題とは別にああいう状況でのニヤ付いた顔は二度と見たくないと

思うだけだ。












自信過剰で誤審過多の良川審判

2011年09月17日 | 野球
別に腹を立てたわけではない。

ただ力が抜けただけだ。


昨日のソフトバンクx日本ハム戦。

8回表、中田翔の打球はセンターのフェンス際まで飛んだ。

それをセンターの城所がジャンプしてキャッチして、その後フェンスにぶつかる。

ところが2塁塁審の良川は、これをフェンスに当たったボールを捕球した

と判断して、(打者走者が2塁に到達していた為に)2塁打と判定した。

当然ソフトバンク側は抗議するが受け入れられない。

私はJ・SPORTSの「野球好きニュース」で確認してみたのだが、

城所は直接キャッチしていて何の問題もなく、当然アウトの判定にしなくては

ならないところだ。

(Youtubeに投稿されていた映像は、少々分りにくい点がある)


凄まじかったのは、ソフトバンクファンのツイッターである。

良川塁審に対する罵詈雑言の数々。

その中に「またやらかしたのか」というものがいくつかあり、

気になって調べてみた。

Wiki)

そうか、昨年あの「自信を持って判定したのでビデオ判定は行わない。」の

発言で、その自信過剰ぶりが話題になったあの審判か。

(当時の当ブログ 9/209/21

まさに”誤審のデパート”と言いたくなるような審判である。

今回彼は「(打球が)フェンスに当たった音が明らかだった」と言っている。

スポニチ

でもこれは自ら墓穴を掘っているようなものではないか。

第一あの歓声の中で音が聞こえるものかという点もそうだが、これでは

そもそも良く見ていなかったことを自白しているに等しい。


しかしそれにしても、同じ審判がこうも疑惑の判定をしていても

何事もなかったかのごとく、審判を続けられるという日本野球機構(NPB)

とは一体どういう組織なのだろう。

しかも彼は昨年9月に2日続けて疑惑判定をしたのにもかかわらず、

何と昨年の日本シリーズの審判に選ばれているのだ。(初出場)


私はかねてから、審判に対するNPBの姿勢に苦言を呈して来た。

内部では何らかの処置をしているのかもしれないが、外部からは

何もしていないようにしか見えない。

審判の判定を査定・評価する機関を設けるべきなのは以前指摘したとおりだ。

臭いものには蓋をするというような閉鎖的な姿勢では、プロ野球界もいずれ

大相撲のように衰退してしまう危険をはらんでいると言えるだろう。

今春、大震災の影響を考慮して開幕時期を変更するにあたって騒動が起きた時の、

コミッショナー(NPBの最高責任者)の軟弱な態度を見れば、

多くを望むのは到底無理なことだと思われる。


























落合監督はなぜファンに礼をしないのか

2011年09月13日 | 野球
先日テレビでスポーツニュースを見ていた時のことだった。

東京ドームでの試合に勝った後、巨人の原監督が選手たちと一緒になって

観客に向かって礼をしていたシーンがチラッと映っていた。

私は思わず目を見張った。

しかし、私はなぜそんなことに注目したのか。


ホームゲームで勝った時に、試合終了後にそのチームの選手全員がライン際に

並んで観客に礼をするというのは、どのチームでもしていることではないか

と思われる。

(私は中日ファンなので中日が勝った時以外は、終了後すぐチャンネルを

変えるので、他球団のことは分らない。)


原監督が選手と一緒になって観客に礼をしている姿を見て私が注目したのは、

中日の落合監督はそういうことをしないからである。


私はこのことに対してかねてから不満に思って来た。

なぜ選手と一緒になって礼をしないのだろうかと。

恐らくはその必要を感じていないからだろう、と私には推測される。

試合後のマスコミへの無愛想な対応の改善も含めて、改めて落合監督の猛省を

促したい。

9/5の当ブログも参照してください)










落合監督のファンサービスに猛省を促す

2011年09月05日 | 野球
落合監督のファン無視という悪癖は未だに直っていないようだ。

落合監督は昨日試合後にこう発言したそうだ。

「何か言わなきゃいけないようなゲームか」(スポニチ

直らないのも無理はない、元々彼は反省などしていないのだから。


一般的に言って、「我が道を行く」タイプの人が陥りやすい失敗は何か。

それは歴然としている。

他人の意見を聞かないことである。

「自分はこの方法でやって来た。だから・・・。」

これで墓穴を掘った人の数は枚挙に暇がないだろう。

一般的に言って、時代の状況の変化を察知できない人ほど自説に拘る傾向がある。

それは単に、自らの華やかし頃の”昔の自分”が忘れられない

からだろうと思える。

しかしながら、そこには新たな知見など期待すべくもない。

そこにあるのは”昔のまま”である。

言うまでもないが、誰しも「変える=変わる」ことは結構勇気のいることだ。


冒頭の問題に戻ろう。

負けた試合とはいえ、監督が「何か言わなきゃいけないようなゲームか」

というような言い草が許されるのだろうか。

少なくとも私の感覚では、これはありえない発言である。

私に言わせてもらえば、監督はいかなる場合でもコメントをすべきなのである。

時々見かける「コメント拒否」など論外である。

それは単にガキ(幼児)のダダ(行動拒否)と同断である。

監督は試合の最高責任者なのだから「コメント拒否」などありえないはずだ。

落合監督はしばしばダダをこねるが、そんなことは許されないことを知るべき

である。


元々プロ野球というものは、ファンに依拠した興行

(まさに「お客様は神様」)なのだから、これは常識以前の問題だと

私は思うのだが、このことを真に理解している人は意外に少ないように

思われる。


これまでも度々指摘して来たように、落合監督のファン対応は極めてひどい。

彼からはファンに対する敬意が全く感じられない。

しかしこれは試合以前の問題である。

言ってみれば落合監督の個人的問題だ。


彼は以前「勝つことが最大のファンサービス」と言った。

そのこと自体には私も何の異論もない。

しかし「勝つことが最大のファンサービス」は分るのだが、ファンとしては

”次善のサービス”をも求めているのだ。

それは故障中の選手の情報などだが、情報公開には制限があることは

十分分っているが、ファンの心理も少しは分って欲しいと思うのだ。


要するに、もう少し(勝つこと以外でも)ファンに対してサービスして欲しい

とファンは思っているということだ。

(そういう意味では、私は落合監督は怠慢だと思っている)

「勝つことが最大のファンサービス」という言葉は、別に改めて

ファンサービスをしなくてもいい、という言い訳のようにも

聞こえなくもないし、解釈自由である。













































優勝争いを巡る諸説(引き分け数・負け数・残り試合の影響)について

2011年09月01日 | 野球
最近一部で「ヤクルトは引き分け数が多いから有利」という説が出ているようだ。

またヤクルトの負け数の少なさを指摘する人もあるようだ。


私は一年程前に「阪神は残り試合が多いから有利」という説が野球解説者から

続出して、いささかウンザリさせられたことを思い出す。


ここで今更ながら、優勝争いに関する勝率の問題に触れたいと思う。

言うまでもないことだが、プロ野球の優勝は勝率の高さによって決まる。

そしてその勝率は、勝ち数÷(勝ち数+負け数)で計算される。

この計算式から分るように、引き分けは勝率には直接関係ない。

しかし引き分けは間接的には勝率計算に影響を与える。

なぜなら、計算式の分母の「勝ち数+負け数」の部分に大きな影響を及ぼす

からである。


プロ野球は全部で144試合行う。

引き分け再試合は行なわないので、「勝ち数+負け数+引き分け数」=144

である。

これは、「勝ち数+負け数」=「144-引き分け数」ということでもある。

従って、引き分けが多くなれば、勝率計算式の分母は小さくなる。

(分母は通常1試合に付き1つ増えるが、引き分けでは増えないから、

分母の最大値が小さくなる)


よく取り上げられる極端な例をあげてみる。

  Aチーム 1勝0敗143引き分け

  Bチーム 143勝1敗


  勝率は,Aチーム 1÷(1+0)=1.000

      Bチーム 143÷(143+1)=0.993

になるから、1勝でも負けなしで勝率10割のAチームが、

143勝しても勝率は9割9分3厘のBチームを上回ることになる。


従って冒頭の「ヤクルトは引き分けが多いから有利」という説は、

今後の1勝の持つ意味合いが、引き分けの少ない他チームより大きいという

意味においては正しいと言えると思う。


簡単な2つの例で見てみよう。

 ① 1勝1敗8引き分けのチームが、次の試合に勝ち2勝1敗8引き分け

になった場合の勝率は、  

   1÷(1+1)=0.5 が ⇒ 2÷(2+1)=0.666


 ② 5勝5敗のチームが、次の試合に勝ち6勝5敗になった場合の勝率は、

   5÷(5+5)=0.5が ⇒6÷(6+5)=0.545


同じ1勝でも勝率に与える影響は全く違う。




(話が長くなりそうなので、続きは後日とさせて頂く)


(9/20追記)

一部に不正確な表現があったので改めました。尚、数値は変えていません。

プロ野球審判の呆れた態度

2011年07月06日 | 野球
まずはこちらの報道から。

要するに、7/3のTBS「サンデー・モーニング」でゲストの中畑清氏が、

審判への暴力行為で退場になった広島・野村監督に、

「チームの士気を高める行為だ」として「アッパレ」(この番組で人気の

スポーツコーナーでの賛否の評価の言葉の一つで褒め言葉。

反対の評価は「喝」)と言ったことに対して、「暴力容認は許せない」として

TBSに厳重注意するように日本野球機構に要請したというものだ。


さすがにこれには呆れた。

私は問題の試合をテレビで見ていたが、あれは誰が見ても完全に誤審。


誤審そのものはある程度止むを得ない部分もあるが、あの場面では

審判の見る位置が1塁手の背後からという不適切さがあった。

(あの位置では捕球した瞬間は見えないのではないか)


しかし暴力が肯定されてはいけないのは言うまでもない。

中畑氏は元々”体育会系”の象徴のような人だから、私も好きではない。

露骨な言い方をすれば、”単純馬鹿”である。


だが私が呆れたのは、審判員たちのまるで公務員労組のような身の程知らずの

要請に対してである。

誤審に対する謝罪はおろか、事の発端となった判定についての言及すらない

というこの頬被り姿勢に私は腹が立った。


また、暴行を働いた野村監督には出場停止処分2日を決めた日本野球機構が、

あの判定を下した審判員に対して何らかの対応をとったという話は

残念ながら伝わって来ない。

審判の誤審及びそれに関わる改善策については、昨年秋に当ブログで述べた。

要は、審判の判定を審査・査定する部署を設けるべきなのだ。

サッカーのワールドカップではそういう組織があるそうだから、

単にプロ野球が遅れているというか、怠慢なだけだ。

























大人になれない落合監督

2011年07月04日 | 野球
過去のことも調べずに、不正確な物言いをさせてもらうが、

久しぶりに落合監督に腹が立った。


オールスターの監督推薦の選手が発表された今日、両チームの監督の

記者会見が行なわれるはずだったのに、落合監督は出席しなかったという。

現時点では欠席の理由も報じられていない。

冒頭で断ったように、過去にも欠席したことがあるのかは私には分らない。


ところでオールスターは「ファン感謝」及び「プロ野球人気向上」の意味合い

が込められたイベントだと私は理解している。

(尤もこれは表向きの説明であり、実際には選手の年金基金の財源確保の為

のようだ)

しかしいずれにしても、ファンサービスの色彩の濃いイベントであることは、

間違いないだろう。


私の落合監督に対する不快感の理由はここに起因する。

ファンサービスで行なわれるオールスターに関する記者会見、

そしてこれを欠席するセリーグ代表監督。


欠席する理由は不明ながら、出席する意思があっての止むを得ぬ欠席ならば、

その理由を明らかにしているだろう。

結局彼は記者会見に出たくなかったのだと推測されても仕方がない。


ここで翻って考えてみれば、「勝つことが最大のファンサービス」と考える

落合監督にとって、オールスターに対するモチベーションは高くない

と想像できる。


しかしこの程度のファンサービス(記者会見)も彼は拒否したいのだろうか。

これでは彼は、いつまでたっても成熟出来ないただの「ワガママ坊や」

にすぎないのではないか。

もう一度原点に還って、プロ野球という興行にとってのファンというものの

存在について考え直してもらいたいものだ。


最後に本稿の論旨からは外れるが、落合監督が監督推薦で岩瀬を選び、

ネルソンを外した選考には納得がいかない。























岩瀬の心情を考えてみる

2011年07月03日 | 野球
実に難しい問題だ。

今日の巨人X中日。

試合は中日が伊藤準規の好投もあって快勝したが、

問題は9回裏に起きた。


8回裏に伊藤が坂本に打たれて2点を失い、巨人2-6中日となった場面で

登場して抑えた浅尾が、9回裏にも続投して連続三振で2アウトを取った。

4点差で2アウトランナーなしだから何の問題もないと思われた。


ところがここでピッチャーが浅尾から岩瀬に交代となる。

一昨日の試合で話題を呼んだ岩瀬→浅尾という交代の逆である。(当ブログ


この交代について、解説の山本浩二さんは落合監督による岩瀬への配慮を

口にしていた。

まぁ、誰が見てもこれは想像の付くところである。


ところが私にはふと気になったことがあった。

それは9回裏の始めから交代するのならともかく、2アウトを取って

あと1つというところでの交代。

これでは却って岩瀬に対して失礼ではないかという懸念を私は抱いた。

ましてやセーブの付かない場面での交代だ。

(通常、岩瀬はセーブの付かない場面での登場は殆どないはずだ)

いかにも一昨日の交代の埋め合わせのような起用法。


実際岩瀬は、一昨日の交代に関してこう言っていた。

「代えられて嬉しい選手はいない」

またベンチに下がった後の岩瀬の呆然としたあの表情。

岩瀬にとっては辛い1日であっただろうことは想像に難くない。


尤も、浅尾にしたところで8回は1人に投げただけの上に、

9回の打者は先頭も2人目も右だったし、3人目は左ということも多少は

関係しているかもしれない。

(落合監督は、投手と打者の右・左の組み合わせに結構こだわる人だ)


結局、岩瀬は難なくアウトを取って試合終了。

これが選手の世代交代の過渡期の難しさなのだろう。


そう言えば、今日の中日のスタメンは凄まじいものだった。

①大島 ②岩崎達 ③森野 ④和田 ⑤平田 ⑥小池 ⑦水田 ⑧小田

⑨伊藤

私はスタメンを見た時、相手投手が澤村でこちらが伊藤ということも

加味すると、とても勝てないと思ったものだ。

これでは2軍とまではいかなくても、”1・8軍”くらいのメンバー

ではないか。

でもこれでも、勝つ時は勝つのだから野球は分らないものだ。






























岩瀬から浅尾に交代!!

2011年07月01日 | 野球
今日の巨人x中日、9回裏に驚くべきことが起きた。

まさかまさかのことだった。

巨人2-1中日で迎えた9回表に、中日が4点を入れて2-5と逆転した。

9回裏は最初から岩瀬の登板。

ここまではごく普通の展開だ。

その岩瀬が2塁打と四球で2アウト1・2塁。

ここでホームランを打たれると同点だからピンチではある。

そしてバッターは坂本。


ここで落合監督がマウンドに。

岩瀬と話している。

これ自体珍しいことだが(マウンドには森コーチが行くのが殆ど)、

結果は交代。

いくらなんでも2アウトで3点差の場面で、岩瀬が1安打1四球くらいで

交代などと言うことは常識的にはありえない。


ここで出て来るのは当然浅尾。

どちらかと言うとこれまで投手交代の遅さが指摘されて来た落合監督が、

誰もがあっと驚くすばやい判断。

これにはもちろん、打者・坂本との相性の問題が大きかったことと思う。

(これまでノーヒットに抑えていた浅尾に比べ、岩瀬は結構打たれていた

ようだ)

7月に入り落合監督が”臨戦態勢”に入ったかとも思ったが、

いくらなんでもこの時期にそれはないだろう。


それよりも何よりも、最大の問題が発生してしまった。

言うまでもなくそれは、岩瀬→浅尾という交代の順番である。

中日ファンの集まるツイッターでは、早くも「時代の変化」を語る人も

いたくらいである。

この交代にはファンも驚いたが、一番驚いたのは無論岩瀬本人だろう。

だからこそ落合監督自身がマウンドに出向いて、岩瀬に話をしたのだと思われ

る。


結局いつかは来ると思われていたことが、ついに来てしまったと

いうことなのか。

いや何もまだ、そこまで深刻に受け止めることはないだろう。

ただ、変化の始まりであることは言うまでもない。

岩瀬本人はもちろんのこと、岩瀬ファンにも少々苦い思いのした一日

であったことだろう。































中日・まさかのスクイズ

2011年06月25日 | 野球
まさかのスクイズだった。

荒木のタイムリーで2点を追加して3-1とリードした中日の7回表1アウト3塁の

場面、広島の投手は先発の前田健太(右投げ)から青木(右投げ)に交代、

ここで中日は野本(左打ち)に代えて小池(右打ち)。


変わったピッチャーの初球。

そして小池はバントが上手い。


しかしこの場面でスクイズを予想した人はそうは多くないだろう。

第一、中日のスクイズなんて今年初めて(?)見る気がする。

(6/26 追記:スクイズは2008年4月以来らしい)

これは落合監督の好判断。

久々に感動した好采配だった。


そしてその後2アウト1・2塁の場面で、何とあの”中日最大のお荷物”とも

呼ばれるグスマン(打率1割4分台で一時2軍落ちしていたが、つい最近

1軍に上がって来たばかり。口の悪い中日ファンは「クズマン」と

呼んでいる)の打席を迎える。

広島の投手・青木は前田を引き継いでから、スクイズ、ヒット、四球で

ここで上野に交代。


しかしこれまで中日ファンからさんざん罵声を浴びせらて来たグスマンが

何とここで場外に出る3ラン・ホームランを打つのだから、世の中分らない。

これで中日の7-1.

でもグスマンは笑顔を見せない。

むしろ私はそのことに驚いた。

自らの置かれた状況の厳しさを彼も自覚しているのだろうか。


まぁ何はともあれ今日のところは、めでたしめでたし。

たまにはこういう日もないと、ストレスが溜まるばかりだからね。














監督の力量

2011年06月18日 | 野球
私が応援する中日が、またしても不甲斐ない負け方をしたので、

気分が落ち込んだままである。

若い頃には、負けるとその辺を蹴飛ばしたくなったものだが、

さすがに今ではそんな蛮勇は起きない。

余りに打てなくて苛立つことは、去年の秋のあの終盤のペナント争いで

嫌と言うほど味わって来たはずなのに、相も変わらぬこの体たらく。


唯一の救いは、セリーグの他球団も不調な為に中日はセリーグでは2位にいる

ということだ。

交流戦に限れば、中日はセリーグの球団の中では首位確定だ。

中日も決して威張れるような成績ではないのだが、他のセリーグのチームが

酷すぎるということだ。


そういう意味ではパリーグ様々である。


昔、黄金時代の阪急の上田監督が「強いチームが勝つんだ」と言っていたのを

私は未だに覚えている。

その言葉がそれほど鮮烈に響いたのだろう。

今はそれほど圧倒的に強いチームは存在しない。

(交流戦のソフトバンクは相当強かったが、長続きはしないと思う)


こういうまさに戦国時代には、言うまでもなく監督の力量が物を言う

と思う。

そういう意味では、落合監督を擁する中日は少々有利だと思っている。


間違っても、先日の阪神の親会社の株主総会で批判を浴びた真弓監督や、

一見もっともらしいが実は意味不明な言葉を連発する原監督では

難局は乗り越えられないだろう。

(原監督は”不思議な言語の国”にさまようという意味では、長嶋元監督に

似ているところがあるが、これは言うまでもなく、褒め言葉ではない)


昨年秋のあの中日、阪神、巨人のペナント争いの終盤の激しさを

思い出してみればよい。

その時点での選手の力(故障等を勘案したもの)を考えれば、

最も冷静な判断を下したと思われる落合監督が勝利を得たことには、

別段不思議はない。


私はこれまでも、落合監督のサービス精神の欠如に対しては批判して来た。

そしてその気持ちには、残念ながら殆ど変化がない。


ところで話が少々それるが、星野監督が楽天監督に就任するに当たって

述べた言葉に、「強いだけのチームではだめで、ファンに愛されるチーム

でなくてはいけない」という言葉があって、私はこれは物議を醸すかな

と思っていたのだが、なぜか世間では殆ど騒がれなかった。

これは言うまでもなく、星野監督による落合監督批判なのだが、

私はこの星野発言には賛成である。


(念のために言っておくと、一般的には私は星野監督を殆ど評価していない。

彼のやり方である強権的指導法が間違いであることは、北京五輪での選手の

萎縮振りを見れば明らかだろう。私は落合監督の方がはるかに力量がある

と思っている)
































統一球の大きな影響

2011年06月01日 | 野球
今年のプロ野球は統一球を導入することによって、予想以上に大きな変化を

もたらしたような気がする。


まず最大の変化と思われるホームランの数。(広尾晃氏のブログ「野球の記録で

話したい」
及び「ヤフー知恵袋」

まあこれは見ていてもよく分ることではあるが、去年までならスタンドに入った

と思われる球が、フェンス前で失速するのはよく見る光景である。

実際1試合あたりのホームラン数は去年と比べて半減しているチームが4チーム

(ロッテ、オリックス、巨人、広島)もある。


次に防御率。(「ヤフー知恵袋」

チーム防御率で見ると、これも歴然としている。

昨年は3.49未満のチームは1チームのみだったのに比して、

今年は5/8時点で11チームもある。

さらに投手個人の防御率では、1点台の投手がパリーグ11人、セリーグ5人も

いるから驚かされる。(5/31時点)

防御率1点台は通常なら「一流投手」と言っていいレベルだろう。

(あえて留保条件を挙げるとすれば、今年は開幕が遅く、一般的に言って

開幕直後は比較的投手有利と思われること、また、試合時間が短いことも

打たれにくいことに影響しているかもしれない)


次に打率である。

3割打者がパリーグ5人、セリーグ6人。(5/31時点)

これも多少少ない気がする。(データ確認はしていない)

「Sportiva」の記事
にもあるように、ボールが微妙に変化することが

あるようだ。

これがバットの芯を外すことにもつながっているらしい。

そのせいかどうか定かではないが、今年はバットが折れることがやたらと

多いのも確かだ。

これは私の勝手な素人考えだが、ボールが低反発の分だけバットに負荷が

掛かっているのかもしれない。


そして最後に、小笠原(巨人)、森野・和田(中日)、T岡田(オリッス)、

鉄平(楽天)等、打撃不振に陥っている選手が目立つことも特徴だ。


こうしてみると統一球の導入は、プロ野球界にかなりの影響を及ぼしている

のは間違いないだろう。



【6/4訂正】 3段落7行目の「名人」という表現が不適切と感じた為、

「一流投手」に変更しました。






変わらない落合監督のファン軽視

2010年11月28日 | 野球
落合監督が昨日のファン感謝デーに、昨年に続いて出席しなかったことが、

一部で話題を呼んでいる。

この報道には私もカチンと来た。

去年後半、マスメディアに対して「しゃべらない」と言って物議を醸した

落合監督だが、今年はその態度を改めていたので私も納得していた。

ところがまたしてもこれである。

結局彼は反省などしていないということだろう。


私はこれまでにも何回となく、当ブログで彼のプロ意識を批判して来た。

(「長嶋茂雄のサービス精神」、「落合監督のプロ意識の欠如」など)

それは要するに、プロスポーツは基本的に興行によって成り立っている

のであって、ファン軽視などもってのほかであり、まさに「お客様は神様」の

世界だということだ。

こういう根本的なことを心底理解していない人は猛省すべきである。

その業界で高収入を得て来た人ほどその恩恵を多大に受けて来たのだから、

そういう気持ちを強く持つべきなのは当然のことである。

類稀な能力を持っているから高収入が得られるというのは、事の半分

でしかない。

そういう選手を見る為に金を払う人がいてくれるからこそ、興行が成り立つ

のである。

私は興行という形態が成り立つことの”不思議”に関係者はもっと気を配る

べきだと思う。


”職人肌”という名の下に無神経な我がままを許してしまう環境は

そろそろ終わりにしてはどうだろうか。






昨日の落合采配に異議あり

2010年11月08日 | 野球
昨日の日本シリーズ第7戦の投手交代に私は大いに不満を抱いた。


まず6-3で中日3点リードの5回表から登板した河原が、前日とは別人のよう

な内容で明らかに不調で3安打を浴びて6-4とされた。

さらに2死1・3塁で金泰均に死球を与えて満塁とした場面、もう限界だと私は

思った。

鈴木と交代して欲しいと思って見ていたが、落合監督は続投させる。

そして里崎にも安打を浴びてついに同点とされてしまう。


もう一つは7-7の同点の12回表・2死2塁の場面、迎える打者はこの日2安打

している左の岡田である。

しかも浅尾は前日2回を投げて同点打を浴びている上に、昨日も9回から登板

していて既に4イニング目であり、球は高目に浮いて疲労の色は誰の目にも

明らかだった。

もしここで打たれれば勝ち越しを許す=ロッテの優勝になるわけだから

当然ここは岩瀬と交代だと思っていた。
(残り投手は、左の久本・三瀬・岩瀬、右の鈴木の4人)

しかし落合監督はここでも続投を選択する。

そして岡田に3塁打を打たれて7-8とされたところでようやく岩瀬と交代。

結局この1点が重く、ロッテの優勝が決まってしまった。


前日のように延長15回まで行くということも当然考えただろうし

残り投手との比較をして浅尾続投を決断したことは想像に難くないが

浅尾ではいかにも残酷だった。











.








落合監督の岩瀬起用の謎

2010年11月04日 | 野球
あれは不思議と言うよりも謎、いや、もはや不可解を通り越して

危険な采配だったと言うべきだろう。

昨日の日本シリーズ第4戦、4-3で中日1点リードの延長11回裏2死走者なし

の場面で、落合監督は高橋聡文に代えて岩瀬を投入した。

高橋聡文は10回裏1死満塁の場面で浅尾に変わって登板して併殺に取り、

11回も打者2人を無四球・無安打に討ち取っていた。

ここで代える理由は何もないように私には思えた。

それどころか、近況必ずしも好調とは言い難い岩瀬に代えることの方が

はるかに危険だと感じた。


私のみならず多くの人がそう思ったのではないだろうか。

実際、解説の阿波野氏も同様の意見だったと記憶している。(自信はないが)

ノムさんに到っては「落合監督は岩瀬にずいぶん気を遣っている。」とまで

言っていた。(山井の完全試合目前での交代まで引き合いに出していた。)


結局岩瀬は四球で走者を出したものの、次の打者を打ち取り事なきを得た。


だがこれは、「勝つことを最優先する野球」では決してないはずだ。

ではあの2007年の日本シリーズでの山井交代は一体何だったのか。

仮に負けた場合に、日本一が目前だった2007年の場合はシリーズの流れが逆転

してしまう恐れがあったのに対して、今年は相手に王手を許すことの違いは

あるが、私にはそれがさしたる違いには思えない。

それよりも何よりも、岩瀬の近況は極めて危ういものに見えていた。

本来なら交代の理由を知りたいところだが、

そんなものは明らかにされるはずもない。